魔法の型でしたね
「うぅん……な、なんか首痛い……」
そう言って目が覚めるリクちゃん。
「リクちゃん!!」
ガバッ
彼女を抱く。ギュッとする。
「マナ!? どうしたの!? 痛いから離して……」
「やだ……離さない……ウチを心配させた罪は重いぞ~」
「うわ~……なんか嫌な法ですね。それに心配してくれたのはありがたいけど心配しないでって……」
「そういう人ほど心配したほうがいいの。知らないの?」
だって無理ばかりする人だから。
短い付き合いだけど彼女は初恋の人と同じ性格のような気がするから。
「知らない。どんな法則?」
「いいでしょ~。なんでも~」
そう言って彼女に異常がない事を確認するといつもと同じ話し方になっていた。
「よかった。救護師を呼ぶ必要はありませんね。何があったのです?」
「ハンクさん。魔法の型でしたね」
「いえ……だから目を瞑っていたとき……」
「魔法の型でしたね」
「あの……」
「魔法の型でしたね」
「…………」
ふられたくないのだろう。笑顔でハンクさんを見ながら話している。
ちょっと怖い。あれかな? 女独特の笑顔で話して相手を怖がらせようという……。
ウチはできそうもないけどね。
「え、ええ。そうでしたね。何か掴んだのですか?」
あ! 負けたね。
まぁ、男は勝てないっていうからしょうがないよね。
「出てきて。〝ルナ〟」
ルナ?
リクちゃんから光が出てきて、その光が形を作る。
その形は人型になり、光がおさまってきた。
その全貌があらわになる。
その容姿は人形のようだった。
綺麗な金色の髪に金色の瞳。
鈍色のワンピース姿だった。
身長は小学生ぐらいかな? リクちゃんのちょっと下ぐらい。
あ! 目がつり目だ。
ちょっといいとこのお嬢様のみたい。
でもなんかおかしい……。
「なるほど……精霊使いですか……って、ん?」
ハンクさんも気づいたようだ。
「リクちゃん……いま……どうやって呼んだの……?」
そう。彼女はいま、呪文を唱えていない。
一言、彼女の名前を呼んだ、それだけだった。
嘩来「作者さ~ん♪」
作者「おわ!? どっから湧いて出た!!」
嘩来「今回の話短くないですか~?」
作者「短い? 何それ。おいしいの?」
嘩来「短くないですか~?」
作者「同じ質問しないで!! 悪かったね! ストックがなくなってきて私も焦っているんですよ!!」
嘩来「そっか♪ 頑張って♪」
作者「くそ!! 猫の手も借りたいぜ!!」
上の話は若干フィクションです。どこがだって? ……さぁ?
誤字、脱字、修正点があれば指摘を。
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