第9話 魔王と話し合い
魔王がこっちに向かってきていると言うことで...
俺はティルヴィングを持っている。
そして...
魔王が乗っていた黒い竜から降りて目の前に...
見た目は頭に角が生えていたり
尻尾が生えていること以外は人間と同じだ。
「そう警戒するな」
「我は戦いを挑みに来たのではない」
「話をしにきたのだ」
「話?」
「そうだ」
「さすがの我でも邪神や創造神とティルヴィングに
認められたお前を相手にできるとは思っていない」
「で、我が頼みたいのは」
「勇者は神眼を持っているのは知っているだろう」
「お前たちのステータスを見れば自分と
共に行こうなどと言ってくるだろうが
それを断って欲しい」
どうゆうことだ?
自分が死にたくないからなのか?
「死にたくないから言っているわけではない」
「我が死ぬなら勇者どもと真剣に戦いたいと思っているからだ」
「そのためにはお前たちが邪魔なんだ」
「我に出来ることはなんでもしよう」
なるほど真面目だな
「分かった」
「元々あまり目立つことはしないで静かにしていたいと思っていたし」
「ラピスたちはそれでいいか?」
「私は別いいですよ」
「いいのじゃが...
その代わりに魔族の領地に入る許可を欲しい」
「そんな事か分かったお前たちが来た時には通すように言っておこう」
俺はある事を考えた
「帰る時に竜の谷に連れてくれるか?」
「いいぞ」
「だが近くに竜人が住んでいる
集落があるから注意しろよ」
心配してそうな感じで言ってきた。
魔王なのに優しいな...
「まあお前たちには言う必要がないと思うが」
評価が高いな
ちなみに竜人というのは
賢く強い竜が人に変身していることで
なんでそうしているかと言うと
人サイズだと都合がいいのと
食事のコストが安くなるらしい。
自分たち以外は普通は信用していないそうだ。
普通って言うのは
竜と人間のハーフでドラゴニュートと言われている
のがいるからだ。
「それでは乗れ」
ということで魔王が乗っていた黒い竜
見た目どうり黒龍という名前だそうだ。
みんなで黒龍に乗って竜の谷に向けて出発した。
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早い!俺が全力で走ってもここまで早くなれない!(当然だけど)
すぐにつき、谷の近くに止まってもらって...
「ありがとな」
「こちらこそ我の頼みを聞いてくれて感謝する」
「ではな」
と言ってすぐに行ってしまった...
「谷に行くのは明日にしよう
一先ず野宿の準備だ」
「分かりました」
「分かったのじゃ」
程好い洞窟を見つけて周りの魔物を倒して...
「食料どうする?」
「私が買ってきます!」
「360°森なのにどうやって買うんだ?」
「私の世界移動ですぐ行けますよ」
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世界移動 LV 1 消費魔力 100
自分の言ったことのある場所に行くことができる。
複数で行くこともできるが人数×消費魔力になる。
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せっかく行ってくれるので倒した魔物を全部預けた。
「全部解体して売ってきてくれ」
「あと売ったお金で食材を買ってきてくれ」
「分かりました!」
「行ってきます」
と言って消えた...
数分後...戻ってきた。
「買ってきたか?」
「はい!」
「渡しますね」
ということで食材を貰ったので
焼いて食べることにした。
「美味しいな!」
「初めてじゃたが美味しいのう」
俺とイルは肉ばっかり食べていたら...
「ちゃんと野菜も食べて下さいね!」
「親か!」
などと言いあって洞窟で寝た...
誤字があるかもしれません...
ご指摘や感想などをいってもらえると今後の参考になるのでよろしくお願いします。