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第39話 木を植えた罪

「うん、ぼく桜島さくらじま 太一たいちよろしくおねえさん」


 本当に地毛なのか怪しい髪色をしている少年 桜島 太一 は手を伸ばし凪はしゃがんでその手を握る。


「よろしく太一くん」


「にしてもこの車凄いね こんな車見たことない」


「確かに見たことないね」


 太一がホノカを引き飛ばした車は簡単に言えばテーマパークとかにありそうなデザインでなんならテーマパークから盗んできたんじゃないかと思うほどの物だった。


「でも子供が車に乗ったらダメだよ危ないし、さっきもすごいスピードが出てたし」


「え、これくるまじゃないよ、ぼく能力のうりょくつくっただもん、ぼくちからうごいてるからエンジンとかないんだ」


「ちょまち これ君が作ったの」


「うんえっとねこんなかんじで」


 太一はいったん背中に両手を隠し再び両手を出すとその手には3つのレモンティーがあり、困惑している2人にレモンティーを渡すとレモンティーを右手で持ち再び左手を背中に隠し出すと今度はお店でよく見るパラソル付きの机がその手に握られていた。


 その机を地面に置くと今度は3つの椅子を出すと地面に置き座るとレモンティーを飲みだす。


「え 何今の いったい何をどうしたらこんなものがポンポン出てくるの」


「凄いおいしいこのレモンティー」


「ほんと、それならこれもどう」


 そう言いながら再び背中に右手を隠し再び出すとその手には大きな皿に置かれた30段にもなる蜂蜜とバターがかかったビッグサイズパンケーキがあり、それを机の上に置いた。


「なにこれこんなにでかいパンケーキ見たことないよ、ホノカちゃん見てみて私の顔より大きいパンケーキが30段もあるよ」


「お おっふ」


「そうだ、フォークをわすれてた、はいおねえさんたちどうぞ」


 また背中に手を隠し再び出すとその手にはフォークがあり、太一はテンションがアゲアゲの凪と若干引いてるホノカにフォークを渡した。


「なにこれ滅茶苦茶おいしい、口の中でとろけるような甘味にワッフルみたいた硬すぎず柔らかすぎないほどよい硬さと噛み応え、それに巣箱から取り出したてみたいな蜂蜜に濃厚なバター、だけどパンケーキの美味しさを壊さず程よく共存してて物凄くおいしい」


「そ そうなんだ へ へえ~」


「ふふふすごいだろぼくはどんなものでもつくせるんだ、生物せいぶつとかかたいものは無理むりだけど」


「生物は分からなくもないけど硬いものは無理なんだ」


正確せいかくうとぼくつくるものはみんなやわらかいんだ、ほらこのつくえせばへこむし、フォークもグニャグニャにまががるよ」


「あ、ほんとだ」


「だからあの車にはねられても そこまで痛くないんだ それでも痛かったけど」


「もっと頑張がんばればつくれるかもしれないんだけど、ぼくもよくわかってないんだ」


「へー」


「今でも十分凄い能力だと思うけど」


「そう言えばお父さんは何の仕事をしてるの、今日みたいに家をあけることはよくあるの」


「・・・・そうえばなん仕事しごとしてるんだろ、かんがえたことなかった」


「え 自分のお父さんだよね」


「おとうさんずかしがってわないんだ」


「よくあるよね,私もお父さんが何の仕事してたか知らないし」


「そ そっか そう言うものなのかな でも寂しくないのお父さんがいなくて」


「でもそこまで頻繫ひんぱんにあけることはないし、あけても真琴まことおばあさんがてくれるからさびしくないよ」


「そっか」


「そうえばなぎねえさん、学校でこんなものもらったんだけど、何か分かる」


 そう言いながらポケットから見覚えしかない星型の秘密道具 スール を取り出した、能力を暴走させて人間を怪人に変える危険な道具だ、完全に油断して満面の笑みでパンケーキを口に頬張って居た凪もこれには驚きパンケーキを喉に詰まらせた。


「ごほ、ゴホゴホ」


「え なに いきなりどったの」


「ゴホゴホ、そ、それ一体どうしたの」


学校がっこうもらったんだ、なんかこまったときうでにつけるといいらしいんだけど、なんなんだろうねこれ」


「さ さあ ハッピーセットのおもちゃかな 試しにつけてみたら 元気100倍になるかもだよ」


「うんかった」


「だ、だめ、絶対にダメだよ、それ危ない物だからかお姉さんに渡して」


「危ないって そんな馬鹿なただの玩具だっ・・」


「(;゜Д゜)」


「え なにその顔」


「よくからないけど、ぼくらないしあげるよ、はい」


 そう言うとスーツを凪に渡そうとした、しかし今は花粉がよく飛ぶ時期、太一の鼻に微細の花粉が侵入し鼻を刺激する。


「は」


「ん?」


「は、ハクション!!!」


 太一はくしゃみが飛ばないようにスーツを持っていた右手で口を塞ごうとした、しかし右手を口元に持っていく最中に手を滑らせスーツが手から離れてしまう、そのまま机に落ちるとトランポリンみたいにバウンドし無防備な左腕にスーツが乗っかってしまった。


「あ」


「あ」


 スーツは黒く眩い光を放ちながら太一の体と一体化していく、その黒い光は太一の体を包み込み、太一を鉄仮面を付け緑色のパーカーを着た2m程の大きさの怪人に変貌させた。


「あ~あぁ」


「え うそこれって」


《くくくく ハハハハハ》


 太一は椅子から立ち上がるとパンケーキが乗った机を蹴り飛ばし、元の声と全く違うどすの聞いた声で高笑いをし始める。


「た、太一くん」


「いやこうはならんやろ」


《我は能力者の頂点に君臨する者 M(マッドC(クライムJジャムJジャムJジャンパーだ すべてのものは我に跪くのだ》


 昔の日本人は木を伐採しまくりその代わりに花粉をよく飛ばす変わりに早く育つ杉を植えたと言う、そのせいでこの時期になると目を丸ごと洗いたいと思うほど花粉症に悩まされる者が出ている、なぜ杉を植えたんだ杉が無ければこんなことは起こらなかったのに。

最近花粉がきつい作者です、誰だよ花粉出す木なんて植た馬鹿は、目は痛いし鼻水は止まらないしで最悪です、去年は鼻水が酷いぐらいだったんですが今年は目がずっとシュワシュワしてます。


さて今回太一くんがM(マッドC(クライムJジャムJジャムJジャンパーになりましたね薄々察すると思いますが書いたけど投稿してない作品に出たキャラクターとなっています。


なんでそんなの出すんだよと思うかもしれませんが、理由は新しくキャラクターを考えるのがめんどくさいと言う理由です

ちなみにその作品は異世界×アメコミ×法律作りみたいな作品になる予定でしたが法律部分が難しいしそもそも話が長く複雑になるし最終的には法律作り部分が邪魔になったので投稿しても伸びんよなと思い投稿してません。


とは言え世界線は繋がってますのでこの作品が書き終わって書きたい欲が出てきたら投稿したいと思います。

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