第62話 接戦 熱線 超激戦
「名前は自分の奴以外はクラフトくんが考えてたんだ」
「逆になんでミスちゃんだけ自分で考えてたの」
「周りの名前を見たまえ、自分で考えた方がましじゃないか」
かれこれ30分は経過したが配信はまだまだ続いていた、まあ30分で終わる配信なんてなかなかないな、猫が鳴いたら終わりとかの終わり系ぐらいな気がする。
そんな翼と真琴の質問返答の裏で凪達はゲームをしていた。
1位「よっしゃああああ 私の勝ちいいいいい!! ういいいいいい雑魚が」
5位「くそぉ!!全然勝てない、ファンさん強すぎない」
2位「おかしい同じカスタマイズなのに10秒も差がある」
最下位〔もうまどろっこし、ゲームなんぞで優劣を決めるなんて、殴り合え!!〕
「ふふふ ゲームなら負けなしよ さあどこからでもかかってこんかい」
「・・・暇人なんだね」
「ああああ!! 聞こえぬな敗北者のじゃれ事など ふほほほほほ」
「なら次のゲームで負けた人は一発芸ね」
「望むところよ 今の俺は負ける気がしねぇ」
凪はやっていたレースゲームのカセットを抜くとクイズゲームのカセットを取り出し機械に入れた。
「あ ごめん 待ってそれは・・」
5分後
1位「簡単だったね」
3位「おばさんが教えてくれた所が出てよかった」
2位〔なぜでしょう、誰にも教わってないのに分かってしまった〕
最下位「ねえ 違うじゃん これはさ ねえ」
〔やはり知識こそ全て、暴力などと言う野蛮な物は必要ないのです〕
「ねえねえ小学2年生と生後1ヶ月もいってない天使に負けて恥ずかしくないの?」
「もうまどろっこし 知識なんぞで優劣を決めやがって 殴り合おう!!」
そう言うとカセットを抜きボクシングゲームのカセットを入れるとゲームを起動させ、ホノカはそのゲーム専用のグローブ型のコントローラーを着け、もう一つのグローブをピッカラが着ける。
「燃料補給だ 音速の侵略を見えてやる 光栄に思うんだな 俺の勝利の餌食になるんだ」
〔これがボクシングですか、主様どのようなルールなのでしょうか〕
「僕も詳しく知らないけど、殺したら勝ちだったかな」
〔な、なんて野蛮な〕
「違うよ殴って倒したら勝ちだよ」
〔どっちにしろ野蛮ですね〕
【レデイ ファイ】
〔おらぁ死ね!!〕
「痛った!! え うそ」
【ワン ツー スリィ ノックアウト】
「一発で終わったんだけど」
〔私の勝ち、なんで負けたか明日までに考えておいてください〕
「も もう一回 もう一回」
「その前に2回負けたよね、一発芸は?」
「え あ・・・・えーっと こ このゲームやろっか」
「逃がすな捕まえろ」
罰ゲームを誤魔化して逃げようとするホノカを全員が捕まえる。
「は ha★na☆se やめろぉ 死にたくない 死にたくない」
「あんたはここでまゆと死ぬのよ」
「なんか向こう凄い盛り上がってる」
「近所迷惑になるから静かに」
「OKほら罰ゲーム」
「何にする、ここは軽くタイキック?」
〔ならわたくしに〕
「ねえおかしいって 2Dの配信者がする罰ゲームじゃないって」
「なら2連続でやってよ、全員笑わないとダメだからね」
「鬼だ 鬼がいる え えーっと インフィニティガントレット90ページのエロス」
なんとも文章にしずらいモノマネは元ネタを全く知らない3人も自然に笑ってしまう。2Dの配信でするモノマネではないだろ画面の向こうの視聴者は何が起こってるのかわからんぞ。
「えーっと 続いて滅茶苦茶切れてる ク〇ッ〇ュ お前ら最高裁だぜぇ~」
「ふふふ」
「それ動画で見たよ、パクリ?」
〔主様、最高裁とはなんなのでしょう〕
「笑わなかったから、もう1回」
「鬼かなにか もう 気を取り直してこれやろ」
そう言いながらカセットを外し自分が勝てるレースゲームのカセットを入れ直しゲームを起動する。
「またじゃん、そんなに勝ちたいの?」
「はざけ 最終的に私が勝てばよかろうなのだ」
〔グット、なかなか面白いゲームだ〕
「さあ 行くよ」
【3 2 1 GO】
カートが一斉に飛び出しホノカが先頭に立つ、そのホノカを追うように凪と太一が並びその後ろをNPC達が追う、そのNPCの後ろで思いっきり逆走して壁に激突するピッカラ、もはや上手とか下手とかの話ではない。
1位「見ろこのドリフト 惚れ惚れするZE よしここでインド人を右に」
2位「サラマンダーよりずっと早い、一体どうすればこんなスピードが」
最下位〔おい止まれ違法バイク、ノーヘル野郎〕
1位「なんとでも言うがいい このまま1位で1週目は・・・」
最下位〔かかりましたわね そこだぁ!!!!〕
1位「ん? 前から車が」
ピッカラか逆走しながら前から来たホノカにアイテムを投げつけ、さらにそのアイテムで行動不能になってるところに突撃してホノカをコース外に叩き落とす。もはや1位になる気などない全力で邪魔しに来ている。
3位「・・・は はああああああ!! おいずるだろ今の」
1位「ありがとうピッカラさん、それしか言う言葉がみつからない」
2位「よくやった」
5位「いやいやいや 無しでしょそれは」
論外〔最終的にあなたを勝たせなければそれでいいのです〕
7位「この・・卑怯者め そんなんで勝って嬉しいか!!」
ホノカは急いでバイクを走らせ難関とも言われるショットカットを成功させNPC達を抜き3位に躍り出る。
1位「はや、噓でしょもう戻って来た」
3位「何度でもよみがえるさ 頂点に立つ者は常に1人この私だ!!」
2位「下がれ、お前は下で僕が上だ」
3位「お前が下だ エボリューター」
ホノカはアイテムを太一に投げつけ行動不能になっている間に追い抜かす。
2位「ハハハハハ(アイテム命中で上機嫌) やはりいい生まれ故郷はついている」
3位「くそっ、抜かされた」
1位「ヤバイ来てる・・・ん?あ、ニヤリ」
凪は何かに気づき速度を落としホノカに抜かさせる、その抜かしたタイミングでピッカラが1位の人間に確実に当たるアイテムを投げ先頭に居たホノカに命中。
1位「ひゃああああああああああ(アイテム命中) ア"ァ"ァ"ア"ア"ア"!!!!!(背後の殺気) あ”あ”あ”あ”あ”(無敵になった凪の突撃) ふう(行動不能が終わる) あ”あ”あ”あ”あ”(太一のアイテム命中) あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”(NPCに突撃されて場外に落ちる)」
2位「よし、これで問題なし」
7位「ば ばかな 帝王はこの私だ依然変わりなく」
1位「落ちたものだな」
7位「まだだまだ終わって お”っ(NPCに激突され壁に激突) 33-4になるまで諦めないこれが私のサッカーだあ”あ”あ”あ”あ”(加速アイテムで加速) お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”(加速で4人抜き) お”お”お”おぉぉ(加速終了)」
1位「サッカー関係あった」
論外〔そろそろ、来た〕
3位「させるか くらえ!!」
妨害する気で待っているピッカラにアイテムを投げつけ突き飛ばし2週目が終わり最終ラウンドに入る、3週目に入り順位は凪と太一の白熱の1位争いが勃発、その2人からかなり離れた所ではホノカとNPC達による3位争いが勃発、3位~11位までがそこに集まっているためアイテムを使っての足の引っ張り合いが激しい。
ピッカラはもはや論外ほかっておこう。
3位「全然前に出れない こうなったら うおおおおおお(難所のショートカットに挑戦) わぁ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”(ショートカット失敗) オワァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”(10位まで転落) しゃ(自動操縦の加速アイテムで3人抜き)」
1位「なんだかんだで油断できないなファンさん」
2位「1位は僕のだよお姉さん」
7位「よし2人が見えた もう絶対に負けられない ここで(連続使用できる加速アイテムゲット) よしよししいししいしししいいっししししし(アイテム使用) いいよ いいよ いいよ いいいいいい(5位)」
凪、太一、NPC、がほぼ同じ順位と言えるほどの接戦の状態でゴールに迫る、凪はゴール前の急カーブを壁に激突するギリギリをせめ太一と距離を離す、太一とNPCは凪同様ギリギリを攻めようとしたが激突し速度を落とす、その2人を横目に凪は堂々とゴールイン。
1位「やったあああ」
太一はNPCより先にゴールし、その後にNPCが3位でゴールイン、2人からかなり離れた距離に居たホノカだがゴール前の子テクが必要なショートカットを成功させ2人がゴールした5秒後にゴールし順位は4位、その後他のNPCがゴールし当たり前だがピッカラは最下位。
最下位〔くっ、負けた〕
当たり前である。逆になんで勝てると思ったんだよ。
4位「ま 負けた この私が」
1位「やった1位だ」
「ん?終わった?」
「そろそろ質問交代してくれ、流石に疲れたよ」
「はーい、じゃあ私が行くね」
この回が書いてて1番楽しかった作者です。それにしてもやっと来ましたねホタルとルアンが流石に完凸はしなかったですが2万課金しました、完凸しようとしたら何万になったんだろうか。
さて、今回は盛り上がりすぎてこの小説初?多分初だと思いますが4000文字を超えました、長いですね2回に分かればよかった、そう言えばもう62話まで来ましたね、32話の後書きで書いた予定を見て貰えばわかるんですがまだ序章なんですよね、はぁ…
なぜ私はこんなに長いシナリオを考えたのでしょうか、さて前回で質問コーナーみたいな事をやってましたが物語の後半ぐらいに同じ感じで質問返答の話を出す予定ですので質問がある方は気軽にいいねして感想で送ってください。