第112話 鏡の何か
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なんでもありな二人三脚は凪と穂乃果の1位でゴールしイエロージャケットとの賭けに勝利したが2人はそんな事よりも次のバトルシップの準備に取り掛かっていた。
最下位からの見事な逆転劇に会場が盛り上がっている、しかし光があれば闇もあると言うもの、最高潮の盛り上がりを見せる会場に無数の闇が渦巻いていた。
疲れて休憩所に向かうとしている凪達を遠くのビルから狙うスナイパーが1人とその護衛が3人、彼らはヒーローズハントの参加者で賞金がかけられている凪達が油断する瞬間を狙っていた。
スナイパーは息を殺して穂乃果に射線を合わせる、凪を狙ったところで再生されるしそこまでいい金にはならない、一方穂乃果は一撃で仕留められかなりの金が入る相手、どっちを狙うかと言われればもちろん穂乃果に決まっている。
スナイパーは息を殺し引き金を引こうとしたその瞬間、背後から護衛とは別の声が聞こえてくる。
「ねえねえ、そんな銃持ってるけど猟友会の人?狙いはカラスか何かかな?」
その声が機械を通して変換された女性の声、そんな声で話しかけるやつなんて1人しか居ない、ヘルメットに暑そうなゴムスーツにPCみたいな馬鹿でかい機械を腕につける自警団。
「ムイナテメェ!!どこから現れやがった!」
「死に晒せぇ!」
護衛の3人はムイナの存在に気づくとナイフを片手に持って襲い掛かってくる。
ムイナは1人の護衛の攻撃をかわし腕を掴むともう片方の手でナイフを奪いながら、拳銃を向けてくる男に対して護衛を盾にし、少し戸惑っている一瞬の隙に奪ったナイフを男の手に向けて投げつける。
「ぐわあぁぁぁあ!!」
ナイフが手に突き刺さり苦悶の表情を浮かべている男に掴んでいる護衛を投げつけ、能力で護衛が座っていた椅子を引き寄せもう1人の護衛の銃弾を防ぎながら接近しその護衛の頭を椅子でぶん殴る。
「が!!」
「チックソが」
スナイパーは護衛の3人がやられたのを見ると持っていた銃をしまいすぐさま逃げようとした、ムイナはその隙を見逃さす事なく、能力で自分の体をスナイパーに引き寄せることでとてつもないスピードでスナイパーに接近。
「な!?」
その勢いのままスナイパーの頭を蹴り近くの壁に叩きつける。
「これで完了と、全くこんなめでたい日にやらなくてもいいのに、大人しくお家で北京ダック食べてればいいのに」
そう言いながらムイナは男達をガムテープで拘束しながら腕の機械を操作しどこかに連絡する。
「こっち3人拘束した、本当にこんな馬鹿暑いなかやらなくてもいいのに、そっちは問題ない?」
『…………ご苦労様、こっちは今のところ何もないわよ…………』
「それならいいや、しかしヘンリーさんも酷いね、ヒーローズハントの手がかりを掴むために魔法少女を囮にするなんて」
『…………神出鬼没の彼女達が出ると聞いたら、狩にくる連中が出てくる………』
「それを私が狩ると、ミイラ取りがミイラになるね、念の為に捕まえた連中から聞けることないかやってみるね」
『………好きにしなさい、10分後に警察を向かわせるわ…………』
「りょ」
ムイナは連絡を切るとゆっくりとガムテープで拘束されている男達に近づく。
「さて猟友会のお兄さん達、聞きたいことがあるんだけどヒーローズハントについて知ってること全部吐いてくれないかな」
「くっ、コレを解けクソ野郎」
「テメェ覚悟しやがれ俺達にこんな事してタダで済むと思ってんのか?」
「え、えーっと…ごめん君達ってそんな有名な人?」
「いいか俺たちはホワイト…」
「チョコレート?」
「は?ちげぇよ、俺たちは…」
「もう誰でもいいか、とりあえず教えてくれない、ハントは誰が金を出してるの?」
「知るかよ」
「え?知らないなんて事はないでしょ」
「知らないようだな」
「知ってるよ、専用のサイトで依頼を受けるんでしょ、そのサイトの創設者とか流石に知ってるでしょ」
「なら教えてやるよ、そのサイトはあくまで金を集めるだけ、1人の人間が獲物に賞金をかけたら、その獲物に恨みをもってたり殺したいと思ってる奴がさらに賞金の金額をプラスする」
「それで殺した奴がその金額を総取り」
「いろんな人間が金を出してるから正確な依頼人はわからん」
「なるほど嫌な募金みたい、ちなみにお金はどうやって貰ってるの?レターパック?それとも普通に銀行で?」
「鏡から出てくる」
「……は?いや、ごめんもう一回言って」
「依頼が完了したら鏡の中から金が出てくるんだよ」
「…………」
「本当だよ、俺も馬鹿げてると思ったけど本当だ」
ムイナはおかしなことを言ってるけど本当かなと思いながら男達を見ていると視界の端に巨大な鏡があることに気づいた。
「…ん?あんな鏡あったかな?」
そう思いながら見ていると鏡の世界が歪み別の空間を映し出した、その空間にはゴミしかないそんなゴミ溜め空間に金色に輝く何かがこっちを見つめていた。
鏡の中から鼻を塞ぎたくなるほどな悪臭がこの場にいる全員に伝わる、無数のゴミが広がる空間で目立つ金色の姿をした何かは鏡の外にいるムイナに指を刺した瞬間、鏡の中から黒く禍々しい2体の怪物が飛び出しムイナに襲いかかる。
どうも普通にネタが思いつかなくて遅刻した作者です、そういえば皆さんついにmarvelウルトラマンが出て来ましたね、知らない人に話すと4年前?ぐらい前からmarvelでウルトラマンのコミックが出てたんですが3巻が出たタイミングでなぜか音沙汰がなくなったんですね。
で体感2年前に本格的なコラボが発表されたけど全く音沙汰がなく、3巻目の翻訳版も延期に延期を重ねて発売日が2999年とかになってたんですよ、あ…これ没になったなと思って諦めていたんですが、なんと今年の3月に3巻の翻訳版が突然発刊されだと思ったら今年の8月にコラボ作品が2つ出たんですよ。
1つは多分翻訳版がでるのに1年はかかると思うんですがもう1つはコロコロオンラインで出るんですよ、しかもデュエマの作者の人が書いてるんですよ、2話まだ公開されてるんですが続きを見るのがすごい楽しみです。
ちなみに翻訳版は3巻まで出てて電子書籍版もありますので気になったら買ってみてください(1冊2500円クソたかい)まぁ…その買う価値はあると思いますよ、日本で出てる画集にストーリー性があるみたいな感じで絵が凄い上手です。
特に最後のページに出てるヴァリアントカバーと言ういろんな作家さんが書いた1枚絵が13枚あるんですがどれも味があって凄いし、当時の写真も4枚ぐらいあるんですが驚くぐらい高画質なんですよ、気になった方は買ってみたらどうでしょうか(なお3巻で7500円)あのあと…筋肉の書き込みがすごいです、なんであんな筋肉かけるのに女性陣はブ…あ、いやなんともないです。
さて本編の話…します?こんなに長い話を書いた後にする話ではない気がしますね、今回鏡の中にいる何かが出ましたがこれは過去作でラスボスになる予定だった人です、過去作が没?と言うか書く気力がなくなった結果伏線だけ残してほったらかしになってたラスボスですね。
そのラスボスさんですが葬式じゃないですけど、没になった変わりにここで登場させてようと思い登場させました、本格的な登場はリアルライブの話になります。