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第123話 想定外の激戦

 凪は元の姿に戻したスペルコードを左手に握りしめ、右手にゴッドウォーズを握りしめるとまっすぐ麻央を見つめながら距離を測り後退りする。


「二刀流ね、面白そうじゃんだけどそれで勝てるかな」


 麻央はそう言うと目にも止まらぬスピードで凪に接近する、しかしどんだけ速かったとしても凪は麻央を姿を簡単に捉えられる、凪は戦いの影響で取れそうになっている床を思いっきり踏むと床が外れ麻央は体制を崩す。


「もらった」


 その隙をつこうと走り出した凪だが麻央は体制を崩した瞬間に空間に穴をあけその穴の中に逃げ、凪の攻撃を回避する。


「一体どk……」


 周囲を見渡そうとした瞬間に背後の空間に穴が開きその穴から現れた麻央はすぐさま凪の頭に回し蹴りをくらわせる。


 すかさず反撃しようと後ろに剣を振るうが剣先が髪に当たる寸前に穴の中に逃げ込む。


「嘘でしょまた…」


『おっとこれはなかなか厳しいですね』


『元のスピードが速いのに加えてあれだからね、かなり対処が難しいでしょう』


「くっ…なら」


 凪は真下を見つめ始めた、一体何をしているんだろうと司会や観客が困惑している中真上の空間に穴が開く、空いた空間に太陽の光が遮断され地面に黒い影が映し出される。


 下を向いていた凪は影を見て真上に空間が空いた事を理解すると穴に向かって振るう。


 バキバキ


「なに?」


 しかし剣が切ったのは演出のために様々な所に仕掛けられた小麦粉の袋だった、凪が切ったことで小麦粉が周囲にばら撒かれ周囲は白い煙に包まれた。


「ゴホゴホ、まずいよ前が」


 煙を少しでも無くそうと剣をブンブン振っていると正面から現れた麻央がドロップキックをくらわせ、背後に開きっぱなしの穴の中に突き飛ばす。


「うわぁぁぁあ」


 穴に突き飛ばされた凪は麻央の背後に空いたいた穴から現れる。麻央は振り返りざまに回し蹴りをくらわせろうとしたが咄嗟に右手に握った剣で防ぎ、凪は振り返ると同時に右手で握る剣を振るうが麻央は体を大きく仰反り攻撃を避ける。


 さらに仰反ると同時に左足を上げて剣を握る手を蹴り剣を弾き飛ばす。


「まずいスペルコードが」


 飛ばされた剣に視線が誘導されている隙に凪を背後から両脇に両手を差し入れ、後頭部に自分の両手を組む羽交い絞めを完璧な体制できめる。


「くっ…」


『完璧な体制で羽交い絞めが決まった!!』


 そこらへんの人間がやった羽交い絞めなら簡単にどうにかできたのだろうが相手はゴリラよりも強い麻央、そんな相手から簡単に逃げる事はできない。


「この…はなし…」


「さてどうしたもんかな」


 凪はもがきながら右手に握るゴッドウォーズから手を離すとウォーズは独りでに宙に浮かび始め麻央に襲い掛かろうとする、これはまずいと麻央は咄嗟に羽交い絞めをやめ距離を離す。


「はあ、はあ、はあ」


「危ない所だった」


「お、思ってたより強い」


「嬉しいこと言ってくれるね、で次はどう来るのかな」


「……………」


「うわぁ だいぶきつい状況だね」


「ファンさん?」


 どうやったら倒せるのか考えていたその時穂乃果の声が聞こえ当たりを見渡す、しかし穂乃果の姿は全くなく声だけが聞こえる。


「え?どこに居るの」


「正攻法で倒せそうだったから手を出さなかったんだけど 見れる感じ無理そうだよね」


「う、うん、悔しいけどそうだね、それにこの姿もずっとなれるわけじゃないから長期戦に持ち込まれると厳しいかも」


「なら少し卑怯な手を使おう って言っても実はもう準備は整ってるんだけどね」


 コトコトコト と凪の麻央の間からそんな靴音がなり小麦粉で真っ白な床に靴跡がつく。


「…ん?」


「さて 面白いものがみれるよ」


 そう言いながら2人の間から翼の姿に変身した穂乃果の姿が突然現れた……現れたと言うより現したの方が表現としては合っているのだろう。


 穂乃果が変身した翼の能力は透明化、体を透明にして見えなくする能力、それで見えなくしていただけである。


『おや、あれは…ファンランド選手でしょうか』


『あの姿はたしか…』


「久しぶりに見たよその姿、人気アイドルの翼さんだよね、私好きだったよあの子の歌、そんな翼さんに変身するって…もしかして知り合い?」


「え その…あ……えーっと」


「あんな堂々と出てきて人見知り発動しないでよ」


「う うるさいな は 恥ずかしいだよ」


「恥ずかしがり屋なら大人しくしててくれるかな?言ったらあれだけど私に勝てる?」


「あの人の言う通りだよファンさんじゃ勝てないよ」


「ふふふふ ばかちんが なんの作戦も無しに突っ込むわけなかろうが 作戦があるんだなぁ〜これが ちゃんとした作戦が」


「さ、作戦?って…なにこれ」


 そう喋っていると徐々に周囲の物が消えていく。


「え?」


 穂乃果の姿が消え、床が消え壁が消え柱が消え、最終的には船の全てが見えなくなっていた。


「こ、これは」


「…ある、見えなくなってるだけで床はまだある」


「透明化か…だけど船全部を見えなくするなんて驚いたけど、見えなくなってるだけで実物はある、それならどうにでもなるよ」


「そうだよファンさん見えなくなってるだけで何の意味も…」


「そうじゃないって 別に殴り合うだけが勝つ方法じゃない って話」


「…勝つ…あ、もしかしてそう言うこと」


 凪は穂乃果の作戦に気づくとゆっくりと立ち上がり剣を握る。

どうもおそらく胃腸風邪をひいた作者です、10年ぶりぐらいですよ昨日食べたものが全てゲロとして口から出てきたのは、今はだいぶ大人しくなりましたがそれでも頭が少し痛いしお腹が気持ち悪いですね、まあ薬の影響だと思いますが。


さて特に本編と関係ない事を話す後書きのコーナーですが、皆さんは風都探偵の映画は見に行ったでしようか、私は雄一の休みの日である土曜日にやっと見にいけました、ものすごく面白かったですぜひ2期を2期をぜひとも、いや2期とは言わずに3期もお願いしたい。


個人的に原作にあたるダブルは子供の頃から見てて好きだったんですがそれが漫画になった事でより好きになりました、まぁ…子供の時に1番見てて好きだったのはオーズなんですが……まぁ…どうしてオーズはああなったのか。


映画が始まるまでゲーセンをぶらぶらしてたんですがクレーゲームでですねライリーことスカーレットスパイダーマンのフィギュアがあったんですよ絶対に取らないとと思って気付けば1万ぐらい消えて居ました結局手に入らずネットで1500円の奴を買うことになりました、もう2度とクレーンゲームはしない。


さてここまで本編に関係ない話をしたので少しだけ関係ある話をしましょう、実は真琴さんの探偵設定ですが元をたとえばダブルが元になってるんですよね、恥ずかしい過去作ではタイプライターをローマ字で入力していたり、主人公の着信音が吉川晃司のモニカだったりしてます。

そもそも探偵を出そうとしたのもダブルがきっかけですからね。


ちなみに書いたかも知れませんが真琴さんの髪が白いのは私の中で女探偵=白髪と言うイメージがあるからです、まあ子供の時に見た掟上今日子や少し違いますが虚構推理と探偵AIなどでそう言うイメージが染み付いてしまっていますね、個人的に真琴さんはそう言う3人の探偵像が合体してしまった感じが個人的に感じます、まぁ性格とは全然似てませんし、似せたと言うにはそれらの作品様に失礼ですしね。

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