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鷲の勇者の冒険譚  作者: 凡才 鷹
第1章 迷宮編
6/33

ロガトス迷宮脱出!

安全地帯、安全地帯‥‥


ねぇ、ミラ、安全地帯の目印とかって何かないの?そもそも安全地帯がどんなのか知らないから探しようがなくて‥‥


『目印‥‥ですか。特にこれといって目印は無――あ、そういえば安全地帯は半透明な結界に守られているので、目をよく凝らして見ておけば見つけやすいと思います』


半透明な結界ね‥‥なるほど。


それから数分ほど歩いたところでまたハイ・オーガに遭遇した。


よし、レーヴァテイン発動!


「喰らえ!」


僕がレーヴァテインで斬りかかった瞬間、視界からハイオーガが消えた。


「なっ!どこに‥‥ぐはっ!」


いつのまにかハイオーガは僕の後ろにいたらしく、金棒で殴られ吹っ飛ばされてしまった。

い、いつの間に後ろに‥‥もしかして‥‥鑑定!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ハイ・オーガLv42

カテゴリー 鬼・亜人


HP25000/25000

MP 2250/2450

STR 17500

VIT 15700

INT 4230

MEN 2800

スキル

棍棒術Lv8 剛力Lv6 縮地LV7

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

縮地LV7

一定時間、瞬発力を上昇させる。


やっぱりスキルの効果か‥‥あんな早い動き、どうやって見極めれば‥‥

いや、あれを使えばもしかしたら‥‥よし、イーグルアイズ発動!


「よし、かかってこい!」


そう僕は叫んだ。

そして、またハイオーガは縮地を使ってきたが‥‥


まだ速いけど‥‥一応見える!これならっ!振り下ろしてきた金棒をなんとか避け、レーヴァテインで斬りおろした。


そして、刃?の部分がハイオーガのある程度の部分まで入り込んだ時、ハイオーガが燃えだし、灰になった。‥‥やっぱりこれ、威力高すぎないか?


LVが上がりました。LVが上がりました。LVが上がりました。飛翔を習得しました。


お、飛翔を覚えたな。‥‥ん?飛翔?翼‥‥ないのに?んー、まぁ、それは後で一旦試してみるか。とりあえずさっさと安全地帯を探そう‥‥


そして数十分程歩いたところでやっと安全地帯を発見した。


とりあえずは飲食だな‥‥水は多分レッサーアクアイーグルに変身すれば水魔法で確保できるからいいとして、あとは食料か‥‥あ、そうだ。ミラ、魔物って食べれるの?


『大抵の魔物は食べることができます。ただし、状態異常系のスキルを持っている魔物は状態異常になることもありますし、アンデット系統の魔物だと、腐っているため、体に悪影響を及ぼす可能性も‥‥」


なるほど、一応食べれるのか。ハイオーガは状態異常系系のスキル持ってなかったし、アンデットでもないし大丈夫だな。でも、ハイオーガは灰になったしなぁ‥‥ミラ、レーヴァテインの温度って調節できない?

いや、あれって温度って言っていいのか?‥‥うん、威力‥‥?まぁ、いいか。とりあえず灰にならない程度に調節したいんだけど‥‥


『魔力操作のスキルを習得することで調節可能になります』


ふむふむ、それってどうやれば手に入るの?


『体内の魔力を感じ取ることによって手に入れることができます』


体内の魔力ね‥‥どうやって見つけるか‥‥うーん、魔力って地球にいた頃はなかったはずだから‥‥

数分程瞑想しながら、地球にいた頃はなかったものを体内から探していると、心臓のあたりから何かが流れているのに気がついた。

‥‥あっ、これか!

ちなみに瞑想してたのはこっちの方がそれっぽい感じがするかな。という、結構適当な理由だ。


魔力感知を習得しました。

魔力操作を習得しました。

身体強化を習得しました。


よし、手に入った。あと魔力感知と身体強化ってのも手に入ったな‥‥確認してみるか。


魔力感知LV1

魔力を持つものの居場所がわかるようになる。

範囲は使用者のMENによって変わる。

精度はこのスキルのLVによって変わる

魔力操作LV1

魔力を操ることができるようになる。

身体強化

魔力を自分の身に纏うことで、自身の身体能力を強化する。


魔力感知は結構使えそうだな。身体強化は‥‥どれくらい上がるのかにもよるが、有用そうだ。さて、魔物を探すか‥‥


数分後、人型の豚――恐らく、オークだろう――に遭遇した。


とりあえずさっきのハイオーガのときみたいにならないように先に鑑定しとくか。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

オークジェネラルLV45

カテゴリー:亜人・豚


HP 23800/23800

MP 1950/1950

STR 16450

VIT 18500

INT 2500

MEN 3500

スキル

剛力LV7 指揮LV1

種族スキル

異種族交配

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


レーヴァテインの威力を調節か…威力を弱めればいいんだから‥‥使うMPを減らせばいいのかな?


入れるMPを減らして‥‥レーヴァテイン発動!‥‥見た目はあまり変化はないな。


魔力操作のLVが上がりました。


とりあえず喰らえ!

レーヴァテインでオークジェネラルに攻撃した。

そして、オークジェネラルは燃えだした‥‥が、さっきのハイオーガのようにすぐに黒焦げになることはなく、火傷程度で済んだようだ。


「っと、弱めすぎたか。だけど、何回も斬りつければ‥‥」


そして、オークジェネラルを何回か斬りつけ、やっと倒した。


LVが上がりました。LVが上がりました。


うーん、魔力の調節が難しいな。

さて、これを安全地帯まで運びたいんだけど‥‥こんなでかいの運べるかな?


「よいしょっと。おっ、意外と軽い」


ステータスが上がったからなのか簡単に持つことができた。重かったら身体強化を試してみようと思ったが、これなら必要なさそうだな。


「えーと、安全地帯は‥‥こっちか」


そして、僕は安全地帯までオークジェネラルを運んでいった。



よし、運んだはいいけど‥‥どうやって食べようかな‥‥調味料とかないし味付けなしで食べるしかないか‥‥切り分けるのは魔爪使えばいけそうだな。

よし、切り分け終わったぞ。一応レーヴァテインで焼いたけど‥‥中までちゃんと火が通ってないし、もう一回ちゃんと焼くか。レーヴァテインはMPがもったいないし、レッサーフレアイーグルに変身して、火魔法で焼くか。火魔法って何使えるのかな〜


火魔法:使用可能魔法 火球 MP 2


うわっ、消費MP少ないな。まぁ、少ないに越したことはないか。


火球


「よし、焼けたな。それじゃ、いただきます。」


手を合わせて、肉を食べる。もちろん、食器などのものはないので素手で掴んで食べる。

行儀悪いけど仕方ないよね。そんなことより‥‥この肉、美味い。味付けなしなのにこんなに美味しいなんて‥‥ここを脱出したら味付けして食べてみたいな。まぁ、持っていけないから無理か。


「よし、ごちそうさまでした。」


とりあえず飛翔スキルってこの状態で使うとどうなるのか試してみよう。よし、飛翔!

‥‥そう念じた瞬間、僕の背中から鳥のような羽根が生えてきた。


「もしかして、これを使って飛ぶのかな?まぁ、ここでは天井が低いからあんまり飛べないし、検証はまた今度にするか」


飛翔解除っと。


そういや、叡智も確認してなかったな。


叡智

惑星ゼアルのありとあらゆる知識を保有していて、使用者の質問に答えてくれる。使用者のサポートや戦闘を任せることができる。


へー戦闘とかサポートとか任せれるのか。

戦闘に関しては慣れないといけないし、サポートを任せようか――


『もうすでに行なっています』


な‥‥って、え?もうしてるの?


『はい、サポート無しならば無詠唱スキルを持っていない限り、頭に思い浮かべるだけでは魔法を発動することは不可能です』


へー。そうだったのか。じゃあ今後もよろしく、ミラ。


『はい、よろしくお願いします。マスター』


そういえばミラ、ダンジョンから脱出するにはどうすればいいの?


『ボスを倒した後、転移魔法陣が出現するので、それを使えば脱出できます』


ふむふむ、じゃあ、ボス部屋を探すか――



「なんだこの扉‥‥ミラ、これ何かわかる?」


数時間ほど歩いたところで大きな扉を発見した。


『これは…‥‥おそらく、ロスト迷宮への入り口だと思います』


え?迷宮と迷宮が繋がることなんてあるの?


『稀にですが、起こることがあります。まぁ、これに関しては別の理由でしょうが‥‥』


別の理由?まぁ、それはいいか。とりあえずはボス部屋を探さないと‥‥いや、こっちを通った方がいいのか?ミラ、どっちがいいと思う?


『こっちを通った方が良いかと思います。理由としては、ロガトス迷宮のボス部屋の魔法陣から脱出すると、ロガトス王国の王都に出ることになります。

その場合、税や手続きなど、国を脱出するのが面倒になります。

しかし、このロスト迷宮から脱出するとイベリア王国の森の中に出るため、ロガトス王国から脱出することが容易になります。ただ、ロスト迷宮はロガトス迷宮よりも攻略難易度が遥かに高いため魔物がより強くなりますが‥‥』


うーん、どうするか‥‥魔物が強くなるのか‥‥

いや、今の内に戦闘に慣れておくのも大事か‥‥よし、ロスト迷宮に行こう!


そして、僕はロスト迷宮への最初の一歩を踏み出した。僕たちの冒険は、これからだ!

注)終わりません

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