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ヒスティマⅠ  作者: 長谷川 レン
第四章 一匹狼
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ファイアーバード

さて……そろそろマナが起きるかな?

泣き崩れたルナは、今は僕の膝を枕としてスヤスヤと眠っている。

こうしてみるとただの小さな女の子にしか見えない。

どこにこれまで溜めていた想いを入れていたんだろう?


「は!? ウチはいったい……?」

「あ! おはよ~。ビックリしたよ。いきなり立ったまま気絶するんだもん。もう大丈夫?」

「はえ? ……なんでウチ気絶してたの~?」

「ルナが本当に精霊かどうかを質問していたでしょ」

「そっか! たしか……神の断片とか言ってた! どゆこと?」

「し。今ルナ寝てるから大きな声出さないで」


唇の前で人差し指をたてる。


「ご、ごめん……」


声の音量を落とすマナ。

ルナは……と、大丈夫みたいだね。

いまだにスヤスヤと膝の上で寝ている。その頬はなんとなくつついてみる。

かなり柔らかいです。癖になりそう……。


「で、具体的に説明してほしいんだけど~……さすがに起こす気にはなれないからリクちゃん、説明出来たら説明してくれないかな~?」

「えっと……複雑な理由だからあんまり……」

「そっか~……まぁウチはそんなに考えるほうじゃないから、複雑な理由とかはいいや~」


後ろを向いて腕を頭の後ろで組む。

あ! と思いついたかのようにこちらを向くと――


「ウチの精霊も見せてあげるね~」


と言って呪文を唱えはじめた。そして手を左右に広げる。

その際に事前に聞いていた魔力解放が行われる。熱風が吹きぬけた。


「我が名はマナ。

  我の声に気づいたならば、その姿。

   具現化し、我が前にいでよ。〝ファイアーバード〟」


彼女から火の粉が散った。

その火の粉が彼女からちょっと離れた場所に移動し、ひとりでに出続けている。

ずっと凝視していたら急に鳥のようなものが何もない空間から現れた。


「うわ! ……ビックリした~。鳥?」


しかし、それは鳥の形をしているが全身が炎に包まれているため体があるように見えない。


「そう。これがウチの精霊~。ファイアーバード。精霊は普通相手には姿が見えることは無いんだよ~。炎属性の精霊ならばリクちゃんが見えているように炎に包まれているはずなの。水属性なら水で包まれているんだよ~」


なるほど。

だから精霊は(・・・)相手には見えないんだ。

納得。


「そして何より、精霊使い(スペィレイトハンドゥ)型で魔法が強い理由は精霊を操るから~。だから魔法だけ強いんだよ~。くれぐれも自分から戦うような真似はよしてね~」

「? でもそうすると召喚(サモン)型と被るんじゃないの?」


チッチッチと指を前で左右に振って否定する。


召喚(サモン)型は一度呼び出した後はその召喚した人外は自分の意思、もしくは主人の命令で勝手に動いてくれるの」


なるほど。そういうことか。

この微妙な違いがあるからわかれているのか。

そういえば召喚した人外は倒されると召喚した本人にフィードバックするって言ってたな。

精霊使いはそんなのなさそうだ。


他の人からすれば実体がないからまず当てることができないんだって。

嘩来「作者さ――」


ズドム


嘩来「きゃあ!」

作者「よし。落とし穴にはま――」

嘩来「ひどいよ~♪ 作者さん♪」

作者「いつの間に背後に!?」

嘩来「えい♪」←背中を押す

作者「え? うわぁぁぁ……」

嘩来「うわ~♪ 落とし穴ふか~い♪」←元々あった落とし穴を更に掘った


嘩来「作者さん……帰ってこないね♪」


嘩来「誤字、脱字、修正点があれば指摘をしてね~♪

   感想や質問も待ってますからね♪」

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