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ヒスティマⅠ  作者: 長谷川 レン
第五章 特訓と作戦とあの人と……
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雑賀はやっぱり雑賀だった……そして母さんも……

「それにしてももうこんな時間か~♪ そろそろ行かなくちゃね~♪」

「え!? もう行っちゃうの!?」

「ええ♪ だってジーダス動くって聞いたからその前に潰しちゃおうと♪」

「おい! 行かせねぇぞ!? いくら自由な白銀だからって簡単にはいそうですかって潰されてたまるか!!」


雑賀(さいが)さんが怒鳴る。

でもそうか……潰すなら止めるよね~。

一応幹部だもんね。


「あそこには美人さんがたくさんいるんだぞ!?」


そっち!?

って組織の危機なのに女の人の心配なの!?


「みっちゃんや、あやちゃんや、たゆちゃんとか! まだまだたくさんいるんだぞ!?」

「天童さん。いい加減目を覚ましてください。本来の理由として組織を潰されることが問題なのですよ?」

「しかも受付員の――」


静かに妃鈴さんが鉄の棒を持つ。


「我が組織の本部を壊されるのは困る」

「それでいいのです」


雑賀さんが真顔になって答えると妃鈴さんが鉄の棒をおろす。


「あ♪ ここにいる全員で行こ♪」

「「「「はい!?」」」」


一斉に声を上げて母さんを見る。


「だってジーダスの親玉さん、悪い人よ~♪」

「だからといって俺は幹部! びじ――よし、その鉄の棒を下ろそうか、妃鈴」

「これを聞いたらそんな考え一瞬で消えるわ♪」

「なに……?」


どんな話?

雑賀さんは一応強いし、一応幹部だから一応ジーダス守ると思うけど……。

一応を多用に使うには変態さんだから。

だって仕事にも女の人のことばっかだし……。

っていうか今さっきも女の人の事が大半の理由だったよね……。

もう変態で十分でしょ?

いや、堂々とさらけだしてるって言うかそれとなくの変態だけどね……。

真剣なとこは真剣だけどね。

それでも女の人の事が入ってくるけど。

さて……雑賀さんが「なに……?」って言ってからなぜこんなに長いというとね。


現在の母さん。


「ん~♪ ……はぁ~♪ この紅茶おいしいわね~♪」

「まだありますが、どうしますか? ココアもあります」


などと紅茶を足して飲んでいたのだからである。

どこにあったのか。

答えは母さんが来たときに黒い車を運転していた女の人が持っていた。


「話せよ!!」

「天童さんに激しく同意です」

「あせらない♪ あせらない♪」


焦らせてるの、母さんだと思うのですが……。

むしろあなたは焦ってください。


「自由すぎるのも困ったもんだな……リク……」


哀れみの目で見てくるキリ。


「キリさん……同情してくれますか? そうなんですよ……。母さん自由すぎるから……うぅ……」


目から涙でそう……。


「しょうがないな~♪ じゃあ爆弾発言するよ~♪」

「それ言ったらあまり意味は無いと思います」


僕の冷静なツッコミがとぶ。

そんな言葉を無視して母さんは……。

ホントに文字通り(・・・・)に爆弾発言した。


「どっか~ん♪」


ドカーン!!


ホントに爆発したんですけど!?


「ゴホゴホ。――ッ。何しやがる!!」

「ゴホッゴホッ。リクちゃんの母様。いったいなにを!?」

「ごほごほ……煙たいです」

「母さん!? いきなり何するの!?」


僕たちの言葉に母さんは……。


「爆弾発言するって言ったじゃな~い♪」

「「「そのまんまか!!」」」

「みんなさん……息ぴったりですね……」


僕はもう馴れちゃったというか……。

なんかもうね……母さんの魔法。

自由魔法とか言われたら納得しそうです。

誤字、脱字、修正点があれば指摘を。

感想や質問も待ってます。

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