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第120話 花火は最後は水に

「どうする?まだ私は落ちてないよ」


「ふん、なら今から落としてやろう」


 そう言いながら2人は見つめ合いしばらく沈黙が続いた、西部劇でよくあるガンマン同士の早撃ちのように見つめ合いどちから先に仕掛けるかの勝負になっていた。


 その勝負を先に仕掛けたのは凪だった、凪は攻撃が当てづらいように背を低くしてザクザクに方向を変えながら走り出す、しかしその動きは単調で楓には手に取るよう読めてしまう。


「そこだ!!」


 楓は凪の動きを先読みし、手のひらの花火を投げつける、楓の手から離れた花火は放物線を描きながら凪に直撃する。


「あっつ!!」


「隙だらけだな」


 楓が放ったのは花火のためかそこまでのダメージはない、しかし爆弾と違い煌びやかで輝いている花火は凪の視界全体を埋め尽くし、楓の姿を隠す。


 花火が姿を隠している間に楓は足から爆発を起こしその爆風で凪に急接近すると首を掴み船の柱に叩きつける、そのまま楓は手のひらから花火を放とうとした


「一気に終わらせてやろう」


「させるか!!」


 凪は楓の腕にしがみつくと勢いをつけて下半身をあげる、楓の肩に足を置くとそのまま足を近づけ楓の首を絞めあげる。


「うぐっ!!」


「このまま絞めて…って」


 楓はしがみつかれている腕を上げるとそのまましがみついている凪を柱に叩きつけると左右に腕をブンブンふるいしがみついている凪を投げ飛ばし、飛ばされている凪に向かって爆弾を投げつける。


「うお!!」


 ドカンと爆発しながら凪は吹き飛び場外に飛ばされそうになるが船の手すりを掴みなんとか耐えた。


「ふう、危なかった…って!」


 手すりから船に戻ろうとした凪に向かって楓は手のひらからビームを放ち、急いで手すりの上でジャンプして回避し、着地すると同時に壊れた手すりの残骸を手の取り楓に投げつける。


「チッ」


 残骸は楓の頭に当たるように飛んでくるが飛んでくる残骸に向けて爆弾を投げつけ破壊するが、爆発の煙の中から凪が突っ込んでくる。


「えい!!」


「ぐっ…」


『綺麗に入った!!』


 凪の拳は楓の鳩尾に綺麗に入り楓は悶えるが、凪は追撃に回し蹴りを腹にくらわせ楓を吹き飛ばす。


「ぐっ!!」


「もらった!!」


 鳩尾を手で押さえて痛みを堪えている楓にさらなる追撃を喰らわせ退場させようと凪が走り出しその拳が顔面に当たる寸前


 ベキバキバキ


「え?」


「なんだ」


「はいストップ」


 2人の間の空間が音を鳴らしながら崩壊し、その崩壊した空間から喫茶パンキンの創設者 愛川(あいがわ) 麻央(まお)が現れた、麻央は凪の拳を片手で受け止めるとそのまま投げる。


「ウワァァァァァァァああ!!!」


『お、おっと!!ここで麻央選手の参加だ!!』


「ウォォォォオ!!まずい落ちる!!」


 投げられた凪は物凄いスピードで飛ばされ船から離れ場外の壁に当たりそうになった、凪は必死に退場にならないようにもがいているとどこからか穂乃果の叫び声が聞こえた。


「捕まって!!」


 山田を倒して上に上がって来た穂乃果は腕を伸ばし、その声に気づいた凪は伸びた手を掴んだ。穂乃果はその手を強く握りしめると腕を強く引き戻し凪を自分の胸に引き寄せ、凪を抱きしめた。


「あ、危なかったありがとうファンさん…ん?ファンさん?」


 凪は穂乃果と目を合わせようと顔を上にあなたが穂乃果は顔を真っ赤にさせながら目を逸らす。


「あ いや ななななんもないよ」


「え?何も言ってないけど…どうしたの?何かあった?」


「いや……その……」


 穂乃果は目を合わせようとしたが恥ずかしさからか目を離した、こうやって抱きしめる経験がないからか穂乃果の心臓の鼓動が早まり、その鼓動の早まりといつもと雰囲気が違う穂乃果に困惑しながらも腕を離し麻央を見る。


「なんのつもりだ」


 楓は鳩尾を押さえていた手に爆弾を握り麻央に話しかけると麻央は楓の手に握られた爆弾を奪い取ると楓を思いっきり蹴り船から突き落とす。


「なっ?」


「別に助けたわけじゃないよ」


 船から離れた楓は足から爆発を起こして船に戻ろうとしたがそんな楓に向かって奪った爆弾を投げつける。


「ぐわぁぁぁぁぁ!!」


『お、おっお!!ここで楓選手脱落だ!!』


 自らの爆弾によってダメージを負った楓は能力を上手く制御できずに退場した。


「美味しいとこだけ総取りってね」



「あ、あの人って…」


「え ごめん 誰だっけ?」


「試合開始前に話しかけてくれた人でしょ、麻央さん確か相方の人は…」


 そんな話をしていると相方の久詩がサイレントナイトのロックレイジを両手で引きずりながら現れ、気絶している2人を場外に投げ落とした。


「総取りするとか言ってたが、総取りできてないぞ、肝心のピンク頭が落ちてない」


「え?うそ」


「ちょっと!!ピンク頭はないでじょ」


「そうだそうだ 全身ピンクだぞ!!」


「ねえなんか語弊ありそうだからやめて」


「厄介そうなのを2人まとめて倒せるチャンスを狙ったんだけどな…」


「先に倒すのはひもQのほうだったな」


「だ だれがひもよ!! た 確かに引きこもりだけどさ」


「ファンさん多分違う、ほら伸びるグミあるじゃん、それのことを言ってるんだとおもうよ」


「なかなか思う通りにいかないね、まあいいかあなた達が暴れている間に何人か落とせたし、ここからは奇襲とかしないで正々堂々いこっか」

どうも台風と悪天候のせいで忙しい仕事がより忙しくなった作者です、家で仕事をしないといけないぐらい忙しくなりました、これで給料変わらないのは何かのバグでしようか。


さて、小説を書くどころの話ではなくなって来たのですが前回の後書きで能力の秘密を書くと書きましたので今回はそれを書きますね。


魔法少女のメンバーの能力に関してですがちょっとした小ネタというかこじつけに近い共通点があるんですよね、それが何かを操作及び改変することなんですよ。


凪さんは分子の操作及び改変、穂乃果さんは自身の遺伝子の操作及び改変、太一くんは現実の操作及び改変が可能という共通点があるんですよ、でこの共通点に1人当てはまらないのが真琴さんですがこれは私の設定ミスではなくとある理由でやっています。


そのとある理由と言うのは次の章で明らかになる予定ではあったんですよ…まあ…前から書いているようにそこまで伸びてない作品を頑張っても書いても意味がないのでキリのいい所で切ろうとしてるんですよね。


で元々は次の章も書く予定でシナリオを考えているのでいくつか次の章の伏線があったりするんですよね、スカルjrとマックスの正体や活躍だったり、凪の能力の封印された理由よ敵組織やヒーローズハントや他のヒーローだったりボブらへんの設定もそうだったりしてます、ただまぁ…思いのほか伸びななかったのでこの章で終わらせるつもりなので理由がわからずに終わってしまうんですよね、流石にそこら辺は最終回の後書きで書きますので気になる方は最終回まで待ってくださいなんか12月までかかってそうだけど。


とはいえ没にするには惜しい設定が多いのでフェス編でのラスボスみたいにどこかで再利用すると思いますしなんなら次回作はヒーローズハントとシスタームーンの話にはなる予定ですので次の章で出そうと思った設定は2年以内には全部出るのではないのでしょうか。


次の章に関して色々と伏線のようなものははってはいるんですが…まあ書く予定はないので別に意味はなかったですね、私と違ってお時間がある方はその伏線みたいな物を探してみてはいかがでしょうか、では私は家で仕事ですねクソが。。| 。。

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