三者三様
今回は都合によりちょっと少なめです。
「これを聞くともう後戻りできませんよ? 聞けば、あなたたちの人生をぐちゃぐちゃにしてしまうんです。他の人に話してもいけません。とても危険な事で、一つの企業を敵に回すようなものだから……友達に……迷惑をあまりかけたくないです」
これだけ言えば、離れる人は離れてくれるだろう。
僕はそう考えて言っておく。
彼らの人生の責任はとれないと……。
今ならばまだ引き返せると……。
そう伝える。
しかし、彼らの言葉は僕が期待していた通りの言葉だった。
「妾はもとより主に仕える契約神霊じゃ。最後まで付き合うのは道理と言うものじゃ。それに企業など妾の眼中にもないわ。主。期待しておるぞ?」
とルナ。
最後まで付き合うと言ってくれた。
「後戻りだぁ? クハハッ! 俺の辞書にそんな言葉は載ってねぇなぁ。まず、必要ねぇからなぁ。俺は先しか見ねぇンだよ」
とキリ。
まるで後戻りなどという言葉は邪魔な存在でしかないと。
「ウチの人生は、おばあちゃんという、最強の称号である英名持ちの家族がいる時点でもとから最低だよ。まわりからよくどやされてね~。だから、これ以上落ちることは無いから大丈夫。気にしない、気にしな~い」
とマナ。
これ以上はぐちゃぐちゃにならないと。
三者三様に返してくれた言葉に、淀んでいた僕の胸の内が晴れた。
「ありがと……みんな」
素直に礼を言う。
マナは笑うような顔で僕を見てくれる。
キリは照れくさそうに横を向いた。
ルナは僕を見上げながら、笑みを返してくれた。
「それじゃあ、僕がここに来るまでの経緯を話すよ」
「この精霊のことも教えろよ」
「この精霊とはなんじゃ。この精霊とは」
「うん。最後らへんに紹介するよ」
こうして、僕の一昨日の夜の話が始まった。
作者「今回で~~!」
嘩来「第四章終わり♪」
作者「ありがとうございます。嘩来さん」
嘩来「いいよ~♪ 気まぐれだし♪」
誤字、脱字、修正点があれば指摘を。
感想や質問も待ってます。




