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片田舎のおっさん、剣聖になる ~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~  作者: 佐賀崎しげる
第六章

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第180話 片田舎のおっさん、会話を捌く

「おお、あれが噂に名高きレベリオの騎士団長か。美しいな……」

「シュステ嬢と……隣の彼が例の特別指南役かね?」


 会場に入場した途端、視線とともに注がれる騒めき。大体がシュステやアリューシアに目を奪われた者たちの呟きに近い音だが、やはりいくつかは俺を値踏みするような視線や声も感じられる。

 ここに招待された人たちは当然ながら、一定以上の地位や権力を持っている者ばかり。皆思い思いに着飾った服で出席しているものだから、映る視界は大変に眩しいものだ。なんだかずっと見ていると目の奥がチカチカしてきそうである。


「ベリル様。お伝えした通りに」

「あ、ああ」


 浮足立ってしまった俺を、隣に立つシュステが小声で制する。

 お伝えした通りにというのはつまり、微笑みを湛えながら軽く手を挙げ、優雅に歩けということ。

 ある程度予想はしていたが、貴族社会というものは面子と見栄がかなり重要視されるらしい。こういう場で狼狽えているところを見せてしまえば、それだけでかなりのイメージダウンに繋がってしまうそうだ。

 流石に一言も喋ってないうちから勝手に印象が悪くなるのはちょっと困る。なので、ここはシュステの言う通り優雅に、お偉いさんっぽい気配を精いっぱいに出しながらゆっくり歩く。


「お二方、遠路はるばるご苦労。今宵は君たちを労う場だ、遠慮なく過ごしてくれたまえ」

「お心遣い痛み入ります、ウォーレン様」


 色々な種類の視線を受けながら会場を歩いていると、ウォーレンから声を掛けられる。まずはこの場の主人と挨拶を交わし、そこからは自由、みたいな当たって砕けろ的な流れっぽい。

 そして今回は外からの目がばっちりあるので、俺もアリューシアもウォーレンも外行きの口調だ。

 上位者として振舞うウォーレンを見るのはこれで二度目だが、随分と様になっていると思う。これもジスガルトの教育が良かったおかげなのかな。あいつはあいつで若い頃は結構ヤンチャだった記憶しかないけれど。


「ここには君たちの武勇伝を是非聞きたいと思って集まっている者も数多い。すまないが、出来る限りは相手をしてやってくれ」

「はっ、畏まりました」


 ここでウォーレンから、暗に後は自由にやってくれというお達しが出た。流石にいかな貴族と言えども、今回のホストとなる辺境伯を差し置いて勝手にゲストと話し込むのはかなりの無礼に当たる。なのでこうやってウォーレン側から、もう話しかけていいですよ、みたいな空気を出すわけだ。

 いやはや、夜会一つとっても大変に面倒臭い。そういう情報をシュステから事前に聞いておかなければ大混乱していたこと間違いなしだ。改めて、この世界は独自のルールが大量に蔓延っていると感じると同時、こんな世界に飛び込みたくないという気持ちも強まるね。


「では先生、私は一旦ここで」

「ああ、分かった」

「まあこっちは安心して任しとけ」


 ウォーレンとの挨拶が終わったところで、アリューシアと小声でやり取りを交わす。ついでにジスガルトからも心強い言葉を頂いた。

 アリューシアたちとはここで一旦別行動になる。彼女は彼女で顔を繋いでおかなければいけない相手が多いからだ。特に今回は国境付近の領地を治める貴族が多く出席している。

 サラキア王女殿下の嫁入りを安全かつ確実に進めるためにも、この一帯の領主と密に連携を取り合うため、こういう場面でしっかり関係値を築いておかなければいけないんだそうだ。


 レベリオの騎士団長という地位は、ただ剣を振るう腕があれば就ける役職ではないことを嫌と言うほど感じるね。騎士団の運営、騎士たちの修練に加えて、こんな外交じみたことまでやらなければいけないとなればその負荷は如何程か。その負担を特別指南役になった俺が、少しでも軽減出来ていることを願うばかりである。


「やあアリューシア殿。以前お会いした時よりも一層美しくなられたようで」

「ありがとうございますテレンス卿。そちらもお元気そうで何よりです」


 アリューシアほどの実力と地位、そして美貌を兼ね備えた女性となれば、周囲が当然放っておかない。俺とシュステの間を離れた彼女は早速現地の貴族に話しかけられていた。

 よくよく観察してみれば、俺たちの周りに貴族や地元の権力者たちの輪が出来つつある。どうやらこの人たち全員と一言以上交わさないと、ここから出られそうになかった。嫌だなあ、こんな包囲網。


 だが、シュステにエスコート役を引き受けてもらったおかげか、俺を囲う円の中に若い女性はあまり見受けられない。着飾った女性も数多く出席してはいるものの、声を掛けに来る切っ掛けを掴めずにいるように思えた。

 よしよし、そのまま大人しくしてもらえると俺の心が大変に助かる。どうかこのまま適当に空気に紛れつつ何事もなく夜会を終えられますように。


「失礼。貴公がベリル殿かな? ……うむ、見た目の年齢の割に随分と鍛えられている。流石はレベリオ騎士団の特別指南役といったところかな」


 そんな俺のささやかな目論見は、速攻で破られることとなった。

 どうしよう。というか誰だこのおじさんは。貴族には間違いないのだろうが、それ以外の情報を俺は何一つ持ち合わせちゃいないんだぞ。


「お久しぶりですリカノール卿。ベリル様は社交の場に不慣れな故、私からのお声がけをどうかお許しください」

「おや、シュステ嬢。元気そうで何より。いやはや、こちらこそすまないね。つい気が逸って一番槍を務めてしまった」


 困惑に頭を回す暇もなく、いつの間にかシュステがリカノール卿に挨拶の言葉を告げる。

 うひぃ、助かった。とりあえず相手のお名前がリカノールさんであることは分かったから、ここから何とか会話を繋げていこう。


「申し訳ありませんリカノール卿。不勉強故まともなご挨拶も出来ず」

「ははは、構わないとも。そこまで狭量な男になったつもりはないからね」


 相手の言葉に瞬時に反応出来ず、供である女性に助けられるというのは、多分相当みっともない。しかしこのリカノール卿は特段そういうところを突っ込む性格でもないようで、何とか一命を取り留められた。

 けれどまあ、なんせ相手はお貴族様だ。この言葉が本心である保証はどこにもない。引き続き油断は出来ない状況であることに何ら変わりなかった。


「御推察の通り、私がレベリオ騎士団の特別指南役を務めております、ベリル・ガーデナントです。先程の無作法はどうかお許しいただけると……」

「構わないと言っている。そちらも面識のない連中ばかりの中では苦労もするだろう。おっと、私はサルヴァン・リカノール。伯爵位を賜り、隣のリカノール領を治めておる。貴公の噂を聞いて、一度話をしてみたくてね」


 にこやかに笑うリカノール卿は、一見害意もなくそれどころか友好的にも思える。

 年齢で言うと俺と同じか、俺よりもやや上か。上品に蓄えられた顎髭がなかなかの威厳を出している、一見すればやや強面の素敵なオジサマだ。

 そう考えると、ウォーレンがあの若さで家督を継いだのは相当早いものだと感じるね。ジスガルトが何を考えて椅子を譲ったのかは分からないが。


「私も剣は多少なりとも嗜んでいるが……どうだね、貴公から見て」

「良い身体つきをされていると思います。とても重厚な剣撃が飛び出してきそうですね」

「ほう、そのように見えるか。ありがたい。そう言われるとまだまだ隠居は出来んな」

「ははは……」


 俺の言葉にリカノール卿は少し機嫌を良くして頂けたようだ。

 無論、おべっかである。年齢の割に良い身体つきをしているのは事実だし嘘を吐いてはいないが、一人の剣士として見た場合、どう見ても一線級で戦えるほどではない。彼自身が言った通り、嗜んでいる程度なのだろう。

 ただまあ、それを正直に言っても全方位に得がないからな。上手いこと煽てていい感じの印象を持ってもらいつつ、のらりくらりと躱す。言葉にするのは簡単なものの、小市民の俺にとっては実に難しい任務であった。


「しかし、バルトレーンに居を構える貴公もこちらまで来ることはあまりないだろう。良ければうちの領地にも機会があれば訪ねてくれたまえ。貴公ならいつでも歓迎しよう」

「ええ、ありがとうございます」

「もう、リカノール卿。ベリル様を早速独り占めしていては、他の皆さまのご不満が溜まってしまいますわ」

「おっと、それもそうだ。貴公とはまたじっくり話をしてみたいところだな」

「はい、機会があれば是非お願いします」


 二言三言交わしたところで、シュステからそれとなく打ち切りの合図が入った。


 とりあえずこの三日間で取り決めたのは、会話の入りと抜けはシュステがフォローして、その間の雑談はなんとか俺の力で切り抜ける、というものだ。

 夜会の主賓として呼ばれている以上、ずっと壁の花もといただの壁を続けられるわけではない。俺がこの会場に居る間一言も喋らないのは不自然だし、土台不可能。

 なので最低限の交流を重ねつつ、かつ余計な言質は取られないように立ち回る必要があるわけだが、それを俺個人の力で達成するのはかなり難しい。

 そこでシュステの出番である。話を打ち切る際は、相手に失礼とならないような理由をでっち上げて次に回す。あるいは、シュステが害のない相手と判断した場合は出来る限り話を引き延ばす。


 短時間でとっかえひっかえ相手を変えるのは失礼じゃないのかとも思ったんだけど、今回に限って言えばそうでもないらしい。

 俺やアリューシアは今回の主賓であるが故、話をしたい人は沢山居る。その中で図々しくも居座ろうとするやつは当然周囲から強烈なやっかみを受けるわけで、そこまでの命知らずは恐らく居ないだろうという判断。

 そして彼らからすれば「今を時めくレベリオ騎士団の特別指南役と、面と向かって会話した」という事実こそが重要であり、会話の長短はそこまで重要視されない。


 ここら辺も何とも独特な貴族ルールである。要は俺と顔を繋げられれば今回は及第点ということらしく、逆に長々と居座ろうとするやつは、何か企んでいる可能性があるので警戒しなければならんそうだ。

 実に面倒臭いことこの上ない。出来ることなら今すぐ美味い飯だけかっ食らって別館にとんぼ返りしたい気分である。


「……さっきのリカノール卿は不適格ってこと?」

「あのお方はこの近辺でも指折りの軍拡派です。何かと理由をつけてベリル様を招聘、あるいは抱き込むところまで考えているでしょうね」

「えぇ……」


 こわ。

 さっき話した限りでは気のいいおじさんって感じだったんだけど、やっぱり油断は出来ないな。言われて思い返してみれば、領地にも是非寄ってくれと言われていたなあ。あれはそういう意図もあったということか。

 これは本当に些細な言葉のやり取りにも注意しなきゃならんな。約束事と取られかねない言葉には、絶対に頷かないようにしよう。流石のシュステと言えど、俺がうんと頷いたことを反故にする力はないだろうし。


「ベリル・ガーデナント様。お会いできて光栄に御座いますわ」

「あ、どうも、恐れ入ります」


 リカノール卿が去ってから休む間もなく次の相手のお出ましである。声を掛けてきたのは華美なドレスに身を包んだ、見るからに派手な女性であった。


「まあ、カラトナ様ではありませんか。ご機嫌麗しゅう」

「あらシュステ、ご機嫌よう」


 目深に帽子をかぶっているせいで詳しくは分からないが、朱の入った艶のある唇に美しい肌。恐らく美人に類する者だろうなというのは容易に想像が付いた。


「フフ、噂に聞くよりも随分と純朴な方でいらっしゃるのね」

「ええ。恥ずかしながら、生まれも育ちも高貴なものではありませんので。何卒ご容赦頂ければ……」


 からからと笑う様は気品こそ感じられるが、一方で嫌味には感じない。それがこの人特有のものなのか、相手が女性だからなのかは分からないけれど。


「ご容赦なんてとんでもない。純粋に武に生きる者を尊敬こそすれども、下に見る者などおりませんことよ」

「そう言って頂けますと助かります」


 誰も彼もそうだけど、やっぱり俺が主賓という立場であるからして、初手は皆おためごかしから入ってくるな。この場がお貴族様の夜会でなければ、ついつい俺も鼻が高くなってしまいそうである。

 さてさて、このカラトナ様と呼ばれた女性は一体、その豊満な胸の中にどんな思惑を隠しているのか。


「自己紹介が遅れましたわね。わたくし、シルヴァキンソン伯爵家が長女、カラトナ・シルヴァキンソンで御座います」

「ご丁寧にありがとうございます。レベリオ騎士団の特別指南役を務めております、ベリル・ガーデナントです」


 もはや何度目かも分からない名乗り口上。これここに居る貴族様の数だけ繰り返さなきゃいけないんだろうか。そう思うと、げんなりする気持ちも少々湧いてくる。


「ガーデナント様の武勇は、この辺境の地にも届いておりますのよ。一度是非お話をしてみたくて」

「ははは……それは光栄なことですが、同時に恐れ多いとも言いますか……」


 ウォーレンからも聞かされたけど、俺の武勇が轟いているというこの言葉、マジで実感がなさ過ぎて困る。

 いや確かに、先般の王族暗殺未遂事件がそれなりに大きな事件であったことは認めよう。けれども、別に俺は派手に名乗りを上げたわけでもないし、対外的にはレベリオ騎士団全体の活躍で収まっているはずだ。

 そうであれば一番に名が挙がるのはやっぱり騎士団長であるアリューシアや、副団長であるヘンブリッツ君じゃないとおかしいはずで。


 カラトナ嬢は辺境の地と自身で言ったが、バルトレーンからかなり距離のあるこの場所で、俺の名前だけが先行して上がっているのはちょっとおかしい気がするんだよな。情報の流布に際して、誰かの手が入っているんじゃないかと疑ってしまうくらいには。


「ふふ、カラトナ様。実際にベリル様を見て、どうでしょうか?」

「ええ、とても素敵なお方だと思いますわ。このような方にお相手が居ないのが不思議なくらい」

「……残念ながら。ですので本日は、シュステ嬢にお付き合い頂いているところでして」


 カラトナ嬢の言葉に、早速来たかと思わざるを得なかった。しかも当然のように俺が独身であることがバレている。この辺りの予測が完璧な辺り、やはりシュステは凄い。

 と言うのも、今回積極的に話をしに来る相手、特に女性に関しては、ほぼ間違いなく俺の身辺を調べた上でアプローチをかけてくるだろうと。そこでは絶対に好意的な返事をせずに、とにかく多少強引でも良いからシュステに話の照準を合わせてはぐらかせ、というのが彼女から言われていることだった。


 俺がこの場で気のある返事をしてしまったら、確実にあの手この手で言い寄ってくる者たちが出てくる、とはシュステの言である。

 ただし、初対面の主賓に対していきなり付き合ってくださいとか、結婚してくださいと申し入れるのはかなり無理筋かつノーマナーな振舞いらしい。だからこうやって、やや迂遠な表現を用いる。その流れで言質を取ってしまおうという策なんだそうだ。

 俺がこの場で結婚相手を見つける気があるのなら話は別だが、そうでなければ迂闊なことは出来る限り言わない方がいいと念を押されていた。まさに彼女の懸念通りになってしまったわけである。


 これ、事前にそのことを聞いていなかったら真面目に答えていた自信があるぞ。

 特に相手が立場のある女性で、更に俺を褒め称えた上で聞いてくるという、なかなか男心を擽る手法だ。前もって警戒していなければ、きっと照れながら愛想良くしているに違いなかった。何ならポロっと下手なことを零していたかもしれない。


「私で務まるのかと不安はありましたが、ベリル様はお優しいので」

「あらあら、お似合いですこと。微笑ましいですわ」


 シュステが会話を引き継いでくれている間に、息を整える。

 正直さっきのは結構危なかった。戦いの中で行われる搦め手とは全く別の緊張感が走るよ。


「ガーデナント様。是非シルヴァキンソン領にも遊びに来てくださいまし。都会とは申しませんが、緑が多くて休まりますことよ」

「ありがとうございます。機会があれば是非前向きに検討したいところですね」

「フフ、お待ちしておりますわ」


 カラトナ嬢のお誘いに、検討するとだけ答えて明言を避ける。これも多分、伺います、と言ってしまったらダメなんだろうな。なんだかそれを言質として正式な招待状なんかが来て、そこで強烈な囲い込みが発生しそうな予感がする。

 分かっちゃいたけどこれ、めちゃくちゃ神経使うわ。真剣に帰りたくなってきた。


「カラトナ様。あちらで貴女とお話したそうな者が熱烈な視線を送ってきておりますよ」

「あら。ウフフ、それならあちらのお相手もしなくてはなりませんね」


 そして頃合いと見たシュステが、それとなくカラトナ嬢の引きはがしにかかる。本当に視線を送っている者が居るかどうかは俺には分からないけどね。


「それではガーデナント様。御機嫌よう」

「はい、お話出来て光栄でした。また是非とも」


 最後に挨拶を交わし、カラトナ嬢は優雅な所作で俺たちから離れて行った。


「ベリル様、次が来ます」

「うぇ……分かった」


 シュステから齎された続報に、思わずミュイみたいな反応が出てしまった。

 いやー、マジでしんどい。これあと何回繰り返さなきゃいけないんだ。早くボロが出る前に全部終わってくれ、頼む。


「やあやあ! 貴方が噂のベリル殿ですかな! ほうほう! これはまた随分と鍛えておられる!」

「まあ! 御無沙汰しております、タンメルフィット卿」


 次から次へとお貴族様やら地元の権力者やらが飛び込んでくる中、シュステが初手を捌き、俺が受け止め、またシュステが送り出す。

 俺が会場の飯にありつけたのは、もう数えるのも億劫になるくらいにその流れが繰り返された後であった。

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― 新着の感想 ―
[一言] アリューシアは、恋心で先が見えてないんだろうな
[良い点] 貴族を相手にした事は無いのですが、読んでるだけで辛くなって来ます(笑)。 [気になる点] 騎士団長殿はなんですかね、こう言う所に引きずり出して最終的にどうしたいんでしょうかと疑問に思います…
[気になる点] 伯爵家長女カラトナが辺境伯長女のシュステを呼び捨てというのが読んでいて気になりました。 格からいえば一般的には辺境伯の方が上(辺境伯は国境の守りの要でもあるので)なのですが、その子供と…
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