確信犯が一人
知られたらどうなるか……。
絶対、女装変態男のレッテル貼られる。
それだけは阻止したい。
……ちょっと待って……。
本物の女の子になってるからどうなんだろ……?
さっきのレッテルよりは絶対に悪化する。
弄られたり、からかわれたり、着せ替え人形にされたり、写真取られたり……?
すでに赤砂学園でそんなことばかりされた気が……そのたびに男子だけ沈ませたが……。
女子にはさすがにやらなかったけど……。
とにかくここはのりきらないと!
「雑賀さんが外しちゃダメだって……」
「今さっきまで気づかなかった人が言える台詞じゃないよ、リクちゃん!!」
くッ! またしても痛いところを突いてくる!
「妾も見てみたいぞ。主の本来の姿」
ルナまで!?
「な、なに言ってるの二人とも……僕はこの姿が本当の姿だよ?」
「嘘だね!」
「嘘じゃな」
ルナまで~~~~っ!
どうしよ……!
このままじゃ……バレちゃう!!
「さぁ!」
「隠し事とは、男らしくないぞ? 主」
くッ! 男らしくないなんて!
僕だって男だ!
やってやろうじゃないか!
ハイ。後悔しました。公開しただけに。
うん。つまんないね。ごめんなさい。
そしてルナは答えるごとにニコニコしていたのですが……。絶対確信犯ですよね!!
「わかりましたよ! とりますよ? どうなるか知らないけど」
そして指輪を勢いよく取り外す。
外した指輪から、眩い光が飛び出した。
「うわ!」「きゃあ」「む……」「へ~」
とっさに目を隠す四人(もうルナも単位、人でいいよね)
光がおさまったので、少しずつ目を開ける。
「い、いったいなにが……?」
周りを見渡すが特になにも変化していない。
「う……もう大丈夫?」
「さすがの妾も眩しかったぞ」
目を開ける二人。
そしてそこで見たのは――
「リ、リクちゃんの髪が短くなってる!?」
「ふむ……体格はそんなに変わっておらぬが胸が無くなっておるな……」
「あ~。確かに。だがそんなに違和感ねぇな」
「へ?」
自分の体をペタペタとさわる。
肌の弾力はそこまで変わってないがさっきよりは少々堅い。
胸の凹凸もないし、髪もマナの言うとりに肩くらいまでに短くなってる。
……ということは……戻ってる!?
やったーと両手を上げて喜びたい半分。
ヤバッってすぐにここから逃げたくなる半分が、ごちゃ混ぜになって頭をぐるぐる回す。
右往左往中です。
あぁ……僕がなんでこんな目に……orz
誤字、脱字、修正点があれば指摘を。
感想や質問なども待ってます。




