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第208話 過去の亡霊

 車が止まっている薄暗い廃墟の駐車場でライフル片手に全身包帯巻きのミイラみたいな女を目撃した穂乃花は伸ばした手を元に戻し響に抱きつく。


「なに!?」


「あわわっわわっわっわわわw みみみみっみみみみみみっみみみみ ホラゲで出てきそうなミイラがライフル片手にあるいてたああ」


「ごめん・・何が居るの」


「クローシアが居た なんかバチバチに武装してたんだけど」


「あの・・全身包帯巻きの奴か。でも倒してなかったか」


「そ そうだけど そうだけど・・・」


 響は壁に隠れながら駐車場を見る、穂乃花の言う通りライフルを持つクローシアが駐車場を歩いていた。


 ここまでは所々が崩壊していたため1本道で階段もエレベーターも使えない、進むならこの駐車場を通り抜けるしかない。


「どうすんだい」


「もももも もどろう一旦 見つかったら何されるか」


「戻ってどうする、逆に奴がこっちに来たら行き止まりで逃げれなくなるよ。それに居なくなるのを待ってる間に情報公開が来る」


「無 無理無理 無理だよ クローシアをかわせても他の殺人鬼が外に居るかも 変に動いて殺されるぐらいなら 後ろから殺人鬼が来ることがないここで身を隠した方が」


「何言ってんの、時間が来たら個人情報がばらまかれるんだよ、顔も本名も全部」


「こ 殺されるよりましだよ」


「本気で言ってるのかい、家族が皆被害にあう、住所と本名なんかがばれたら、絶対に袋叩きにあうに決まってる」


「でも私達が消えたことに気づいたマジカルが来てくれるはず それまで待つのを・・」


「いつまで? どれだけ待てばいいの何時間後に来るんだい、そもそも本当に来るのかな」


「それは・・く 来るよ」


「もういい、あたい1人でいくから」


 そう言うと穂乃花を引き剥がし車に隠れながら駐車場を進む。


「あ  待って・・も もう」


 穂乃花は響を追いかけようとするが、クローシアに見つかり殺されるかもしれない恐怖で足がすくむが、ライフルを持っているクローシアを見て、このまま響1人行かせるわけにはいかないと思い勇気を振り絞って駐車場に足を運ぶ。


 穂乃花が駐車場に入ると響は車から顔を出し周りを確認しており、穂乃花はそんな響の後ろについた。


「あ 安全を取った方が いいい いいですよ」


「待ってどこいった」


「ここに・・虫が二匹」


 天井から声が聞こえ2人が上を見上げると、天井に糸を張って振ら下がるクローシアがライフルの銃口を向けていた。


 クローシアが引き金を引き、穂乃花は足を伸ばして響を蹴ってその場から移動させると、響の居た場所に着弾し地面にめり込む。


「・・・」


「逃げてビーさん」


 すぐに立ち上がり逃げようとする響だがクローシアは車に着地する。クローシアの指が黒く変色するとその指から蜘蛛の糸が伸び響の足に糸を絡ませ、そのまま壁にたたきつける。


「があ!!」


 車から降りて響に近づこうとする。穂乃花は腕を鋼鉄に変えてクローシアに殴りかかるが簡単に受け止められ、柱に投げ飛ばされる。


「ぐべ」


 柱に激突し、起き上がろうとしている間に飛び膝蹴りをくらわせようと飛びかかる。穂乃花は自分の体を小さくして飛び膝蹴りをかわすが、膝が激突した柱には穴が開いた。


「う 噓だろ」


「コンクリートに覆われてる中の柱ごと穴が開いた」


 下に居る穂乃花に蹴りを喰らわせようと足を上げるが穂乃花は腕を伸ばして車を掴み、元に戻すことで車に引っ張られるように回避する。


「なにあいつ あんなに強かったっけ」


 鉄骨の柱に風穴を開けるレベルの力の強さに恐怖を覚えながら、翼に変身して透明化で姿を消す。


「お友達の力?いいわね・・でも」


 ライフルに弾を込めると何もない空間を狙い引き金を引くと、何もない空間から突然血が飛び散り、その血が飛び散った所に回し蹴りをする。


「ぐああああ」


 メキメキメキ と音が響き透明化が解除された穂乃花が地面を転がり、苦痛に悶えているとライフルで狙われていることにすぐに気づき、すぐに立ち上がり走る。


 バン と弾が放たれ、穂乃花が居た場所に弾がめり込む。


 走りながらマジカルピンクに変身し、体を再生させる。クローシアが穂乃花の相手をしている隙に響逃げ出そうとしたが指先から粘着性の糸を放出し、響を拘束する。


「な!!」


「そこで大人しくしてなさい」


「いまだ」


 響に目線を向けた隙に足を伸ばしてクローシアを転ばせ、車に変身して勢い良く突っ込む、しかし地面に膝を付けた状態で突っ込んでくる車を片手で止めた。


「ば ばかな・そんなことあり得るわけが」


 車のアクセルを踏み最大の力でクローシアを押すがびくともせず、逆にクローシアは立ち上がると車を蹴りで横転させ、地面に転がる穂乃花を見ながら近くの車を手に取る。


「どうなってんのこれ なんで車相手にパワー勝ちすんだよ」


「前見て前!!」


 響の声に起きあがりながら前を見ると、クローシアが車を持ち上げており、その車を穂乃花に投げつける。


「は?」


 回避している時間もなく、穂乃花は体を鋼鉄に変えて防ごうとしたが、車越しにクローシアがライフルを構え引き金を引く、弾は車のガラスを割りながら変化途中の穂乃花の腕を打ち抜き、そのまま投げ飛ばされた車に対処できず衝突し、車に押し潰された。


「ぐっ・・・があ!!」


「穂乃花!!」


「そんなもん、じゃないと私に食べられるだけよ」


「ぜんぜん まだやれる!! 先輩達の力お借りします」


 穂乃花の叫びに応えるように天井を突き破りながら七色に輝く5つの指輪が現れる。七色に輝く指輪は回転しながら一か所に集約し虹色の大冠に変化する。


「今度は途中で帰るなよ チェンジ クラウンモード!!」


 その王冠が穂乃花の頭にかぶさると穂乃果の体虹色の輝き、衝撃波で車を吹き飛ばしながら空にかかる虹のような姿に変身させる。


「ファンライド!! レインボークラウン!! 配信開始!!」

どうも昨日は精神的に参っていた作者です、この文を書いてる日は月曜日で投稿されるのは火曜日なので精神的に参ってたのは土曜日ですけどね。


まぁ…参ってた理由はどうでも良いとこと言えばそうなんですけど…最近イナズマの新作が発表されたじゃないですか、最初は期待してなかったんですよ

理由としては全キャラクターは出さないで、一部の人気キャラしか出ないで技もごく一部しか出ないんだろうなと思っていたからです、ただ今回の発表でおそらく全キャラとほぼ全ての技が登場する事が決定して滅茶苦茶嬉しかったんですよね。

ただ世間では声優問題で炎上中でだったんですよね、それが正当なものならまだしろ殆ど難癖に近いものだったんですよ、私はメンタルがクソ雑魚の人間なのでそれ見て一気にメンタルが消滅した。


まぁ…今は難癖つけてる奴らが頭おかしいと言う流れになりつつあると言うか、それが当たり前なのでメンタルが治りつつあります。

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