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第117話 花火が上がる時

「うわぁぁぁぁぁぁぁあああ」


『おっとここで早くも1枚脱落だ!!』


 凪は一斉に襲いかかってくる選手達の攻撃をかわしながら1人を場外に突き飛ばす、しかし1人居なくなったまけで選手たちはまだまだいる、その選手達はまるでハイエナのように徒党を組んで一斉に襲いかかってくる。


「もう、それずるいって」


「わりぃがそう言う試合だ!!」


「悪く思わないでね」

 

 大きな翼を広げ空を飛ぶ女は空を飛びながら自分の羽を弾丸のように凪に飛ばしてくる、凪はその羽をかわしていると男がタックルを仕掛けようとしたが凪はジャンプして跳び箱のように男を上を通り過ぎる。


 男の背後にまわると男が振り向くよりも早く踵落としを頭に当て男を気絶させとその男を落とそうとしていた。


 だがその男と同じチームの腕を鎖に変える能力を持つ男が凪に向かって鎖を飛ばしてくる。


「もう!!きりないな」


 その攻撃をあえて腕で受け鎖を自分の腕に巻きつけるとその鎖を思いっきり引っ張って鎖ごと男を砲丸投げのようにぐるぐる振り回す。


「あばばぼびぼばざびぼほ!!!」


「危な!!」


「くそ近づけねぇ」


『おっと!!選手を鎖ごと振り回した!!』


『いい作戦ね、振り回すことで他の選手が近づかないようにしたわね、まあ振り回されてる側は可哀想だけど』


「おりゃ!!」


 凪は男を振り回し遠心力をたまると男を空を飛んでいる女に向かって投げつける、普段の戦闘で使いずらいワンデイを使って命中力を高めていたからか、男は飛んでいる女に激突しそのまま2人まとめて場外まで吹き飛んだ。


「グランディ!!!!!!!!!」


『おっと!!ここでグランディ選手と鎖田選手が脱落!』


『あの状況で3人退場させるとは凄いわね』


「はあ、はあ、はあ」


 凪は肩で呼吸しながらも踵落としで気絶させた男を持ち上げると船から落とす。


「お、おい」

「まじかよ」


 さっきの連続撃退を見たからか集まっていた選手達が後退り警戒するような様子を見せる、中にはその場を離れ別の選手を狙おうとする者も居た、全員が全員だれか行けよと言う視線を周りに向ける。


 凪も凪でいつ誰が仕掛けてもおかしくない状況に周囲を見ながら警戒をする、楓は相変わらず旗から様子を見ており、他の二人三脚の参加者は見当たらない、おそらく凪と戦っても意味がないと判断したのだろう。


  穴に落ちた穂乃果を助けようかと穴に目を向けるがなぜが穴は赤い紐か何かで塞がっていて入れない、楓の相方が居ないから多分下に居るんだろうなと凪は考えつつ、とりあえず今は目の前の相手に集中することにした。


 このままじっとしてても拉致が開かないと考え凪は動き出す。


『おおっと!!ここで遂に凪選手が動き出したぞ!!』


「くそ、動きやがった」

「おいなんとかしろって」

「は?なんとかってどうやってだよ」

「しらねぇよ」


『さぁーて、どうする』


 凪が動き出し選手達が一斉に構える。凪は周りを確認しあまり警戒しておらず1番近くに居た選手の胸ぐらを掴むとそのまま力任せにパートナーと思われる男に向かって投げつける。


「うわぁ」


「おい大丈夫かしっかり…」


 男が飛んできたパートナーを掴んで凪に視線を離した隙に凪は助走をつけて男にドロップキックをくらわせ、着地と同時に他の女選手の踵を蹴って転ばせ、後ろから飛んできた鉄球を掴み投げつけて来た男に投げ返す。


「ぐべ!!」


 そして転ばせた女が立ち上がる前に頭を掴むと地面に叩きつけ、そのまま船の上から落とす。


「ふん!!隙だらけだ」


 そう言いながら1人の男が顔を掴もうとしたが凪はその手に頭突きをしてその行動を無効化し、その男を踏み台にして吹き抜け部分から抜け出し2階に移動する。


「よいしょっと」


『おっと!!マジカル選手!!他の選手がいない2階に逃げた』


 流石にここにいる全員を相手にしていたらキリがないと考えたのだろう、2階に移動後すぐに撤退しようと扉を開けて調理室に逃げ込む。しかしそれを許さない女が1人いた


 旗にしがみついて高みの見物を決め込んでいた楓は旗から飛び降りると足から花火を放ちその爆発力で空を飛び2階に足を踏み入れると凪の背中を追って花火を投げつける。


「ん?って!あぶな!!」


 凪は近くにあったタライを手に取りそのタライで花火を塞いだ。


「ねえ、その能力さ絶対に人に向けて使うものじゃないよね、それに少ししつこすぎないかな、ファンさんと私を分断なんかさせてさ」


「戦略と言ってもらおうか」


「戦略か…それより1人で来て良かったの、なんか私武器が本体みたいな扱いだけど無くてもそれなりに戦えるよ」


「ほう、それはコレを見てから言ってもらおうか」

 

 楓はそう言いながら軍服のような制服の裾を捲り腕を見せた。


「え?それって」


「私の学校はへい…防衛技術の開発を主にしている、これはその最新鋭だ」


 その腕にはスーツに似た謎の道具が巻かれており、楓はその道具を起動させると黒い光が調理室全体を包み込み、その光は楓の服と肉体を魔法少女ににた姿に変化させる。


 長いズボンはソシャゲみたいなミニスカに変化し、腹回りにはコルセットを巻き、シルクハットの帽子を被せた見るからに暑苦しそうな姿をしていた、今日は温度は41度そんな中でする格好ではないのは確かだ


「光栄に思うがいいこのエスプクリプスの姿で倒させるのだからな」


「え?な、なにそれ、と言うかそれスーツだよね、それ凄い危険な物だから外して」


「ふん見惚れたかこの私の姿に」


「あ、いや…そうじゃなくて、それ危ないよ」


「コレは我々が作り出した秘密兵器だスーツの危険性だけを排除し、さらに魔法少女の力を研究して編み出した産物だ、もちろん見かけだけじゃない」


 そう言いながら手のひらからレーザーのような火を放ち、凪はその火を頭に当たる寸前の所で避け、凪から外れた火は後ろの壁に風穴を開けた。


「…え?」


「ありとあらゆる能力を強化している、その強化倍率は元の5倍」


「ず、ずるじゃないのそれ、武器の持ち込みは禁止されてるよ」


「問題はないさ、君と同じ姿になっただけだ、私がダメなら君もダメだろ」


「……あ、そ……そっか」


「さあ、この姿の素晴らしさを君を倒して証明してみせよう、そうすれば新たな研究費が獲得できる」


「え?私コレから金のために殴られるの」

どうも仕事が忙しくなって小説どころの騒ぎではなくなって来た作者です、いや…元々は下請さんのサポートをするだけだったんですがその下請けさんが倒産して仕事が増え、さらに会社から1人退職でその人が担当する仕事が来たりでとても小説とか言えない話になって来ました。

そんなわけで今後は2日に1話の投稿になるかもしれません、もちろん1日1話を目指して描きますよ。


さて今回の話ですが本当ならもう少し集団戦があったんですが、集団戦って書くのが難しいのにつまらないしめんどくさいんですよね、なので早々に引き上げました、やっぱり1対1の方が書きやすい。


明日はの投稿ですがおそらく無理ですね家に帰ってこれるのが8時です、うんいつかやめてやる。

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