第137話 勝ち逃げなんてさせない
~~~難波機械創作大学・大城 楓専用研究室~~~
ここは能力を悪用し犯罪を行う犯罪者を研究し、それに対応する装備や道具の開発を主に開発する対犯科の研究室の1つ。
名前にあるようにここは大城 楓専用いや具体的に言えば彼女のチーム専用の研究室であり、研究室は明らかに危険そうな機械や怪しい光を放つ球体や大量のカブトムシが入った箱などが床に散らばっていた、一言で言えば汚く足の踏み場がない。
そのゴミ屋敷一歩手前の研究室の真ん中には楓がおり魔法少女の研究資料を片手に新たな装備を作っていた。
「・・・魔法少女か」
大城 楓 彼女は凪と穂乃花が出た大会で難波機械創作大学の代表者として山田と一緒に出場し、第二回戦のバトルシップにて凪とタイマンで戦い「お前のデータはすべて取った負ける理由は何処にもない」みたいなことを言ってあっさり負けた奴である。
恐らく大半の人間は楓の後に出た麻央の戦いの方が印象に残っていて彼女の事など覚えていないだろう、一応彼女は対犯科のAチームのリーダーを担当しており、彼女を中心にプロジェクトが進められている。
凪に負けた彼女が研究しているものが何なのかは言わなくとも分かるだろう。
「次こそは必ず」
そう言いながらマジカルピンクの写真を握り潰し、潰した写真ゴミ箱に捨てる。
彼女にとって失敗は恥ではない、だが今回の件は違う凪と戦う機会はこの時しかなく、勝てると絶対的な自信があったこと、そして凪の全力ではなかったからだ、更に自分の次に戦った麻央は凪の全力を相手に互角の戦いだった。
普段は恥に感じない彼女だが今回の件は全身から火が出そうなほど恥ずかしく怒りにあふれていた。
そんな彼女に怪しく影が忍び寄る。
「くつぉおおおおおお!!!勝てた勝てたはずなんだ、次こそ次こそは必ず」
【怒りを感じる】
「誰だ」
どこからか声が聞こえて楓は声が聞こえた方に振り返ると楓と同じ姿をしたコンプレックスが立っていた。
【誰でも私はお前だ】
「・・・私はお前を知ってるぞ」
【ほう】
「精神非生命体が実態を得た存在言わるファントムだろ、弱い人間に取り付いてそいつのエネルギーを吸い取って力を得るヒルに近い害虫」
【そこまで知っていて何故名前を間違える、私はコンプレックス、お前の怒りは素晴らしいものだな】
「怒り?馬鹿馬鹿しい、私が何に対して怒ることがあるんだ、別にあんな子供の事なんて別に何とも思っていない」
【誰に対しての怒りとは言ってないぞ】
「・・・」
【図星だな、何も隠す必要はない、怒る事は恥でも何でもない、私と手を組もう】
「組むと思うか、そもそも組んでどうなる、組んだどころで戦えない」
【何故だ】
「当たり前だろ、奴はもう大会に出場しない、戦うことは出来ないんでだ」
【なるほど戦うのには正式な手続きが必要だと思っているのか、プロレスの試合のようにルールがあり予定を組んで行うものだと】
「それはそうだろ、奴の予定も連絡先も知らないし、そもそもどう手続きすればいいか知らない」
【襲えばいいだろ】
「・・・は」
【お前が研究対象にしている犯罪者のように、白昼堂々と襲撃すればいい話だ】
「それは・・・ダメだろ」
【ならこのまま奴の勝ち逃げでいいんだな、自分は本気を出さずに負けた、かませ犬の大城 楓でいいんだな】
「いいだなんて一言も言っていない」
【ならやるか】
「あ、ああやってやる、何がマジカルピンクだあんな馬鹿みたいな名前のピンク頭に私が負けるわけがな待ってろ今度こそ私が勝つ」
怒りが殺意に切り替わった楓をコンプレックスは表情が読み取れない顔をしながらただ見つめる、何を考えているのかは分からない、だが「こいつちょろいな」みたいなことを思っているだろう。こんな安っぽい挑発に乗るのが天才なのだろうか。
そんな事を思いながら楓の体に手を突っ込み楓の精神と肉体に入り込む。
どうもマーベルライバルズでようやくゴールドに行けました作者です、上がったり下がったりで本当に上がれなかったんですけどようやくスキンが貰えるゴールドまで行けました、後はコレを下げないようにするだけですね。
果たしてうまくいくのか、酷い時はこいつ本当にゴールドかブロンズの間違いなんじゃないかと思うプレイする人が結構いるんですよね、特にスパイダーマン速ピしてる人で上手かったな1人ぐらいしか見てない気がする。
やっぱりスパイダーマンは使う人を選びますね、一応私はボンバスティックバックマンのスキンを買いましたが使ってないです。
地味にバックマンが好きなんですよ、ただ紙袋被っただけのピーターパーカーなんですけどそのシンプルさが好きで使えないのが分かってても買いました、ちなみに他にはミスターナイトとロケットとグルートのクリスマスとメイカーを買ってます。
地味に使うのでインビジブルガールのマリススキンを買おうか悩んだことがあるんですが、あまり心に刺さらないんですよね、使わないメイカーはシークレットウォーズのコミックで見てて好きになったんで買ったんですけどマリスは出たコミックを読んでなければデザインがそこまで好きじゃない。
いいデザインのスキンは多いんですけどいまいち心に刺さらない事が多いです、もしかしたら私は姿よりも物語性みたいな物に惹かれているのかもしれませんね。