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第173話 溶ける鎧

「噓でしょ、あの姿の私の偽物まで」


【我は1人じゃない】


 クリフォトはリューズの前にファンランド、ミスティラウン、そして白髪で二本のゴッドウォーズを握りしめるマジカルピンクの魔法少女達を創り出した。


 凪は戦いに駆け付けようと体を動かそうとするが体中に激痛が走りうまく体が動かない。


「くっ…太一…くん……」


【やれ】


 偽物の魔法少女達は攻撃を仕掛ける、ランドが腕を伸ばしてリューズを縛り、ミスティは2つの壁を生成しそれを螺旋状に曲げ高速でリューズに向かわせ、それに続くようにマジカルが切りかかる。


「だめ!!!!」


〔安心しろ、私達は・・」


【なんだ】


 リューズ周囲の空間が歪み蜃気楼が現れる。


〔1人ではない」


 そう呟いた瞬間蜃気楼からグラウストとそこから一段階進化したL2、さらにそこから進化したグラウトロスにL2の誤った進化であるグラディウスの4体が飛び出した。


【なに】


「グラウストの進化がいっぱい」


〔グラァァァ!!!!!!〕


 グラウトロスが螺旋状の壁を嚙み砕き、ロケットパンチでミスティを粉砕し、グラウストとL2が同時に火球を放ちファンを消し炭にし、グラディウスがマジカルの体を掴んでゴミ山に叩きつけると、全ての赤い龍が口を開き力を集める。


〔スペシャル・グラ」


 口に集めた全ての力を解き放ち口から火球と火柱と光線が放たれ、ゴミ山ごとマジカルごと消し炭に変えると蜃気楼のように姿を消した。


〔どうした、1人だが」


【くっまだだ】


 創り出した魔法少女達が一瞬で倒させたものの、動揺している場合ではないクリフォトは剣を創り出し切りかかろうとする。


 しかし蜃気楼からピンクの尻尾が飛び出しクリフォトを弾き飛ばし、蜃気楼から2体の天使と天龍が現れる。


〔裁きの時だ」


 ピッカラとピッカラとグラウストL2が合体して誕生したピンクの龍エンジェスト、そしてピッカラが進化し鎧をまとったキューレイスが現れた。


〔ジャッチメント・デイ」


【こ、これは】


〔エンシェントアロー〕


〔セブンヘブンズ〕


〔ジャッジメントイヤー〕


 エンジェストは体から眩い光を放ちながら、周囲に7つの5m程の金の輪っかを作り出す、そして口を開けると同時にその輪っかから金色の光線が放たれる。それに続くようにピッカラが矢を放つ。


 レイスが上空に円を描くとその円が魔法陣へと変わり、その魔法陣から無数に黄金の矢が放たれ、クリフォトに襲い掛かる、逃げようとするクリフォトの膝にピッカラの爆裂矢が炸裂し、7つの光線が直撃さらに無数の矢がクリフォトに突き刺さる。


【ぐおおおおおお!!こ、の我を】


 クリフォトの体はほぼ全てが消し飛んだが、すぐさま再生し元に戻る。


「こ、こいつ不死身か」


〔だとしても肉体を持つ以上、破壊と再生を繰り返せばいずれは欠陥が現れる、肉体を持つ以上は不死身などありない」


【この我を・・なめるなあああああ!!】


 クリフォトは怒りを解き放つように周囲に衝撃波を放ち天使たちを消滅させ、リューズを遥か遠くに吹き飛ばす。


〔うおおおおお!!」


「太一君!!」


【はあ、はあ、我は負けない、この次元にいる限り我はまけ・・】


「まだだああああああ!!」


【なに】


 リューズが稼いだ時間で体力をある程度取り戻し凪が瓦礫を蹴ってクリフォトに突っ込む。


【いい加減にしろ!!】


 クリフォトは突っ込んでくる凪の首を掴みすぐさま首をへし折るが、その凪は霧のように姿を消した。


【なに?偽物だと、本物はどこ・・】


 周囲の空間が歪みクリフォトは周りを見るとそこにはゴッドイリュージョンで50人にまで分身した凪がクリフォトの周りを囲い込み、2本のゴッドウォーズを握り締めながら空間が歪むほどの力を放つバーティカルショットをチャージする。


【な、なんだと】


「くらえ、バーティカルショット」


 少し離れたところに居る本物の掛け声で50体の分身が一斉に剣を振るいバーティカルショットを放つ、三日月状の斬撃が四方八方から放たれ、合計100のバーティカルショットがクリフォトに命中する。


【ぐおおおおおお!!!こ、こんな所で】


 バーティカルショットをくらったもののすぐさま肉体を再生させたクリフォトに分身たちが特攻隊のように突っ込みクリフォトに抱きつく。


【おい!!なんだ離せ!!】


「「「「「「「「「「「マジカル」」」」」」」」」」」


【くっ!!ふざけ】


「「「「「「「「「「「ダイナマイト」」」」」」」」」」」


 クリフォトに抱きついた分身達の体が一斉に燃え出し自身の体すら崩壊させる威力の大爆発を繰り出し、50体の強化された自爆技は半径100m内の全ての物を吹き飛ばす。


「はあ、はあ、はあ・・・これなら」


 そんな大技に元々体力の限界が近かった凪も疲れ果て、真琴達が居るビルの中で膝をつき強化形態を解除する。


「大丈夫かマジカル」


「いやいや 心配するの敵の方なんじゃ・・」


【ハハハハハ】


 爆発の中心から笑い声が響き渡り、無傷のクリフォトが堂々と中心で待ち構える。


「う 噓じゃん そんなのってないよ」


「はあ、はあ、はあ、お願いゴッド・・」


 ゴッドウォーズを呼び出そうとした凪の手を真琴を握り締めそれを止める。


「君の体はもう限界だ」


【だろうな、まあよく頑張った方だとほめてやろう、だがこれで】


 クリフォトは自身の50倍にもなる大きさの球体のエネルギー弾を創り出す。


【終わらせてやろう】


 周囲の物体が揺れるほどの威力の弾を凪達に見かけて投げ飛ばすしかし


「・・・させ、ない!!・・・」


 ムーンが自身の全力中の全力で自身すら滅ぼしかねない威力の衝撃波を放ち、巨大なエネルギー弾を真下のゴミに向かって吹き飛ばす。


【この‥失敗作の模造品が!!!!】


「ムーンさん!!」


 全ての力を使い果たし口から致死量レベルの出血をし、ホワイトハウスの屋上で倒れこむムーンにクリフォトは怒りの矛先を向ける、もうスピードでムーンのもとに向かったその時


「準備できたわ!!」


 ムーンの背後に居た彩芽がそう叫び、ある魔術の準備が完了し、その合図とともに真琴が走り出し、足元に壁を生成してホワイトハウスにまで走り出す。


「真琴・・さ・っく」


「ちょっとダメだよ もう動かない方がいい」


【何を企んでいるのか知らんが、我は止まらんぞ!!】


 ホワイトハウスにたどり着いたクリフォトが拳を握りしめる。


「もう…遅いわ」


 そう言うと彩芽の足元に浮かび上がる魔法陣が眩く輝きを放ち、魔法陣から衝撃波が放たれる、その衝撃波が当たった真琴が電池が切れた玩具のように突然倒れた。


「真琴さん!!」


「……………」


【失敗か?このまましとめ・・」


 真琴が倒れしばらくもせずにクリフォトの黄金の鎧が消滅し、乗っ取った城戸美穂の体が露わになる。

どうも今年の花粉はやばいと聞いて少し怖い作者です、花粉症ではなかったんですがここ最近になって花粉症が酷くなってきました、もはやこれはテロですね。


クリフォトとの戦いがようやく終わりましたね、もう少し長く描きたかった気持ちもありますが流石にこれ以上長い話は飽きると思いここで終わらせました。


まあここから先これ以上激しい戦闘シーンはなかなか出ないと思います、実際ここから先のリューズの登場予定はないですからね、リューズ登場して欲しいと言う人が増えれば出すかもしれませんが、こんなカスみたいなブックマーク数の作品にそんな熱狂的なファンは居ないので今後一切出ないと思います。


ただ、リューズは出なくともそ意外のモンスターはたくさん出る予定です、ほら第56話のグラウストのグラディウスの伏線は回収しましたが

ピッカラの伏線が未回収だったり、生物の合体と言えばな奴も出てませんしね、そこら辺のモンスターは出る予定なのでぜひお楽しみください。

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