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第148話 ピンク髪の秘密

 少し緊張しながらもイベント開始を待つ、舞台の片付けが終わり準備が整う、凪達は舞台に入場する。


 派手なBGMと同時に会場が盛り上がり、人の多さに驚いた凪が足を止めたが真琴がその手を握り引っ張って席まで歩く。


「え、その・・」


「緊張するな普段通りいればいい」


 そう言う真琴だがその手は少し震えていて凪と目を合わせそうしなかった。


「ふふ、はい」


 その姿に緊張が少しだけほどけた凪は胸を張って歩き席に座る。


 舞台には2枚の液晶パネルが置かれており、そのパネルに進行役の配信者達が表示されており、中央には大きなパネルがありそこには演目内容がでかでかと表示され、【魔法少女全員集合】と表示されていた。


【さて今回の目玉とも言っていい魔法少女さん達が来てくれました】


 パチパチパチパチ


【今回はこのダーク・クルセイディット・メイドインナイトジャッチメント・ダークネスカブン・ヘルサイドダーク・ノワールメフィスと】


「(名前なが)」


「(ダーク3回ぐらい言わなかったか)」


「(か、かっこいい)」


「(毎回思うけど よく噛まずに言えるなメフィスさん)


【猫耳アリンが司会役で進行していくにやん!!!】


「(・・・同い年が語尾にゃんで喋ってるのだいぶきついな)」


「(あ、たまにしかしない語尾にゃんだ)」


「(初期設定覚えてたんだ)」


【皆盛り上がっていけ!!】


 オー!!! オー!!!


「す、凄い盛り上がり」


【さて、まずは自己紹介からお願いしましょう】


「「「「・・・・」」」」


【え、あの・・じ、自己紹介を】


「あ、そう言えば順番決めてなかった、誰から行く」


「私はパス」


「なら保護者の私が・・」


【いやこういうのはリーダーからじゃないの】


「・・・そう言えばリーダーって誰」


【え!?決まってないの】


【こういうリーダーってピンクじゃにゃい】


「え、じゃあ行きます」


 凪が立ち上がると中央のパネルにマジカルピンクの全体図と戦っている所の写真に名前が書かれた画像が表示された。


「あ、凄いこんなのでるんだ」


【はい、アリン先輩が作りました】


【うん、じーまでね使える画像がなしげでさ、がんばりんごで何とか集めたよ・・あ、集めたにゃん】


「え?私もしかして年齢制限かかってます」


「まあかかるだろうな、腕消し飛んで戦ってたり腕の骨が折れたり、基本的に血まみれで戦いに勝ってる」


「さ、最近は違うよ」


「ほんとかな」


 正直に言って最近の戦いも基本血だらけか、血が見えないレベルにボロボロになってるかなどちらかである。


【そろそろ自己紹介して】


「はい、えーっとマジカルピンクです、きょ・今日はその・・た、楽しみましょう」


【なんだか初々しいな】


【メフィスちゃんの初配信みたい】


【それは言い過ぎだろ】


【さてピンクちゃん?いやマジカルちゃんでよしげ】


「・・ど、どうなんだろう皆マジカルって呼ぶけど、先輩達は皆名前マジカルなんだよね」


「でも ピンクより マジカルの方が呼びやすいよ」


「ならマジカルでお願いします」


【りょ】


【さてさてさーて、自己紹介ついでにこの企画に入るよ、題して一問一答!!】


 パチパチパチパチ


「え、なに」


【事前に集めた質問をぶつけてくからな、特に考えず答えろよ】


「は、はい」


【えーっと、まずこれからいくか能力は】


「分子操作」


【分子操作…ぶん…え、そうなの再生能力じゃなくて】


【細かいのは後々、えーっとあの剣は何ですか】


「ゴットウォーズの事?、えーっとなんて答えればいいのかな」


[神々の死体の山の中心地点で誕生した奇跡の剣さ]


「そうそう」


「え あれそんなに凄いものだったの」


【メンバーに言いたいこと!!】


「えーっと、なんだろうミスティさんがいつまで経っても名前で呼んでくれないこと」


【そうなの】


「なんか私以外は名前で呼ぶのに、私は苗字で呼ぶんですよね…ミスティさん」


「たしかに 言われてみればそうだね」


【なんで】


「基本的に私は苗字で人を呼ぶさ、ただ君以外の2人は父親と話す機会が多くて父親を苗字で呼んでるから一緒にいる時に混ざらないように、子供は名前で呼んでるだけで、君が苗字呼びなのは特に特別な理由はないさ」


「えー、なんかやだ、今度から名前で呼んでよねえ」


「やだ」


【趣味は】


「ゲームかな、たまに散歩もするよ」


【将来の夢は】


「・・・ま、まだ決めてない」


「そう言うのはおいおいだけど、そろそろ決めないと進路に・・」


【嫌いなもの苦手なものは】


「高いところが嫌かな、高所恐怖症なんだ」


「え?そらぶのに」


〔落ちても死なないのに〕


【好きな魔法は何ですか】


「マジカルダイナマイト」


「だからピンクの自爆魔って言われるんだよ」


【たまに使う青い剣毎回折れてませんか】


「言われてみればそうかも」


「ゴットウォーズあるし 素材ゴミでいいんじゃない」


[だめだよ、あれは凄い剣なんだぞ]


【好きなニチアサ系ソングは】


「え、なんでそんなに限定的、えーっと名前出したらダメそうだから人の名前で言うと、伊勢大貴さんの曲」


「列車戦隊じゃねえかよ そこはプリキュアじゃないのかよ」


【最後にメンバーの可愛いと思う人】


 まあ私じゃないよなと真琴は水を口に入れる。


 私は可愛くないし、そもそも猿渡くんは穂乃果ちゃんのファンだし、ここで私の名前が上がることはないな。


「え、えーっとミスティさん」


「`。*:`( ゜д゜*)ガハッ!」


 真琴は予想だにしていなかった言葉に驚きと羞恥に思わず口に入れた水を噴き出す。


【しゅーりょう】


【色々聞きたいけど最後のやつ聞こうか】


「だ、大丈夫ですか」


「な、なななななんで私!?」


「え、いや…見た目もそうだけど、所々の仕草と言うか、皆の前だとシャキッとしてるけど時々可愛らしさが見え隠れしているというか」


「わかる ちゃんとした保護者みたいにてるけど 素は可愛い系だよね」


「待て待て保護者だ、私は保護者だって」


【なにか可愛いと思ったエピソードとかあんの】


「毎回電話で話してる時」


「まて電話は普通だろ」


「話してる時は普通なんですけど、終わる時に「ぽっつとな」って言いながら通話切るんですよね」


「待って、ちょ・・え・」


 今まで保護者面していた真琴の顔が真っ赤にして手で顔を覆いながら足を宙に浮かせてバタバタさせる。


「ほらこういうところ」


【うわ、可愛いかよこいつ】


【他のだと・・あのゴットウォーズって剣】


【なんか凄い設定が出てきたけど】


「聞いた話なんですけど、大昔に神様が戦争してその戦争で死んだ神様達が年月をかけて山になった場所があって、その山の中心は神様の力が集まるみたいでそれで出来たのがゴットウォーズみたいなんです」


「そんな神格的なものをブンブン振り回してたんだ」


〔物凄く縁起に良さそうですね〕


「どこかにかぞっておこうよ」


【そう言えばアレさどこからともなく飛んでくるよな、どこから来てんの】


「・・・え、あーああああ考えたことないや」


[今呼んで聞いてみるのはどうだい、あれ一応生きてるんだし]


「え まってまって 生きてるのあれ」


「どうなんだろう、生きてるのかな、一応感情はあるんだよあの剣、時々語りかけてくるもん、この戦いは分が悪すぎないか、流石に勝ち過ぎではないか、って」


「し 知らなかった」


【そんなキャラだったんだ】


「聞いてみたいけど戦い以外で呼ばないでほしいって言われたから今度聞いてみるね」


【そう言えば能力、再生じゃないの】


「再生は分子操作の延長線なんだ、クラフトさんが言うには能力のピースが一部欠けてるから分子操作は長時間使えないけどね」


【なんそれピースって】


[能力は一見1つの力だけに見えるけど実際は複数の力が絡み合っているんだ、簡単に車の運転で例えるとアクセルを踏むハンドルを動かす周囲を見るウインカーを出すギアを変える、みたいに複数の力が絡み合って車は動く、けどマジカルはそれらの絡み合うはずの力が欠けている、簡単に言えばブレーキのない車だね]


【危な】


[雄一あるピースが再生能力なんだ]


【へー・・アリン先輩分かった】


【ようは必要なはずの能力が欠けてるって話だよね】


「そうみたいです」


【聞きたい話はこれぐらいだね、さて次に紹介してくれる人!!】

どうもアルティメットシリーズを頑張って呼んでる作者です、まだアルティメッツしか読めてないですが他のシリーズもいつかは読みたいと言うか翻訳版が出て欲しい。


 アルティメットシリーズってなんだと言う人に簡単に言うと、マーベルズコミックが本編世界が長く続いたから参加読者を増やすために本番のリメイク作品を出したんですよ、それが旧アルティメットシリーズ、でそのリメイク作品が私が呼んでいる新アルティメットシリーズです。


 簡単に言えばリメイクのリメイク作品なんですけど、凄い面白いです翻訳本出して欲しいなと思っているんですけど…小学館さん今はX-MENに熱中してるし、全部のシリーズはでないだろうから必死に英語を翻訳して読まないといけないのがめんどくさい。


 さて今回は凪さんの髪がピンクの理由ですね、これに関しては魔法少々=ピンクと言うイメージがあるから…と言うのもあるんですが、私の中でピンク=最強と言うイメージがこびりついているからですね。


 子供の時はカービィやディケイドで育ち、中学生ごろにはジョジョのディアボロで成長したのでピンク=最強と言う認識が凄いあるんですね、それで今作は強い主人公を書こうと思いピンクにしました。


 最初は黒か白にしようかと思いましたが、穂乃果さんに白を使うのは決まっていて、黒も暴走形態として出す予定だったのでさっき話した理由もかみしてピンクにしました。


 ちなみに本編設定でピンクなのにも理由があり、それは遺伝的なものだからです、過去作でレベル99と言う作品があるのですが、その作品のラスボスとして登場する予定だったキャラがおり、そのキャラクターがピンク髪なんですよね、それで主人公がそのラスボスの末裔なんです。


 私の作品でピンク髪が出る際はそのラスボスとなんなかしらの関係があります。


 もしかしたらそのラスボスも今後出すかもですね、私は設定を再利用するのが好きなのでこの作品じゃないかもですがいつかは登場すると思います、実際オーディンもそうですしね。


 なので気になる方は楽しみにお待ちください。

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