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●夢見る少女/悪魔の再現 ファイル3

「ここはどこだい」


「夢の中です、真琴さんあなたは悪夢では何を見ましたか」


「魔法少女の服を着た私が土下座する夢だよ」


「それ以外に何が見えました」


「・・魔法少女の格好をしたピンク髪の少女と青色の少女が戦っている姿が・・・」


「どこで戦っていますか」


「分からない何せ夢の話だからね、全体的にぼやけてるし、詳しく覚えていないよ」


「なら今あなたの瞳には何が写っている」


「何も、ただの無、ただの暗闇、君の顔も姿も何もないし自分の手も体も見えない」


「やはりあなたは今自分がどんな状況なのか気づいていない、このままでは夢が夢でなくなる」


「それはどういう」


「そろそろ起きましょう、瞼を開けてください何が見えましたか」


          【・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・】


「「全然起きないな」「寝かせておきましょうよ疲れてるんですから」「くくく今のうちにこやつの眼に漆黒の・・」」


「おい何をしようとしている、浪人生」


 油性ペンで今にでも私の顔に落書きしようとしている男の手を掴み瞼を開ける。


「「あ、いやですねこれは」「おはようございます真琴さん、疲れているとは言え椅子で眠ったらダメですよ」「そのままくたばれクソアマ」」


「相変わらず人格がコロコロ変わるな君は」


 彼は二宮 顎門、顎に門でアギトと呼ぶらしい凄いキラキラネームだ、身長は170cm程でショートヘアで体格はいたって普通、右腕には桜の刺青に似たリヒテンベルク図形(雷が体を直撃した時に出来るあと)を持つ、そのため彼は夏でも長袖を着用している。


 今はそれほ暑くないから何とも思わないが、夏でも長袖なのは見てるこっちが暑くなりそうだ。


 そんな彼が何故この探偵事務所に居るのかと言うと私の助手だからだ、まあ私もこんな男助手にはしたくないんだが色々と事情があって仕方なく。


「「でなんでこんな所で寝てるんだよ、自分の部屋があるだろ」」


「調べ物をしててね」


「「調べ物とな、そこの写真の雄のことか」「この制服夕日中学かあの魔法少女の」」


「なにを言ってるんだ君は」


「「ニュース見てないんですか、正体不明の魔法少女が現れたって、ネットでも大騒ぎ」」


「ネットはいつも大騒ぎだろ、しかし魔法少女か」


 夢の中で見たあの姿・・私が男に謝罪し続ける悪夢その悪夢で着てた服は丁度魔法少女みたいな服だったな、それに夢の中で出てきた男、顔は見えなかったし全体的にぼやけていたから誰か分からないがどこかで見たことがある気がする。


 妙にリアルな夢だったし何度も見るせいか気になって仕方ない、とは言えただの夢だしそこまで気にする内容でもないか。


「そうだアギトくん、今日はこの学校に行くから店番を頼む、店番と言っても何もする事は無いと思うがね」


「「え?入学するのか」」


「違う、失礼な奴だな、学校に会う人が居てね」



 

          ~~~~夕日中学校の通学路~~~~


 夕日中学校これと言って変な所はないいたって普通の学校だ、たた今は休校で学校には先生と部活をしている生徒しかいない、理由はと言うと正体不明の能力者と正体不明の魔法少女がやりやって校舎が壊れたそうだ。


 その修繕工事で休校らしい、多分この休みのしわ寄せは夏休みに来るのかな。


 魔法少女と聞いたときはアギトくんの冗談かと思っていたが冗談じゃないらしい、まあ別にヒーロー1万人時代とか言われてるし魔法少女が居たところで驚かないけどね。


「しかしこの年でカウンセリングか、まだ若いのに」


 大月 領 夕日中学の2年生男子の水泳部、この数日彼に関する情報を色々と集めていた、ネットのアカウントに交友関係、家族に親戚や趣味などいろいろとそのせいでかなり眠い、なんでそんなストーカーじみた事をしたのかには理由がある。


 それは彼が野上 佐山を最後に見た人物だからだ。


 彼はこの3か月の間5回も野上さんのカウンセリングを受けている、彼はこの事件の重要参考人だ何か知っていると願いたい。


 幸い部活はやっているそうだし話ぐらいは聞ければいいが・・問題は


「どう入ろうか」


 あと2分歩けば校門につく距離で私は足を止める。


 実のところ入る許可も話す許可も貰っていない、貰おう連絡はしたんだがマスコミと勘違いされた、仕方ないからコッソリ入って会いに行こうと思ったが、校門には体操服を着た教員が居る、あの教員を説得できればいいけど、できるかな?


 そもそも今の学校は防犯カメラが当たり前か、私の時は全然なかったから防犯カメラのことは全く考えてなかった、流石にカメラに映ったら許可も取らずに入ったのがばれるな。


「どうしたものか、どうにかして彼に会いたいんだけど」


「あの、大丈夫」


 後ろから声をかけられゆっくりと振り返る。


 後ろには中学校の生徒と思われる女の子が居た、身長は160cm程度 服の上から見える体格的にそこまでガタイは良くないと言うか普通で華奢なほうだ、髪は肩までかかっては居ないが少し長め、髪色はピンク流石に中学で髪色自由な訳はないし地毛だと思う。


 くま1つなく歯も真っ白、見た感じは健康的で元気そうな女の子みたいな感じ見える。


 しかしこの子どこかで見たような気がする、テレビで見るような感じでもないし、どこかで交流があった気もしない、初対面のはずそれなのにこの子を知ってる気がする。

どうでしたでしょうか、次回からは普段通りの話に戻りますね、次回は配信者の話をやろうと思っています、流石にタイトルに出てるキャラクターが50話で登場は少し変ですからね。


予定を変えて配信者の話を書きます。

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