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第19話 決めろ!!勝利のスライディング!!

 鏡の中から剣を抜いた真琴はシールドを解除するとその剣先を領に向け、まるでムチを振るうみたいに剣を振ると剣先が鎖に変化する。


 鎖に変化した剣先は領の腕に巻き付くと氷で出来た腕を砕く。


「その剣どうなってるの」


[聞いたことがあるよ、かつてのドラキュラ王との戦いで使われ撤退にまで追い込んだと言われる鎖剣、だけどなんで君がそれを]


「すごいでしょまあ友達の借り物だけどね、良ければ紹介するけどその前に大月くんをどうにかするよ」


「わかった、きてワンデイ」


 ストラップをバンドにかざし元のサイズに戻し弓を引く。


[分離させるには最大火力でやるしかない、ワンデイは引き続ければその分威力があがるんだ、この調子で引き続けるんだ]


「わ、わかった」


 領は砕けた腕を再生させ拳を握り走り出す、真琴は剣を振り領の足を掴みへし折ろうとする、しかし突然領の上半身と下半身が分離した。


「な!?」


「どうなってるのアレ」


 分離した上半身は空を飛び上から無数の氷柱を落とす、頭上にシールドを貼りその氷柱を塞ぐが上空に目線を吸い取られ地上の下半身に気を止めていなかった。


 下半身は自ら足を破壊し鎖の拘束を解き足を修復し走り真琴にドロップキックを喰らわせる。


「ぐっ」


 蹴られシールドから離れたことで上半身の氷柱が真琴に飛んでくる、真琴は剣を振るい上空の氷柱を弾きそのまま上空に居る上半身を掴み下半身にぶつけ粉々に粉砕する。


「よしクラフト」


[うん、丁度今は下半身があった所から横に1.2mで5m上の所にある]


「了解!!」


 クラフトが指示した位置を狙って弓を引く、しかし矢は出鱈目な方向に飛んでいき手洗い場に激突する。


「外れた」


 領の体は修復し氷柱を放つ、その氷柱を避けながら剣を振い足に鎖を巻きつけ引き摺り回すと学校の壁に叩きつけ粉砕する。


 だが凪の準備もしている間に領の体は修復する。


「くっ、遅かった」


「クラフト大月くんの体は後どれぐらい持つの」


[…今の姿を見るんだ]


 領の氷の体にはヒビが入っていた、それだけではなく体から水滴が落ち地面が軽く濡れていた、誰がどう見ても限界でデコピンでもすれば壊れてしまいそうな程ボロボロだった。


[チャンスは後1回、それを逃せば彼の魂は消える]


「…クラフトさん今領くんの魂はどこら辺にあるの」


[そうだね、大体心臓のところら辺さ、だけどワンデイは力を貯めれば貯めるほどその分反動が大きくなって当てづらくなる、さっきのを見ている君に当てれるとは思えない]


「ならどうしましょう、別の方法がないならこのまま殺すしかない」


「いや絶対に死なせない、ミスティちゃん私が合図を出したら領くんの体を壊して」


「わかってるの、これで失敗したらあなたはクラスメイトを殺したことになる」


「でもこのまま何もしなくても同じことでしょ、ならやるだけやるよ、だからお願い」


「わかった」


 真琴が頷くと凪は大きく一呼吸すると弓を引きながら走り出した。


「な、何をして」


「いいからお願い」


「本当に大丈夫なの」


 崩壊寸前の領はボロボロの体で氷柱を作り放つ、その氷柱をスライディングで避けそのまま領の股に滑り込み


「お願い!!」


 と合図を飛ばす、その合図から1秒後鎖が領の体をバラバラに砕く、体だった氷が凪に激突し体中に激突するがその痛みに耐え弓を引く。


 背を地面にしたことで反動を抑えゼロ距離と言ってもいい矢は何も無い空中に突き刺ささると、何かを破壊する。


 星型の道具だお思われる残骸がそこら中に散らばり、バラバラになった領の体が溶ける。


「はぁ、はぁ…ど、どうなった」


「クラフトこれは」


[魂は天に行かずに教室に行ったよ]


「じゃあそれって…」


 凪は氷が溶けてびちょびちょになった顔をハンカチで拭きながらゆっくりと立ち上がる。


[分離は成功したよ、僕も驚きだよ]


「やっ」


「どうし…」


「タァアアアアアアアア!!!!!!あぁぁぁぁぁぁ」


 バタン


「倒れちゃったよ、おーいマジカル……死んでる」


[気絶してるだけさ、その内目覚めるよ]


「それもそうね」


[今日は特に大変だったからね、死んでもおかしくない自爆技を使った後の戦いだったからね、寝かしてあげよう]


「ここで寝かせるのもアレだし私の事務所に連れて行くよ」


[…事務所?]


「うんうん事務所じーむしょ、ハンモックもあるからハンモックの気持ちよさを体に教え込んであげよう、ふふふふ」


[聞いていいかな、君の素質と言うか魂を見た時に思ったんだけど、ちょっと歳と魂の差が激しい気がするんだけど気のせいかな]


「多分気のせいじゃないよ、サバ読んでるから」


[サバ?君何歳なんだい、それに姉の部活を見に来たと言うのも嘘だろ、一体何者なんだい]


 その質問に真琴は財布の中に入れている免許証を見せながら答える。


[え、そんなバカな]


「ごほん あたらめて自己紹介を 身長 135cm 体重 39kg 昭和1984年1月5日生まれの39歳の名探偵 神川 真琴さ以後よろしく」

19話になって3人中2人が仲間になりましたね、いや〜なんで19話もかかってんだ。


もう少し話を縮めないと第1章が終わる頃には100話到達してそうですね……書けるかな100話までほぼ1年間ぐらい失踪してた時期があるし不安ですね。


さて次回は真琴さんを視点にした話になります、どこかで言ってた没にした小説の使い回しですね、流石にそんな小説を数日かけて出すのもあれなので1日で出しますね。

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