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第109話 開幕二人三脚

『今年もなんでもありの二人三脚が始まるぜ!!準備はいいか!!』


「「「「「いえーーーーい!!!」」」」


 選手全員がスタートラインに立ち、観客席から大盛り上がりの声が響き渡り、なぜ準備がいいかで観客が返事するんだろうと凪は思いながらもスタートを知らせるモニターを眺める。


 まあなんで観客が返事するのかは単純にノリと勢いで理由はないと思われる、と言うかないな。絶対にない。


「…………」


 静かな会場の中でモニターに数字が表示される、5.4.とカウントが進む、その時間は変わりもない1秒だが凪にはその1秒が10秒に感じるほどに緊張していた。


 出発係の男が上にピストルを上げ、女が白旗を用意し0になる瞬間を今か今かとまつ、3.2.1そして0がモニターに表示された、しかしピストルの音はならず旗を持つ女は不思議そうな顔をしながら出発係を見つめる。


 あれ?何か不具合かなと凪が思っていると5番の忍者のような格好をしたサイレントナイトとロックレイジが走り出した。


「(え?フライングじゃ…)」


 そう口に出した凪だが自分の声が耳に聞こえてこないことに気づいた。


「(え?あぁああああああああ!!!!なにこれ喋ってるのに声が聞こえない、いやそれだけじゃない観客の声も蝉の鳴き声も風の音も何も聞こえない…まさかこれは]」


 凪が何かに気づくと同時にこの現象の正体に気づいた2番の麻央と久詩が走り出し、その姿でようやく状況を理解しは他の選手も走り出したが穂乃果は「え?私達以外フライング?」と思いながら眺めていた。


 しかし審判はコレを止める事はなかった、なぜならフライングでもなんでもないからだ


「(や、やられたサイレントナイトの能力は遮音)」


 周囲の音を完全に遮音する能力、この能力でピストルの音を消すことで他の選手よりも早く走り出したのだ……こっす、やり方がこすい。


「………いやアウトでしょ」


 距離が離れたことでサイレントナイトの能力の範囲内に出たことで凪はようやく音を聞き取れるようになり2人は急いで後を追う。


「卑怯者!! ほぼフライングじゃねえか!!」


『え、えーっと、コレに関しては脳力の範囲内ですし、ピストルが引かれたらスタートなのでセーフですね』


『だとしてもやり方がこすいぜサイレントナイト!!そこまでして勝ちたいか!!』


「ふんしれたこと、拙者どのような手を使おうとも最終的に勝てばいいのでござる」


「汚い!! 流石忍者汚い!!」


「褒め言葉よ、やれロック」


【無論わかっておるよ】


 そう言うと後ろに手を伸ばすと、能力を使い手のひらから石を作り出す、その足は手のひらの上で徐々に大きくなっていき、5秒もすれば3mの岩になった。


 その岩を勢いよく後ろに投げつけると再び岩を作る準備に入る。


「チッ、めんどうだな麻央」


「任せといてよ」


 岩が2番の選手たちに迫るが止まる様子はなく、それどころか岩に真っ直ぐ向かっていく。


「なぬ?」


 そして1mぐらいの距離になると麻央がその岩に触れた瞬間、岩全体に亀裂が入り、一瞬にして崩壊した。


「え?何あれすごい」


『おっと麻央選手ロックレイジ選手の攻撃を軽々粉砕!!!』


『彼女の能力は空間をも破壊する力を持つと言いますから、コレぐらいは簡単なのでしょう』


『なるほど驚異的ですね』


【クッ…小癪な】


「気にする事はない順位は拙者達が独占中」


『さて現在の順位は1位が5番のイエロージャケット、それから15mほど離れた位置に2番のパンプキン、それから5mほど離れた位置に1番の暁大学、その後ろを3番難波機械創作大学と6番オソヒコールが並び

4番の魔法少女はオソヒコールから2年10m離れた位置で現状最下位!!クラフトさん5番のサイレントナイトの能力で出るのが遅れたのが響いているか、司会のクラフトさんどうでしょうか


『[うーん、それもあるけど2人とも緊張している間だね、それにあまりこう言うのに慣れてないこととが関係してるかもね]』


『なるほど』


「おいこれ待て なんでクラフトが司会にいるの」


「あ、本当だなんで」


『さて、イエロージャケットが1位を独占中、しかし能力の使用がメインのこの大会先に仕掛けるのはどのチームだ』


「鳥先生!!そろそろ仕掛けるニャンよ」


「うんそうね」


 誰が先に仕掛けるか緊迫な状況の中1番の暁大学が動きを見せた、吉松が手を後ろに伸ばすと命は吉松に抱きつき、吉松手のひらから高圧の水を噴出させた。


 その水は地面のアスファルトが5cmほど削る威力でまるでロケットのように2人の体は宙に浮きその勢いで順位を追い上げる。


『暁大学能力を使用して追い上げかけてきた』


『吉松選手の能力は体の一部を水に変えたり操作したり作り出せたりする能力ですから、かなり多彩な芸当が可能です』


『[しかし体を持ち上げるほどの水圧をずっと放つ事はできないだろう、1位は抜かさないと思うよ]』


『なるほど暁大学は2位のパンプキンを抜き、1位のイエロージャケットと5mの位置まで接近』


「イェーイふう!!」


 吉松の能力を解除し2人は地面に着地し走り始める。


「くっ、なかなかやるでござる」


【だがこいつでしまいだ】

 

 ロックレイジは暁大学の2人に狙いを定めて15cmほどの石を連発する、しかし吉松は体を液体に変えその石を透過かせ、命は体をありえない角度で曲げ石をかわす。


「え?なにあれ明らかに曲がっちゃいけない曲がりかたしてたよね」


「はあ はあ はあ ね 猫は え えき液体ってよ よく聞くよ」


「なんかすごい疲れてない大丈夫?」


「はぁはぁはぁ 元々 たい りよく ないから変身してもそんなに…」


「そ、そうなんだ」


「それよりどうする全然追いつけてないよ 奥の手使おうよ」


「まだ全員の能力がわかってないし、下手に使ったら最後に追いつかれるも、いつもと同じここは様子を見よう」

どうも温泉が最高な作者です、やっぱり夏で汗かくので温泉はとてもいいですね、まぁ…はい最高すぎて昨日は温泉に10時までいました、すみません温泉入ってゆっくりしてざる蕎麦に寿司にカツ丼を食べて一眠りしてたら10時ですよ、そっから家に帰りましたからね。


まあそんなわけで遅れました。めちゃくちゃ気持ちよかったです、さて…お盆になりましたねみなさん、どこかに出かける予定はあるのでしょうか、私はありません外が暑すぎる、こんなんで外に出れるわけがない。


そんなわけで今日も私はクーラーが聞いた部屋でゴロゴロしてます。

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