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第61話 会えるなら

 滅茶苦茶軽いノリで始まった魔法少女とアリンのコラボ配信、いい意味でも悪い意味でも話題な魔法少女達が配信に出ていることはすぐさま拡散され10分でトレンドに入るほど盛り上がっていた、そんな盛り上がりを知らない御一行は配信を続けていた。


「今日はリーたんの家で配信中だよ」


「そう言えばアーさんはいつまでここにいるの」


「それはリアルイベントが終わるまでかな、結局リーたんは出ないの」


「私はいいかな それにもう間に合わないでしょ」


「いや全然余裕で間に合うよ、グッズ販売は間に合わないけど舞台で雑談枠ならいけるんじゃない、リーたんだし」


「ファンちゃんの雑談かぁ」


「いや出ないよ」


「なんで?べついえから配信はいしんするだけで現地げんちかなくてもいいのに?」


「その舞台だとお客さんの顔が見えて恥ずかしいし・・」


普段ふだん配信はいしんずかしくないの?」


「こ この子供さっきから地味に痛い所を・・・」


 ピカン その時ホノカに電流走る。


 何やらいい事を思いついたホノカはニヤリと気持ちの悪い笑みを浮かべる。


「なら みんなが一緒に出てくれるなら考えてもいいかな」


 ホノカは思った、よし勝ったと、流石に自分が舞台に立つなんてそんな恥ずかしいことできるわけがない、絶対に全員が出ないと言うだろう、そうなれば私も出ないで押し切ってイベント参加を断れる、ふふふ我ながら完璧な作戦、と。


 そこまでして出たくないのかイベントに


 だがホノカは知らない、他のメンバーがわりかし乗る気満々な事に、自分のその発言がイベント参加の決定打になることに。


「え、私達出ていいの、このイベントユーチューバーのイベントだけど」


「リーたんの付き添いで行けると思うよ、なんか元々入る予定だった人がスキャンダルでこれなくなってどうしようとか言ってたし」


「なら出ようかな面白そうだし」


「え」


ぼくたい」


「え・えーっと そうだミスさん! ミスさんは・・・」


「ん?別に私はいいよ、いやだとしてもみんな出るなら保護者枠で出ないといけないし」


「え」


〔あの・・わたくしもいいでしょうか〕


「・・・え なんでそんなにやる気満々なの え えーっと・・そうだグラウストとか猫太郎」


「もう諦めなよ」


往生際おうじょうぎわわるいってうんだよそれ」


「そう言えば私達アバター持ってないけどいいのかな」


「別にこのままの姿で出れば問題ないだろ」


「それもそうだね」


「え」


「・・・あ、返信きた、もしかして配信見てたかのかな」


「待って 誰からの返信」


「マネちゃんとイベント担当の人、全然問題ないってさ」


「「やったー」」


「うわぁ 最悪」


「そもそも説得出来ませんかってお願いされたしね」


「もしかして早めに来たのって まさか説得するため くそやられた外に縛っておくんだった」


「酷いこと言うねリーたん、ん?おお凄いなこれ」


 翼はスマホでのやりとりが終わりなんの気なきに作った質問箱を見てみると大量の質問が来ていた。


「滅茶苦茶質問来てる、えーっと可愛い結婚したい、ミスちゃん以外はダメだね」


「私は嫌だぞ」


「一応聞くけどミスちゃんは結婚願望とかあるの」


「あるにはあるけど、こんな見た目を好きになるやつとは結婚したくない」


「な なるほど絶対ロリコンだと」


「そんなことないよ、内面が好きな人もいるよ」


「そんなミスちゃんに色々届いてるよ、切り抜きで39歳と言われてましたが本当に39歳ですか」


「まごうことなく39歳、免許だってあるし仕事もしてる」


「メンバーのなかで2番目ばんめちいさいもんね」


「他のメンバーもそれぐらいの年齢なのでしょうか」


「やばい 1人のせいで合法ロリ集団だと思われてる」


「平均年齢19歳だけど19歳以上は1人しかいないもんね」


「私以外は中学生と小学生だから安心したまえ……いやなんの安心だこれ」


「他のメンバーと年齢が離れてますがどういう関係ですか」


「ランドくんとは父親と仕事の関係で、エボくんは大学時代の友人の子供で、マジカルくんとは・・・偶然出会った感じだね」


「へえ~、そういう感じなんだ、うわ凄い数の質問来てる」


「なんか質問コーナー始まってる」


「だったら質問きてる人が質問答えて他はゲームしよ」


「やっと出来できるの?ならぼくこれやりたい」


 凪達子供達はテレビの前に集まるとゲームを起動させる。


【大怪獣バトルファイト】


「おおおおお」


【君の怪獣を選べ】


「どれにしよう、よしバククイラスにしよ」


「なら私はセブトワイライトにしよ」



「じゃあ・・・・ぁぁぁあ」


 翼はスマホに表示された質問を見ながら声のトーンを下げる。


「どうしたの」


「いや聞いていいのか、身長のこと」


「シンプルに病気だ、小2のエボくんと7cmしか変わらないし数か月したら抜かされるだろうから気になっても仕方ないさ」


「そうなんだ、所でこんな質問あるんだけど、なんでエボくんなんですかって」


「そりゃ男だからだろ」


「だってたガチ恋勢、結構女の子だと思ってた人多いみたいだよ、かなり可愛い系だし魔法少女チームに入ってるしね、変身してない姿を見ても女の子に見えなくはないよね」


「…なんでだろうね」


「変身した姿も可愛いしね」


「本人はカッコいいと思ってるから可愛いは言わないであげてくれ」


「そうなんだ可愛いのに、あといつも連れている天使や恐竜はなんですかだって」


〔呼びました〕


「君が何者か知りたいらしいぞ」


〔………なに…もの……はぁ!!主人様わたくし何者なのでしょうか〕


「ピーちゃんはピーちゃんだよ」


「生後1ヶ月も経ってない生まれたての天使です」


「エバくんは生物を作れるの」


「さあ、いまいちよくわからないんだよね、物質操作の延長線なのか。それとも別の能力なのか」


「…なんか怖くなってきたね、なら次なんで魔法少女になったんですか」


「それは仕事の話になるから言えないかな」


「仕事って何してるの警察関係?」


「秘密さ、大人になると言えない話の方が多くなる」


「どうやって魔法少女になりましたか」


「クラフトくんと言うマスコットの妖精が居て、その妖精に選ばれたらなれる……はずなんだけどエボくんだけ違うんだ」


「どゆこと?」


「クラフトくん曰く女性だけが変身できるはずなんだけど、なぜが男性のエボくんなれてるし、そもそも変身するための契約をしてないんだよね」


「謎やね」


「うん」


「えーっと次は前に活動していた魔法少女とはどういう関係ですか、これ私も気になってた」


「私達よりも前に活動していたのはクラフトくんが集めた子達で・・・」


 真琴は口を開けてしばらくの間止まってた。


「ん?大丈夫」


「ああ、少し言葉を考えてた、彼女達とは会ったことはないし会う機会もないさ」


「そうなんだ、卒業みたいな感じ?」


「い、今は離れた所に居ると聞いたよ、卒業する前に会えたなら会いたかった…かな」





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 トントン


[入るよ]


 クラフトは病室の扉を叩き引き戸を開け中に入る、病室には目を開けたまんまベットに横たわる少女が居た、その目には生気はなくまるで死体がベットに居るみたいに衰弱していた。クラフトはその少女の横に座ると花瓶の花を変え、食べるか分からない果物を机の上に置いた。


[今日は2人の墓参りに行ったよ、何か変わると思ったんだ、今頃かもだけどもう一度会えるなら会いたいと思ってしまったよ、なんて情けない、自分で見捨てておいて]


 そう言いながらクラフトは拳を握りしめ2人しか居ない病室で涙を流した。

韓国旅行が近づいていて焦っている作者です、旅行がですね今月の最後らへんにあるんですよ、しかも3日もどうしたものか…私に残された選択肢は2つ

3日分の小説を書いておくか、それともお休みをするか、できれば後者がいい3日分もかけるわけがない。


さて今回は小説を書いてて後から気づいたことです、ムイナの能力に関してですが最初は蜘蛛男みたいに街を縦横無尽に飛び回るような能力にしようと思い引力にしました。


 物を引き寄せたり、力の方向を変えたりするんですがこれ…よくよく考えたら蜘蛛男と言うより一方通行の能力じゃねと最近気づきました……それだけです。

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