表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
104/256

第90話 鬨の声

 太一がビームにボコボコにされている一方凪達はと言うとドロップス、フェイス、カラーシア&サイキックス、化粧して普段通りの姿のユカイの5人に道を塞がれていた。


「いてて」


「大丈夫 マジちゃん」


 開幕ドロップスの煙幕が凪の頭に激突し、凪は頭が引くまで頭をさする。


「このやろう いきなり奇襲かよ」


「そ、そんな酷いですよ皆さん」


「イタタタ」



「どうせすぐ治るだろ、それにここからはボロボロになるんだからな」


「今日はユカイな日になるかもね、いやならないかな5対3じゃねぇ…アハハハ」


「幹部ほぼ全員集合よ、さあ帰るなら今のうちよ、帰ってくれたらお姉さん達海で遊ぶから」


「【す い か 割り をするのよ】」


「あ、あの…か、幹部の皆さんは…そよ…普通に海に遊びに来ただけなんですか」


「そうよ」


「そんなわけないよミスさん ぜってぇ悪さする気満々だって」


「そ、そうかな…ラントちゃん」


 カシュ


 なぜか普段より弱気な真琴は缶ビールの缶を開けるとジュースを飲むみたいにビールを飲み始める。


「プハァ、で、でもほら皆さん…今日はお、お日柄もいいですし…ここは楽しく穏便にいきません」


「穏便に行くわけないだろ、今日こそ決着つけてやる」


「そうですわ、今日こそ全部脱がせて産まれたての姿にさせますわよ」


「で、でも…皆さん今日は海に来たんでしょ、なら一緒にバレーでもどうです、平和的にいきましよう」


「【た の し そう】」


「お姉さんとサイキックスは別にそれでいいけど」


「あ?テメェら何しに来たんだ」


「遊びに来ただけよ」


「は?帰れよ」



「なんか今日の幹部はぐだぐだだな、そう言えばエボくんどこ行ったんだろう」


「し、心配…だよね、こ、この騒ぎもあの人達が起こしたわけじゃないし、お、奥の方で何かあったのかな、リュータ君大丈夫かな」


「うん、心配だね」


「や、やっぱり、一緒に…いた方が良かったですね」


「あ あのさ いつツッコミを入れようかなって思ってんだけど…ミスさんいつもと違くない」


「うん、私も思ってた…なんか変だよね」


「へん?ふええ、私がですか、プハァ」


 真琴は子供のような愛らしい笑顔を浮かべながら缶ビールを飲み干す、その姿を見た2人は察したと言うより察するしかなかった、この女酔っ払ってやがると。


 真琴の顔は真っ赤で目の焦点が合っていない、このおぼつかない手つきや足つきからしてビール5本ぐらいは飲み切ったのだろう、戦う前だと言うのに既に出来上がっている。


「え、嘘でしょ…ねえ」


「ど、どうしたの2人とも」


「ミスさんこの指何本に見えます」


「ん?えーっと…いっぱい」


「なるほど スリーサイズは?」


「AAA!!」


「あ、ダメだこれ、完全にお酒入ってる」


「ど どーすんのこれ!! なーんで飲んでるよ 戦えないじゃん え 待って2人で5人相手しないといけないの」


「うへへ、プハァ」


「どどどどどどど どうすんのコレぇえええ あのオスガキ居ないし」


「し、仕方ないここは」


「うん 逃げよ 逃げてみんなでビーチボールしよう」


「えーっとファンさんって誰だったら1人で相手できる」


「え?いきなり何?戦うの」


「うん、ファンさんが1人で戦える人を言ってくれたら私がそれ以外と戦うから」



「おいおい舐めらもんだな、テメェがまともに戦って勝てるとでも、笑わせるぜなぁテメェら」


「あ、美味しいですわね焼きイカ、これどこで買いましたの」


「【す で で掴んで き た わ】」


「そいつはワイルドだね」


「イカってあんまり食べないけど意外に美味しいんですね」


 ドロップスは後ろを振り返り唖然とした、やる気マンマンの自分とは違い他の奴らはやる気がないのだ、何しに来たんだこいつら。


 とは言え戦う時には戦うだろうし、そもそも自分1人でも問題ないと思いながらドロップ缶を取り出す。


「え えーっと 行けるで言うなら…うーん…ドロップスかな 一回倒したし1番弱いし」


「あ?」


「ふふふ、舐められてるわよあなた」


「五月蝿えクローシス」


「後は…クローシスかな 正直に言ったら部下のサイキックさの方が強そう」


「は?」


「言われてるぞ部下より弱い人」


「【ふ ふ ふ シス はヘソが 弱…】」


「関係ないでしょそれ、まず何で私がフェイスより弱いと思われてるのかしら、それに関してじっくりと聞かせてほしいものね」


「聞く必要ありまして、あなたがわたくしよりも弱いと言うだけの話ですわ」



「いや…シンプルに その…生理的にむり」


「分かる」



「は?」


「あの2人を相手ならギリいけるかな 流石に3人同時は無理 絶対無理 やっぱり逃げようよ」


「3人か…3人ならいける、ファンさんあの2人をお願い」


「は? え ちょい待てよ 無理だって帰ろ 帰って風呂入ろ ね ねぇ」


 止めようとする穂乃果を無視しながらゆっくりと歩き出す。


「コレはコレはユカイと言うより不愉快だね、勝てると思われてるよ」


「【い い わ 望み通り 3人で お せ わ して あげる】」


「さあ産まれたての姿になるお覚悟はできまして」


「うん、今こそ戦争(たたかい)を起こす時」


 凪は右腕を高く掲げる。


 するとバチバチと凪の腕から電気が放たれ、一瞬全身が燃えたかと思うと台風のように風が吹き荒れ地面が激しく揺れ、天空の雲が黒くなる。


「なんだ」


「コレはコレは」


「来てゴッドウォーズ」


 黒い雲を突き抜けながらはるか上空からゴッドウォーズが雷のように凪めがけて落ちてくる、ズドーンと音が鳴り響き剣は墜落し地面に突き刺さる、凪は剣に手を伸ばすと剣から黄金に輝く光が溢れ出し凪の姿を変えていく。


 黄金の魔法少女に変身した凪は地面に突き刺さった剣を抜き剣先をフェイス達に向ける。


「聞くといい、コレが私の(とき)の声だ」

えーっと、シンプルに疲れて投稿が遅れた作者です、最近は投稿が遅れがちですがそれはリアルが忙しいのと暑すぎで普段よりも疲れるからです。


さて今回穂乃果さんによる格付けが行われていました今回はが作者の思う幹部Tia表を書いて終わります。


スカルキング→マックス→ユカイ&ビーム→サイキックス→フェイス→ドロップスです、ほぼ僅差な所もありますし強化形態も後々出ますのでその事を考えるとその表はひっくり返るかもしれませんね、どっかのタイミングで登場キャラ全員のTia表も作ってみたいですね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ