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第23話 引きこもり外に出る

『渋谷に来たぜ!! ドカーン!! 食べ物としての……』


「はぁ」


 今流行りのゲームと言うほど今のゲームではないが4ヶ月前ぐらいき流行ったゲームをクリアした少女は配信用のマイクに入るぐらいのため息をする。


 ため息が出るほど面白くなかったわけでもない、普通に面白いし満足感がある作品だ、そんな作品の感動的なエンドロールだと言うのに少女が出るのはため息ばかりだった。



  どしたん 寿司をくえ寿司を ため息多くない

今日もうまいぜ  なんだこのゲーム  面白かった

  疲れてる なんかあったの


 

 パソコンに表示されるコメント欄を見ながら体を動かしパソコンの中のアバターを暗めの表情差分に変えた。


「はぁぁ ちょっと聞いて欲しいと言うか話すんだけど」


 

 話すな 黙れ もう3時間だったし別の配信行くか

せやな 隙あらば自分語り 寿司だ寿司ぃい!!

 エンディング終わったって  よし寝るか



「おいこら私の配信だぞ ちったぁ自分語りさせてよと言うかするんだけど ……はぁ」


 またため息、同接8万人の配信にそんなコメント溢れかえる、平日の9時だと言うのに暇なのかこいつらは


「昨日ね パ…お父さんが早く帰って来たと思って下行ったら 紙袋被った女の人と一緒にいてさ」



 あ(察し) それは なんで紙袋 そう言うプレイか



「しかも私の服来てたんだよ(怒り) もうなんなのさ!! はぁぁもう終わる」


 少女は若干の怒りをぶつけながら配信終了させると机の上に置いてあったジュースを一気飲みし机から立ち上がり体を伸ばす。


 その少女は所謂(いわゆる)Vtuberと呼ばれている配信者である、実際の人物がカメラの前に立つ代わりに、キャラクターが動画に写り配信する今だとコラボしただけで猿と豚がいっぱい湧いて出てくる奴だ。


 よくVtuberは中身がブスで所詮は絵とはよく言われることだが面白いことに少女の姿はその絵と全く同じだった、似ているとかコスプレとか言うレベルではなくまるでパソコンから飛び出して来たみたいにそっくりなのだ。


「……あれ また姿が」


 少女は画面の反射で自身の姿が配信で使っているアバター【リード・ファンエスタ】になっている事に気がついた。


「可愛いけど 流石にお父さんには見せられないよね えーっと今日はどの子にしようかな」


 そう言いながら棚に置かれたファッション雑誌を手に取りページをペラペラとめくる、ペラペラとめくるたびに少女の髪色は変わり顔も変化する。


「目はこの子で 口はこの子かな 髪型は……うーんなんか変な感じ」


 まるでゲームのアバターを作るみたいに自分の姿を変えていく、身長体重臭いまでも思いのまま変わらないのなは中身だけ。


 少女は自分の作った顔に満足したのか手鏡を置いて空のペットボトルを持つとそのまま部屋の外に出てると、一階のキッチンに行きペットボトルを洗い潰してプラスチック用ゴミ箱に投げ捨てる。


「パパ 今日遅いかな 仕方ない晩はカップ焼きそばかな」


 少女は冷蔵庫からめちゃ飲みソーダを取り出し自分の部屋に戻ろうとした、しかしダイニングテーブルの上に置かれた謎の服が視線に映った。


「………な なにこれ」


 ソーダを机に置き服に触れる。


 それは紫と黒を基調にしたゴムのライダースーツで机の下には腕に装着できるデスクトップPCのような機械にその機械と接続するためのコードとヘルメットが置かれていた。


 他にも黒い靴に黒い靴下、他にも胸をつぶすさらしに女性用のTバックなどの女性が持っているような物が綺麗に畳まれ置かれていた。


「こ これって」


 まるでテレビの押収物陳列みたいに綺麗に置かれた服は警察官である少女に父が置いたものだと理解させると同時に少女はその服にとある既視感を感じていた。


 少女の父はムイナの調査及び逮捕を仕事としている警官で少女自身もムイナをネットで調べた時があった、その時に見た格好と机に置かれた服がどこからどう見ても同じだった。


「なんで家に 証拠品なわけないか 証拠品だったら警察署だよね なんで家に もしかして家に来たの」


 そう言えばあの紙袋を被った人、と昨日の記憶を遡る、胸がそれなりに大きく身長も丁度服と同じぐらいで顔を隠している


「まさかあの人がムイナ なして家に ……見なかったことにしよ」


 少女は手に持ったスーツを綺麗に畳もうとした、しかしほんの少しの興味が勝ち誰もいない家で周囲をキョロキョロと見渡す。


「キョロo(・ω・ = ・ω・)oキョロ べ 別に少し着るぐらいならいいよね」


 少女はスーツに袖を通す、途中サイズが合わないことに気がつき自身の体を変化させ無理矢理サイズを合わせる。


「入った入った 腕の装甲もって重!! 何これ全然持ち上がらない もうこれいいや スーツとヘルメットだけで」


 少女がゆっくりとヘルメットを被るとヘルメットの電源が付きVRゴーグルのような画像がガラスに表示され、耳らへんにあるスピーカーからいろんな音源が流れてくる。


 ラジオだったりネットニュースだったり、他には警察の無線やどこかの家の盗聴器の音だったり、無数の音で頭が痛くなりそうになる。


「なにこれ 聖徳太子スターターセットかなにか 頭痛い 切る方法ないか…」


 少女は音声を切る方法を探していると警察無線の音声が大きくなった、その無線から聞こえて来たのは父親である四宮 炎二の声だった。


『至急援軍を求める、未使用の運搬センターの倉庫にドロップスが出現、今すぐヒーローの要請を ドカーン』


 爆発音と共に無線が切れる。


「…え うそでしょ パパ ……え?」

そう言えばみなさん真琴さんが変身する時メガネを使って変身するんですがそれには理由があるんですね、それに物語の本軸に関わる理由なんですが…その話は第1章どころか第2章の終盤で分かる予定なんですよね。


ただですよ、現状この作品の評価が2pしかないところを見るとですねキリのいい第1章で終わらせた方が他の小説に力を入れれると思ってるんですね。


なのでメガネの理由と真琴さんが見た夢の正体が判明せずに終わるかもしれませんが…まあ第1章で終わると言うことはそれほど見てる人も少ないと言うことなので仕方ないですね。

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