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(基本的にグロい)刹那的短編まとめ

味覚が成長した娘

作者: 東龍ベコス

「お前、小さい頃はレバー食べれなかったのにな。成長したなぁ」

父が嬉しそうに、そう言う。

「本当よね。子供の頃はなんでもかんでも好き嫌いしてたのに」

母もつられて笑う。

「もぉ~パパ、ママ。私もうそんな子供じゃないわよぉ」


確かに、昔の私は好き嫌いが多かった。

ピーマン、ニンジン、レバー、魚全般、わかめ、納豆……。

味覚がまだ未熟だったせいだ。

今はもう、あまり好き嫌いがない。成長したものだ。自分でしみじみそう思う。


つい、得意げになる。


「ほんと、私ったら成長したものよね。今はもう、お父さんの精液だってゴクゴク飲めちゃうもんね!」






このあと、母が箸を取り落とし、父に激しく詰め寄り、緊急家族会議が行われた。




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― 新着の感想 ―
[一言] 相変わらず黒い! でも、そんな黒いものでも飲み込めるようになるのが 大人なんでしょうねー ハッハッハ……
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