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第50話 プロジェクトの成功例

「……うぅ…シビルウォーって何巻あるの……はぁ!」


 悪夢でうなされていた凪はベッドの上で目を覚ます、ぼやけた視界で当たりを見渡すとここは自分の部屋ではなく慌てそうになったがよく見ると見覚えがある部屋で凪はここは真琴の部屋だと理解した。


 床には10本以上の酒の缶に無造作に置かれた真琴の服と天使の服が置かれていた。


「………なんか凄いデジャブ」


 布団を捲ると、そこには全裸の真琴に抱きつきながら眠っている天使の姿があった、2人とも無邪気な笑みを浮かべながら眠っていた。全裸で


 凪は心の中でこんな大人にはならないようにしようと思いながら2人を起こさないように布団から出て部屋の扉を開けた。


 真琴の仕事部屋にはハンモックで眠る太一と尻尾を巻いて眠るグラウストの上で眠る謎のタコみたいな見た目の生物が一緒に仲良くすやすやと眠っていた。


「・・・うーん」


 太一は扉を開けた音で目を覚まし目をこすりながら体を伸ばす。


「ふわぁ~・・あ、おはようございますおねえさん」


「おはよう太一くん、えーっとなんで私が真琴さんの家にいるか分かる?目が覚めたらここに居て」


ぼくもです、きたらここに」


「「ああ君達起きたのかい」「ちっ仕事が増えるぜ」「早起きなのは健康的な証拠さ」」


 キッチンから3人の声が聞こえたと思い2人はキッチンの方を向くとそこには長袖長ズボンにマフラーに手袋と言う見てるだけで汗をかきそうな格好をした1人の男がフライパンに卵とベーコンを入れ簡単な朝食を作っていた。


 前にも登場したがもう一度説明しよう、彼は二宮 顎門で大学4年生の探偵助手、複数の人格が同時に出る能力を持っている、彼が助手をする理由は色々あるが今回の話に関係ないので真琴の助手とでも思ってくれればいい。


「「初めまして俺は」「邪神の選ばれし漆黒の・」「二宮 顎門といいます以後お見知りおきを」「別に覚えなくてもいいけど」」


「え、えーっと・顎門さん?」


「「そうだぜ、しくよろ」「しばし待たれよ今メシを作っておる」」


ひさしぶり顎門あぎとにいさん」


「太一くんの知り合い?」


「うん」


「「真琴の助手をしてる人間と言えばいいかな」「助手と言うより雑用係だけどな」」


「おばさんのいえにお世話せわになるときにちょくちょくうんだ」


「そうなんだ、ところで・・いやなんでもない」


しゃべりかたはなし?」


「え、あ・・・うん、聞くのは失礼かなと思って」


「「気にするなと言う方が無理かろう」「せやね、しゃーなしよ」」


「これおにいさん能力のうりょくなんだ、多重人格たじゅうじんかくってえばいいのかな」


「「いやそれよりひどい」「1つの肉体を同時に複数の我らが使用しておる」「簡単に例えるとみんなはスマホの動画は1人で見て1人で操作する」「だが我らは四角い機械を複数人で見て」「みんなで操作する、多重人格は・・・えーっと交代交代で見てる感じかな」「酷い話だろ」」


「なんか難しそう」


「「難しいに決まってんだろ脳ミソ入ってんのかカス」「案外慣れれば簡単さ、車を運転するみたいなものさ」」


くときは1人でしゃべってるとおもわないでいろんなひとしゃべってるっておもったほうがいいよ」


「聖徳太子のスターターセットみたい、所でなんで私達ここに?」


「「まこ殿いわく、公園で遊び疲れたと聞いたぞ」「元気だね羨ましいよまったく」「しかしよく眠るねぇ君達は丸1日ぐっすり眠ってたぞ」「おなかすいてるだろほらもう少しで出来るから座ってくれ」」


 顎門はテーブルの上に日本人の理想の朝食みたいな朝食を置いた、炊き立てのご飯に味噌汁、さらにマカロニサラダにスクランブルエッグにベーコン、普通に美味しそうじゃないか見てるとお腹が空いてきそうだよ。


 ホテルの朝食バイキングみたいな少し量が多いかもしれない朝食はずっと眠っていた2人には丁度いい量で2人は美味しそうにそのご飯を食べる。


「「どうだ我の作品はおいしかろう」「まずいなんて言いやがったら殴るからな」」


「そんなわけないですよ凄い美味しいです」


「やっぱりぼくつくものとは全然違ぜんぜんちがう」


「「そりゃ能力で作った奴とは違ぇよ」「そう言えばあのモンスター君が作ったんだよね」「メシとか・・と言う家どうするんだ、流石にここでは飼えないぞ」」


「確かにお客さんに見られたら一大事だしね」


「・・・そうえばゆめなかで・・・」


「どうしたの太一くん」


 太一は箸を置きグラウスト達に手を向ける。すると太一の右手が青く光り始めた、え?なにごとと凪は箸を置く、太一はそのままグラウストに手を向けているとグラウストが青い光りを放ちながら消滅し、変わりにグラウストが描かれたカードがその場に現れた。


 そのカードはゆっくりと太一の手のひらに吸い寄せられるように手のひらに来た。


「やったできた」


「・・・え、なにそれ」


「なんかねゆめなか鉄仮面てっかめんけたひとってたんだ、こうすればった生物せいぶつはカードになってわたしった世界せかいおくられるって、ためしにやってみたけどできるんだね」


「鉄仮面って・・それ大丈夫なの」


大丈夫だいじょうぶだよ」


「「まあ事務所で飼うんじゃないなら何でもいいけど」「いやいいのか、大丈夫なのかそれ」」


 カードになったグラウストはどうなったのか、説明しないと愛護団体に怒られそうなので私が説明しよう、天国や地獄のようにこの世のルールが通じない別の次元が存在する。


 MCJJJが空間に穴を開け別の次元で魔法少女達と戦っていたが、ああ言う次元を作り出しそこにグラウストを送ったのだ。


 凄いねうん。


「…にしても真琴さんって毎回寝る時脱ぐんですか、前も脱いでたし」


「「あ〜こらこら、小学生男子の前でそう言う話はダメだ」「別にいいだろあんなチンチクリンの裸ぐらい」」


(べつ)におばさんだし()にしないよ、一緒(いっしょ)にお風呂(ふろ)(はい)ってるし」


「…え?そうなの」


「うん」


「…太一くんって今何歳だっけ」


「7歳」


「あ〜あぁ……2年生か…」


「1年生(ねんせい)(とき)(はなし)だよ、流石(さすが)(いま)は1人で(はい)れるよ」


「そっか」


「「別に真琴は寝る時に全裸になるわけじゃないぞ、酒が入ると脱ぎ始めるんだ」」


「やめたらいいのに」


「「酒を飲まないと変な時間に目が覚めるんだと」「しかも悪魔をみるとか」」


病院(びょういん)は?()かないの?」


「「なんか、負けた気がするんだって」「そもそも入院した時のトラウマで病院に行かなくないそうでしてし」」


「入院?あ、あの身長の…ですか」


「「それもあるけど」「実は認知症で入院したんだよ」」


「え、うそ」


「そうだったのおばさん、なんか全然(ぜんぜん)そんな(かん)じじゃないけど」


「大丈夫なんでそれ」


「「私もよく知らないけど…ほらマコさん剣持ってるじゃん」「剣先が鎖になるやつね」」


「ありますね、そもそもあれなんなんだろう」


「「城戸 美穂 (きど みほ)って人が悪魔避けにってくれたんだと」「実際に剣で悪魔が去ったのか緩やかに治ってだな」」


「そんな力あるんだあの剣」


「パパいわく伝説の剣らしいよ」


「なんで伝説の剣を持ってるのよ」


「「いや伝説の剣だけじゃないぞ」「えーっとあそこの棚見てみ」」


「なんかアメリカンな漫画ありますね」


「「右から翻訳本のシークレットウォーズにスーペリアシリーズ全巻」「Amazonで1万にメルカリで7万以上」」


「`。*:`( ゜д゜*)ガハッ!」


 凪は衝撃のお値段に思わず口の中のお茶を吐き出す。


 漫画6冊で8万である、なぜこんなに高いのかと言うと元々1冊4000円ぐらいすることもあるが電子書籍がなくシンプルに話として人気があるからである。


 特にスーペリアの4.5巻は通販限定である、ちなみに作者は古本屋で1.2巻を1万で買ってた、流石に4.5巻は持っていない模様哀れ哀れ。


「「他にもボルメテウス20thSPレアにサチコE…」」


「なんか怖くなっていた」


「うん、ただの趣味(しゅみ)一環(いっかん)だと(おも)ってた」


「「ちなみに時計の下に額縁に入れたボロボロのジーンズあるじゃん」「あの汚いし穴が空いてるやつな」」


「ダメージジーンズですよね、にしてはボロボロだけど」


「「Levi’sリーバイスって名前らしいんだけど、高いやつらしい」「値段聞いてないけど」」


「へー、でもあんなジーンズ着れないですよね」


「なんかくさそう」


「「まあ冗談だろ」「隣の漫画も古そうだしな」」


 と、酷い評価を受けているこのジーンズ、このジーンズは1880年代に作られたヴィンテージ品であり、アメリカの廃坑で見つかったボロボロの奴は87,400ドル(約1,300万円)で落札されている。


 ……凄いね、どこで買っんだろう。


 ちなみにそのジーンズの隣にはデアデビル♯1が額縁に飾られているがこちらは3250万円で落札されている……こう値段を聞いた瞬間欲しくなるのは人間のサガなのだろうか。


 直感だがこの事務所にあるものを全て売ったら余裕で2億はいきそうな気がしてならない。


「そんなに儲かるんですか探偵って」


「「株やってるらしいよ」「まぁ単純に安い時期に買ったのと前の人からのコレクションだからかな」」


「前の人?」


「「真琴さん2代目なんだよ、あれも1代目のおじいちゃんのコレクションだとか」」


「へぇー」


「「それよりいいのか」「今日金曜日だけど」「きみら学校だろ、行く準備しなくていいのか」」


「………学校?あ、そうじゃん思いっきり忘れてた」


「「おいおい忘れるなよ」「まあ時間はあるしもう少しゆっくり」」


「ご@18|¥・|でした」


 凪は急いで朝食を口の中に入れるとお茶で飲み干すと皿を急いで洗うと事務所から出ていった。

太一くんを喋らせたくない作者です、この作品複数人が喋るんで時々誰が喋ってるのかわからなくなると思い一部キャラクターは台詞を変えてるんですよね。


例えばホノカさんなら 「おはよう おやすみ」 みたいに「、」を空白にしたり、今回登場した顎門くんはカッコを多くっています、で太一くんは必ず漢字に振り仮名が着くようにしてます。


 敵は同時に多く出ないのでわかりやすいのですが主人公サイドはかなりの頻度で全員出て喋るのでこんな感じに誰が喋ってるのかわかりやすくしてます。


 で、ですよ、わかりやすくするのは良いんですけど問題はいちいち振り仮名をふるのがめんどくさいんですよ、しかも振り仮名も文字数にカウントされてるため2000文字書いたからここら辺で終わろうとしても実際は1800文字だったりする事がかなりあります。


かなりめんどくさい、まあ始めたのは私なので仕方ないですね、読者の方々は太一くんがあまり喋らなかったり漢字を使わない時はめんどくさくなったんだなと思って見てください。

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