第四章 昼下がりの頃
翌朝、リストさんを先頭にみんなで、町を周りました。
町は人の町のような活気があるわけではないけれども
エルフの静かな活気にあふれている、ように見える・・・・・ウン
歩いている最中にもちらほらと子供の姿が見えた
そして、昼
「そろそろお昼にしよ〜」
とリストさんが言うので、みんな揃ってリストさんのお気に入りの木の下で、昼食をとることにしました。
そこの木は、程よい日当たりと心地よい風が吹いてきてとても気持ちいのです、これが現実だなんて夢のような居心地のよさです。
そこの大樹を中心の周りには草しかなくちょっとした広場になっています
「ね?ここ、とってもいいでしょ?」
と、誇らしげにリストさんが言いますエッヘン!てな感じで
「そうすね〜」
「うむ」
「はい」
「うん」
と、それぞれ心地のいい風に当たっていると、直そばから寝息がしずかーに聞こえてきます・・・・・・・・ん?
すっとその方向へ顔を向けると
寝てます。
虎人間(?)っぽい姿な加藤君が寝ています・・・・・・。
呆れて物も言えないってこの事なんだろうか?
「「「「「・・・・・はい?」」」」」
「寝・・・・寝てますね」
加藤君、さすが虎人間変なところで寝るのは得意ってか・・・
「そうですね〜まぁここ気持ちいいからしかたないといえばしかたないんですけど(汗)」
でもコレは流石にないだろう・・・
「昼食をとったらお昼寝しよ〜」
「あい」
「はい」
「解かりました〜」
にゃんこな姿な福田さんの提案に皆さん喜んで賛成しています
と「さ〜て食べる準備をしますかぁ〜」的な雰囲気を出していると
「モグムグ」
な〜んかお決まりのパターンなかん時の予感・・・・・・
すっと朗らかな笑顔で振り向くと
「食べてるし!ってかフライング!」
案の定食ってます!なんなんだコイツは!さっきは寝てるし、今はいち早く飯食ってるしぃ!
「むぐ!くっ水」
「アハハハー!プププッハイどうぞ。ププッ」
グビ〜〜〜〜〜っと渡された水を一気に飲み干す加藤君
「いきなり笑うなよ・・・・(赤面)」
「うわ!恥ずかしがってる(笑)」
「それは、先に寝てるしその次には食べてるからでしょ〜」と福田さん(以降ニャンコさんとでも呼ぼうか・・・)
「「あはははははははは」」盛大に笑う冷姫さんとリストさん
「わ・・笑うなって!(真っ赤)」
皆が楽しんでいる最中、若干一名話しに割り込めれず、もそもそと食べるちょっと心寂しい信義君であった。
ん〜人を多く出すと使い方に困るねウン( ・ω・)気づくのが遅かった・・・