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第147話 懐かしの約束

  ~~~栄・配信者エリア特設ステージ待合室~~~


 今日は待ちに待ったイベントの日、なんのイベントか殆どの人が忘れていると思うので1番最初から振り返ろう、ことの始まりは穂乃花の数少ない友達の翼が穂乃花に会うために街にやって来た頃に遡る。


 街に来た理由は魔法少女になった穂乃花に会いに来たのもそうだが、もう1つの理由は今開催中のイベントにVバーチャル配信者として参加する予定でその下見も兼ねて街に来ていたのだ。


 同じVバーチャル配信者として活動する穂乃花に一緒に参加しないか、と誘われた穂乃花は凪達魔法少女全員が一緒に出てくれるなら出ると返答、どうせ皆恥ずかしがって出ないだろと考えていた穂乃花の期待を裏切り全員が参加、しかも最近話題の魔法少女が参加するとなり運営がステージを用意し現在に至る。


 後30分もすれば出番だ、ある1名を除いて準備完了し、後は時間を待つだけだ、ある1名を除いては


「嫌だああああ やだやだやだやだ 絶対やだ絶対に出たくなあああああい」


 穂乃花はまるで幼稚園児みたいに地面に寝転がり手足を伸ばしながらジタバタ暴れまくる。


「やだやだやだやだやだやだああああああああ!!」


「やめようよファンさんスタッフの人見てるよ」


[そうさ綺麗な髪が汚れるよ]


「やだやだやだやだ 絶対にネットで馬鹿にされるんだ 片親の手帳持ちがとっとと死ねとか 足が太いとか絵ごとぎが調子に乗るなとか やっぱり絵の中身はデブでぶすとか」


「太ってないでしょファンさんは」


[君がデブなら殆どの人類はデブだとおもうよ]


「まず姿すがた自由自在じゆうじざいだよね」


〔ねえねえ リュウタ かみがたへんじゃない〕


〔髪は生えてないでしょ〕


「絶対大荒れする!! V風情は配信だけやって大人しくしてろやカスが とか表舞台に出てくんな気持ち悪いとか どうせ炎上したら別の配信者になるんだろとか 気持ち悪い物を気持ち悪いと言えない世の中になってるけどお前は気持ち悪いとか!!」


「そんなん誰も言わないよ」


「言う!! 絶対に言うよ 言う 言ってたし ちょっとコラボしただけで炎上してたもん 翼とかアニメの主題歌担当した時に大炎上してたもう ド素人をアニメに使うなっつて!!」


「あれ・・翼さんって元全国的アイドルだよね」


[ただ言いたいだけだと思うよ]


「うん、言っておくがネットで騒いでる奴なんてたいてい暇な奴だ、あまり気にしない方が良い」


「気になるの!!! 私は!!!!」


「そもそも法に触れてなければ、倫理的道徳的にもおかしな事をしていない人に罵声を浴びせ誹謗中傷するれっきとした犯罪行為で倫理的道徳的にもおかしい行為をしている連中なんて気にする必要はないさ」


「ラウンさんちょっと言い過ぎだと思うよ」


「まず法に触れていたり、倫理的道徳的にもおかしな事をしていたとしても、誹謗中傷する権利なんてどこにもない、きっと奴らの事をヨハネが見たら号泣するだろうな」


〔ねえねえ ヨハネってだれ〕


〔あれですよ、えーっと罪人にレンガを投げつけないって言った人ですよ〕


「絶対に違う」


「でもいまなかこれだよね」


「そもそもいい大人が集まってすることか誹謗中傷なんて、これが自分を馬鹿にしたとか差別されたとかなら分かるが・・ただの配信者だろ」


「なんだろう その言葉聞いたらなんか段々と怒りが湧いてきた なんで私がびくびくしないといけないんだ 別に私変なことしてないし なんなら街を守ってるのに」


「そうだよファンさんその調子」


〔がんばれ がんばれ〕


「まず!!私が魔法少女になった時も炎上したけど 普通に納得いかねぇよ!! エボが炎上も酷かったけど何で私がなっただけで炎上するんだよ」


「え?ぼくって炎上えんじょうしたの」


「自称フェミニストが性犯罪者が魔法少女になるなって炎上してたな」


「・・・なんか頭の構造が8世代ぐらい遅れてませんかその人達、そもそも性犯罪って」


「性別が男だからだろうな」


「それってフェミニズムなんですか?」


「奴らが言うんだからそうなんだろう、顎門くん髪変じゃないかい」


「「ああ変だぜ」「そんなことないですよ、とても」「ヘンでござる」「いやいつもと何も変わらんだろ」」


「なるほど・・ちとくんどうだい」


「可愛らしいですよ普段通り」


「そ、そうか・・」


 真琴はそう言うと少し恥ずかしそうに下を向くが、求めていた答えが帰ってこなかったのか少し納得いかない表情を浮かべる。


「・・・あ、もしかし保護者みたいに見えたか聞いてました」


「そうなんだけど・・・まあこの見た目で保護者は無理だな、身長もリューターに抜かされそうだし」


「「うける」「抜かされてるだろ」「やーいちび」」


「ふん!!」


 真琴は顎門の膝をおもいっき蹴る。


「「いてえ・・まじで」「自業自得だな」「哀れなり」「まじでほんまに」」


「くそおおお なんだか怒りであったまってきた 何がイベントだ炎上したって出てやるもんね」


「その意気だよ、スタッフさん準備OKです」


 ようやくやる気を出した穂乃花を連れ舞台裏に行き、少し緊張しながらもイベント開始を待つ、舞台の片付けが終わり準備が整うと凪達は舞台に入場する。

どうもキャプテン・アメリカの映画を見るか見ないか少し悩んでる作者です、見たい気持ちは…あるにはあるけどそこまで興味が湧かないんですよね、なんか義務感で観に行く感じに近いです。


アメリカよりサンダーボルツの方が楽しみです、とは言え案外観てみたら面白いかもしれませんしね、私はマーベルズもそれなりに面白いと思えた人なので多分今作も普通に楽しんで見てると思います。

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