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ヒスティマⅠ  作者: 長谷川 レン
第五章 特訓と作戦とあの人と……
94/230

属性は結構多かった……

「ふむ。魔属性特有の吸収魔法か」


ルナが、興味深そうに見ている。


「魔属性?」


僕は聞いたことのない単語が出てきたので聞いた。


火、水、氷、土、風、颯、電、炎、海、大地、嵐、雷、光、闇は、知ってる属性。

こうしてみると属性だけでいろいろあるね……。

その上でさらにルナが魔属性といったので気になったのだ。


「魔属性とはのぅ。……の前に、陰属性は知っておるか?」

「知らないです」


陰属性?

また新たな属性が……。


「ふむ……。知らんかったか。陰属性とは闇属性の上位属性じゃ。そしてその上……つまり闇系統の最終属性が魔属性じゃ」


なるほどね……。

闇系統は一つまでだと思っていた。

だれも教えてくれなかったし……。

ちゃんと三つあるんだね。

ということは……。

光属性もちゃんと三つあるのかな?


「さて……今日はここまでにしておくかねぇ」

「え……でも僕はまだ動けます」


困った顔で、真陽さんは首を振る。


「私が動けないのだよぅ」

「え? さっきの魔法で治ったんじゃ……」

「それは違うぞ主」


ルナの方に向くと説明してくれた。


「魔法……すなわち魔力を断ち切ったことにより、回復魔法の影響が受けにくくなっておるのじゃ。それだけでなく、魔力経路も断ち切っておるからのぅ。よって外傷は治ったものの、内側はいまだに治っておるまい。そうであろ?」

「よくわかってるじゃないかぁ。さっきから左腕が動かないんだよねぇ。魔力も流れる感じがしないしぃ。これ……治るのかいぃ?」

「当たり前じゃ。自然治癒能力が備わっておるじゃろ。そのうち治る」


ルナの言葉を気楽に受け止めながらもう一つの理由を言った。


「それにぃ。特訓の内容を考えなきゃねぇ」


考えて無かったんですか!?

……にしても結局真陽さんをほんの少しも動かせなかった。

僕はその事に落ち込んだ。

魔法を使うということをまだ実感できていなかったが、それでも少しも動かせなかったことには普通にショックだった。

それを察してくれたのか、真陽さんが慰めてくれた。


「落ち込むんじゃないよぅ。なぜなら自分で言うのもなんだけどぉ、私は英名持ちなんだからさぁ。むしろ自慢してほしいねぇ。この私に一太刀浴びせたんだからねぇ。じゃないと私の面が丸潰れだよぉ」

「あ、ありがとうございます。真陽さん。少し元気になりました」


礼を言ってやっとのことで立ち上がる。


「いいよぉ。明日。ちゃんと学校に来るんだよぉ?」

「はい!」


気合の入った言葉で返した。

誤字、脱字、修正点があれば指摘を。

感想や質問も待ってます。

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