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第140話 空から落ちる物

「くたばれえええええ!!!!!」


 楓は手のひらに火球を作り出し、それを凪に投げつける。


 凪は車に引火する事を恐れ火球をかわさずに受け止める。


「やめましょう、こんなことしても何の意味もないですよ」


「意味はあるこの私の技術にお前が敗北するのだ」


 そう言うと背中に背負っていた巨大なバッグからカブトムシがパンパンに入った虫かごを取り出すと、かごをあけカブトムシを解き放つ。


「なんでカブトムシ?」


 カブトムシは逃げる様子を見せずに真っ直ぐ凪に向かってきた、その光景に思い出せないけどどこか既視感を感じた凪は咄嗟に回避すると避けられ車に衝突した1匹のカブトムシが ギュイーン!! と不気味な音を放つと同時に爆発した。


「うわあ!!」


「この私の能力を忘れたか、なら私の勝ちだな」


「不味い」


 50匹は居そうなカブトムシは楓の思うがままに動き凪に襲い掛かる。


 凪は少し戸惑いながらも単調な動きで動くカブトムシの動きを完全に見切り回避しながら、避難中の人たちから距離を離して流れ弾が行かないように移動する、しかし楓はそう来る事は読んでおり能力で地雷に変えた地面を凪が踏む。


 爆発で態勢を崩して凪に一斉にカブトムシが突っ込み、その爆発に連鎖して近くに仕掛けた爆弾が起爆され大きなクレータを作り出すほどの巨大な爆発を引き起こす。


「決まった、このまま一気に畳み掛ける」


 楓はフリスビーを取り出し爆発地点に投げつける。


「痛いなもう・・あの人本気だ」


 とてつもない爆発から能力で再生した凪にとてつもないフリスビーが飛んできて頭に深く突き刺さる、急いでそれを抜こうとしたが ギュイーン!! と言う音とともに爆発し頭が消し飛し、残った胴体はゆっくりとビザをついて倒れ込むがそんな凪に追撃しさらにフリスビーを投げつける。


 フリスビーは少し変な挙動をしながらも凪に向かっていく、しかしそのフリスビーが動画を一時停止したかのように空中で停止した。


「・・・もう、いい加減にしてください」


 フリスビーが一か所に集まり圧縮されそのまま消滅した。


 それと同時に駐車場にあいた巨大な穴が元に修復され、凪は分子操作で周囲を鉄でできだドームで覆い隠し凪達4人と一般人を隔離する。


「…もう何がしたいんですか、あと少しで人が死ぬ所でしたよ、私の復讐なんかくだらないもののためにそこまでするんですか、私を倒して犯罪者にでもなるつもりですか」


「………何か私に対して勘違いをしてないか、私はクトゥーグの技術協力者で学校はスポンサーだ、学校通いながらも関係だからズブズブじゃないがグレーゾーンを歩いている、今頃犯罪者とか言う肩書は興味がない」


「だから何をしても良いと」


「技術の進歩のためなら多少の犠牲は……いや待て言いすぎた、クソ頭が冴え思考がスッキリしすぎてる、くそたれコンプレックスめ」


【なんだ私に不満か、邪魔思考は排除して1つのことを成し遂げられるようにしてやっている私に…】


「なるほどこれがコンプレックスか…人の思考を歪めるものだと思っていたが、実際は1つの思考以外を排除するのか、なかなか面白い」


「え?コンプレックスに取り憑かれてるんですか、取り憑かれてるの…引き剥がそうとしてないんですか」


「引き剥がす必要性がどこにある、これはただのパワーソースだお前を倒すための」


 そう言いうと背中のバックから円盤状のUFOに似た機械が飛び出し、様々な格納部から大量の銃火器とポインターを取り出し凪の頭に赤いポイントをさだめる。


 それと同時に少し離れたところで爆炎が立ち込め地面が大きく揺れる、それと同時に鉄でできたドームに斬られたような穴が開く。


「お主の新たな力はその程度でござるか」


 ビームはそう言いながら刀に力を込めエッジで空を飛んでいる太一に向けて振い空間すら歪む斬撃を繰り出す。


 太一は斬撃をかわしながらエッジに搭載されているエネルギー弾を放出できる銃をビームに向け放つ、しかしビームは近くの車を片手で持ち上げるとそれを投げつけエネルギー弾を防ぐ。


「……すぅうう」


 ビームは森の中でやっていたように呼吸し、再び刀に力を込める、それと同時に風が吹き荒れアスファルトにヒビが生える、刀はビームに答えるように眩く光り輝く。


「させない、全開放(ぜんかいほう)


 それ対して太一はエッジの機能を全て解放し、ありとあらゆる所にある格納部と自身の能力を使い自分の姿が隠れるほどの銃火器や武器を作り出し一気に放出する。


 全ての攻撃がビームに直撃する挙動を見せる、しかしビームは少しの動きで全ての攻撃を回避する。


「くっ…」


〔主人様!!〕


〔たいち きけんだよ ここはひこう〕


 カードから自分が作り出した生物達が声をかける、しかし太一にその声は届かない、自分がビームを倒さないと、守られてばかりの自分ではない、その事を証明したいのかエッジのエネルギーを全て使い果たすまで攻撃を続ける。


〔 エネルギー低下 エネルギー低下 〕


 エッジのエネルギーが無くなり全ての武装が解除され、空を飛ぶのに使っていたエネルギーも切れ太一は真っ逆さまに落下する。


 その隙をビームが見逃すわけもなく刀を振るう。


 空間と時間すら歪ませるほどの斬撃が放たれ、斬撃からはビームが殺してきた人間の悲鳴や断末魔が鳴り響き幼い太一に死を想像させた。


「…ハッ…」


「虚しいものでござるな」


 ビームはそういう言うと刀を鞘に納める。


 放たれた斬撃は太一の真横をかすり、そのまま凪が作り出した鉄のドームに巨大な風穴をあけ、その残骸がエネルギー切れで落下中の太一に激突しそのまま押し潰す。


「……グッ…あ……」


「少し…無念だな」

どうも英語が読めないのにmarvelコミックの原書を読み始めた作者です、どこかで書いた気がしなくもないですが実はmarvelコミックのサブスクに加入してたまに読んでいます。


正直に言って字がないジェフとかmarvelミャウとかしか読めないんですが最近頑張って新アルティメットユニバースシリーズを読んでいます、正直に言ってもうリタイアしたいです何を言っているのかわからない。


 さて今回は難波大学に関して少し話します、簡単に言うと若き最高技術が集まり進化する学校です、前の話で魔術を保管して研究している組織が出ましたがその組織が作った学校です。


 そのため法律がほぼなく過去作では犯罪者を教師にしてたりしてました、今作でもそんな感じで学校自体がスカルキング達率いるクトゥーグと協力関係にあり、ビーチ回で出た正体を隠す道具やドロップスの飴などは全て難波大学で作られたものになっています。


こう言う事をさらっと出すのは理由があり、私によくある設定だけ考えて本編に出さない、と言うか出したくても出すストーリーが思いつかないからです、正確に言うと思いついては居ますが話が長くなるので書くまでもないなと思っています。

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