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ヒスティマⅠ  作者: 長谷川 レン
第三章 桜花魔法学校
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不快な感覚

ハンクさんの言われたことを伝える。


まず、この装置の上にのっている人の魔力を活性化させる。

装置の役目はそれだけだった。

あとは僕が魔力をイメージする事によって、発動するんだって。

単純だね。


「では、始めます」


装置のラインが脈を打つ。


――ドックン


それと同時に僕の体全体が反応する。

中にいる〝なにか〟が複数暴れまわり、体を熱くさせたり、冷たくしたり、痺れさせたり……そんな不快な感覚に浸るような感じがした。

なんとか悲鳴は出さなかったが、僕はその感覚に耐えられなくなりよろつく、しまいには膝まで着いた。


「!? どうしたのリクちゃん!!」


異変に気づいたマナが駆け寄ってきて肩を抱く。


「い、いや……大丈夫。安心して。ハンクさん……自分の魔力をイメージするんですよね?」


感覚から逃れるためにハンクさんに質問する。

その間にも不快な感覚は問答無用で続く。


「あ、ああ。つらいなら一時休憩を……」


気遣ってくれるハンクさんの言葉を手で制止する。


「い、いえ……けっこうです。このまま続けます。いまなら……何か出来る気がして……」


ほんとは休みたい。

休めるものなら休みたいが、こんな感覚をやるたびに感じていたらこっちがおかしくなってしまう。

だから一回で終わらせる。


「駄目だよリクちゃん!! こんなに体がつらそうなのに!」

「わかりました」

「ハンクさん!? 正気ですか!?」

「その代わり、倒れたら強制的にやめてもらいます」


驚いてアタフタしているマナを置いてきぼりにして冷静な判断をするハンクさん。

僕はその言葉にのる。


「うん。それでいいです……。はぁ……はぁ……マナ、ちょっと離れていて」

「でも……」

「大丈夫、すぐ終わるから」


マナは何か言いたげな顔をしていたが、了承したのか、僕から離れる。

それを見届けてから、僕は重い体を、足を震わせながら立ち上がる。

いまだ続く不快な感覚に耐えながら、自分のイメージをすると、自然と目をとじた。

そして、意識の波にのまれた。

誤字、脱字、修正点があれば指摘を。

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