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第227話 イケナイ太陽

 偽りの太陽が光線を放つ中、機械装甲に身を包む恐竜が太陽に銃口を向ける。


 機械仕掛けの左腕から弾丸が放たれるが地面の瓦礫がその弾丸を防ぎ、アーケーダーは反撃に光線を放つがトロスは右腕で光線を受け止め、その光線のエネルギーを吸収して左腕から高出力のレーザーを放つ。


「いけグラウトロス」


「そんなもんよぉ、意味ねえんだよ!!」


 その言葉に反応するように空間が歪み透明の壁を作り出しレーザーが防がれる。


「はははははは」


〔なんなんだこいつ、攻撃が当たらない〕


「テトロイトショットがふせがれるなんて」


「俺は最高なんだよ、凡人風情が背伸びしたところで敵う相手じゃねえんだよ」


 アーケーダーの体が直接見れないほど輝きを放つと、360度全体に光線を放つ。無数に放たれた光線に真琴は2人を壁の前に避難させるがトロスは光線を受け止める体制に入る。


〔ぐおおおおお〕


「無茶だトロス、あんな攻撃防げるわけがない」


大丈夫だいじょうぶだよトロスなら」


「とっととくらってくたばれ!!」


 放たれた光線がトロスに襲い掛かるが、トロスは大きく口を開き、太陽の様な輝きを放つ火球を再生し、右手の機械の手に格納されている武装を展開し、左手に装着されている銃にエネルギーを集める。当たる光線のエネルギーを吸収しながら力を集める。


「まさか、全部受け止める気」


「トロスの機械きかいのところはエネルギーをすこしだけ吸収きゅうしゅうできるんだ」


「・・少しだけ?」


 アーケーダーの光線が止まり、くらった全てのエネルギーを左腕に集約させため込んだ全てのエネルギーを解き放つ。


「こいつ」


〔オメガレイン!!〕


 口からは金色に輝きを放つ光線を放ち、右手からは大量のミサイル、左手からはレイザービームが放たれ、アーケーダーは空間をゆがませ壁を作り出すが、トロスの攻撃はその壁を突き破りアーケーダーに激突する。


「ぐおおおおお」


〔隙は逃さない〕


 攻撃が直撃したアーケーダーの体が少し傾くと、機械仕掛けの右手を分離させロケットパンチを放つ。


「なめるなよこの俺を!!」


 アーケーダーはチェーンのような物で繋がったトロスの右手を操り、そのチェーンでトロスの体を縛る。


〔しまった〕


 翼がチェーンで縛られたことで空を飛べなくなりそのまま地面に激突する。


「トロス!!」


「このまま仕留めてくれる」


 地面に散らばるカーテンや服などの残骸で真琴達の足を拘束すると一点に力を集約させる。


 真琴はカードは作り出すとそれを操作してカーテンなどを切り裂き、急いで移動しようとするも、集められた力は地面を大きく揺らし3人はその揺れで地面に倒れる。


「これで終わりだあああああ」


 空間すら震えているような揺れに体を動かせなくなっている真琴達に向けて光線が放たれそうになった次の瞬間、虹色の光が集約された力に直撃し、集めたエネルギーが暴発した。


「なんだ、何が起きた!!」


 丸い球体のようなアーケーダーが、周囲を見渡しながら空を仰ぐ、そこには虹色に輝く魔法少女が居た。


「ファンだよ!!叔母おばさんファンがた」


「見ればわかるからわざわざ服を引っ張るな伸びるから」


「大丈夫なんですか穂乃花ちゃん外に出て、まだ心の傷が」


「大丈夫さあの子なら」



「はははは、誰が来たかと思えば弱虫泣き虫無能のリード・・・えーっとファンザ、いやランタンだったか」


「ファンランドだよ!!わざとやってるだろその言い間違え そうじゃなかったら脳が腐ってるだろ!!」


「は?知るかよお前の名前とか興味もねよ、と言うかなんで名前3つもあるんだよ紛らわしいんだよ馬鹿じゃねぇの、ウルヴァリンかよ。と言うかこの丸い体に脳なんてあるわけないだろ、頭大丈夫」


「頭ない奴に頭の心配されたくねえよ と言うか何その体イケナイ太陽って言うボケ」


「いつの歌だよ」


「世羅!!君は自分の体を心配した方がいい」


 真琴の声にどこが正面かわからない体を動かす。


「スーツが君の魂と能力と融合してその肉体を作り出した、その状態は魂を消耗してる、長い間そんな体でいれば死ぬぞ」


「馬鹿にしてんのか、俺がよぉそんなこと知らねえで使うそこらへんのバカだと思ってんのか」


「「「「うん」」」」


「よし殺す、全員殺す、悪いがこれには裏技があんだよ、自分の命を犠牲にしてまで戦う価値なんててめえらにはねえ、とっととひねりつぶして俺のエネルギーにしてやるよ!!」


 体が光り輝き光線が放たれる瞬間、穂乃花は拳に力を集めアーケーダーを思いっきりぶん殴り攻撃をキャンセルさせる。


「ぐおおおお」


 丸い体が地面に叩きつけられ、起き上がる…と言っていいのかわからないが、奴は再び立ち上がった。


 しかし何か行動を移すより早く穂乃花はアーケーダーに接近し遥か上空に蹴り飛ばす。


「ただのスパチャ乞食してるだけの害虫がああああああ」


 体から光線が放たれ、その光線のすべてが穂乃花に向かうが穂乃花は周囲に虹を作り出すとその虹から光線を放ち、アーケーダーの光線を押し返しながら上空のアーケーダーを打ち落とす。


「ぐああああ」


 猛スピードで回転しながら落下するアーケーダーを横目に穂乃花はスマホを巨大な弓のワンデイに変化させると、クラウンの力をワンデイに集約させる。


「あれもこれも 心のモヤモヤもズキズキも全部まとめて返してやる」


「こんなもので俺が!!」


 空間を歪ませて壁を作り出しながら周囲の瓦礫を穂乃花に投げつけるが、真琴が穂乃花の周りに壁を作り出し瓦礫を防ぐ。


「このクソアマが!!」


 アーケーダーが視線を変えた瞬間、青い光が輝きを放つ。


〔インフェルノ〕


「なに」


〔トロス!!〕


 チェーンが絡まり動けなくなっていたトロスが瓦礫を口に咥え、その瓦礫を燃やしながら口をアーケーダーに向けて青い火球を放つ。火球は周囲の瓦礫を焼き尽くしながら壁を破壊し、燃えきらなかった瓦礫の破片がアーケーダーに激突する。


「あっつ!!このトカゲがよくも」


〔と トカゲ!!〕


「くらえ!! RリバースRレインボーRリベンジイヤー!!」


 目がない体でトロスに視線を向けている隙にワンデイに力を集めた穂乃花は全力で糸を引く、虹色の光を放ちながらアーケーダーの偽りの体を突き破り、そのまま魂と一体化しているスーツを破壊する。


「やった当たった」


「ば・か・な・こ、この・・俺・が負けるだ・・と」


「バーカ!! バーカ!! 誤ってもらうからな アーケーダー」

どうもランクマッチでボロ負け中の作者です、全く勝てない…ふざけてプレイしてるわけじゃ無いんですけどね、なぜか勝てません…なぜだ

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