表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヒスティマⅠ  作者: 長谷川 レン
第五章 特訓と作戦とあの人と……
75/230

とても痛いです

「キリさんって家遠いんですね」

「ん? ああ。俺は街外れに住んでるからな」

「家族は一緒に住んでるの?」

「いや。俺一人だ。なんなら今から確かめるか?」

「……どうしましょう?」

「いや。普通に断われよ。おまえ、今は女なんだぞ?」


む……確かに断る場面か……。

しかし……。


「キリさんはそんなことしないって信じてるから」


と、言っておいた。

言葉はきつくても基本いい人だし、帰るの困ってたら助けてくれたし。


「わからんぜ? 俺が何するかなんてな」


まだいうか。

よし。この際ハッキリ言っておこう。

僕は右手をピストルの形にし、説明をするときのように顔の横に持ってきて、説明した。


「僕が一度大丈夫と言ったら大丈夫なの。これは絶対に絶対なの」

「絶対に……絶対?」

「うん♪」

「――ッ! …………それは反則だろ……」


ボソッと何かをつぶやくキリ。

それと同時にそっぽを向いた。

キリは耳まで顔が赤くなっているのだがリクは気がつかなかった。


「キリさん? よくそっちを向いているけどそっちには話している人はいませんよ?」

「い、いや。別にいいだろ。そんなこと」


ふられたくない事なんだろうか?

まぁ、いいや。家に着いたし。


「それじゃあキリさん」

「んあ? ……ここなのか?」

「まぁね。今は雑賀さんのとこに住んでるから」

「……もうついたのかよ……」


またボソッと言ったけど、よく聞こえなかった。

キリは意外と独り言が多いのかな?

と、考えていると、天童家の、家の目の前に黒い車が止まった。


ガチャッと運転手の席から黒いスーツを着た女の人が出てきて、後方の席のドアを開けた。

そして僕はその女の人の顔に見覚えがあるのを感じ、引き寄せられるようにしてその車に近づいた。


「どうした、リク? あの車がなんかあったのか?」

「まさか……いや……。こんなに早く帰ってきたことが今まで無かったのに……。しかもヒスティマに来るって……どうやってここに?」


その後方の席から出てくる人を予想した。

そしてその予想は良くも悪くもあたってしまった。


「リクちゃ~~~~~~~~~~ん♪」

「うわぁ!?」


ドアが完全に開くちょっと前で中から銀髪の少女が飛び出してきた。


狙いは――

僕の腕の中――

見事に――

まっすぐ――

跳んできた――



――ものすごい速さで。



ドカッ!!


「――ッ!?」


お腹にダメージ。うん。とても痛かったです。

しばらく動けなかったがなんとかモチベーションを持ち直し、僕はその飛び出してきた人物に向かって声を放った。


「――ッ、た~……。なんでいきなり飛び出してくるんですか! ――母さん!」

「母ぁ!?」


キリがキャラに似合わずに声を上げた。

誤字、脱字、修正点があれば指摘を。

感想や質問も待ってます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ