僕が○○に○として!?
今回ちょっと短めです。きりがよかったので……。
「まさかここまで凶暴だったとは……。それはそれで口説きがいはあるがな」
腕を回しながら、ボソッと何かをつぶやいた。
僕は言葉が聞こえなくて、訳がわからず首をかしげる。
すると部屋のドアが開き誰かが入ってきた。
「雑賀先輩……って何やっているんですか? そんなところで」
入ってきたのは雑賀の事を先輩と呼ぶ赤髪の男だ。
声質はそんなに低くない。女の人の声には聞こえないけど。
服装はチェック柄のシャツの上に無柄の黒色のジャージ、ズボンはジーンズだ。
第一印象。うん。なんか地味。髪以外。
なんでこの人服装地味なんだろ? 髪は目立つのに……。髪型は短髪です。
背丈は僕より背が10㎝ほど高い。どっちかというと、男子の中では小さい部類だろう。
元の僕より10㎝ほど高いとしたら160㎝ぐらいということだから。
雰囲気は丁寧で、話しやすい人かもしれない。
そんなふうに人間観察していると―
「いや……。なんでもない。それよりどうしたグレン。何かあったのか?」
「ああ。そうです。写真屋さん帰ってしまいますよ? 早く写真撮って戸籍出しに行かないんですか?」
「そうだったな。すまん、すぐ行く。リクちゃん。準備はできているか?」
いきなり話を振られた。そういえばさっき写真撮るって言ってたっけ?
そういえば服は……?
今頃気がついたリク。服はパジャマで上下、水玉模様の服だった。
さすがにこの姿で出るわけにもいかず、支度をしている雑賀に聞く。
「雑賀さん。服はどうしたらいいんでしょう?」
「おっと、忘れていたな。ちょっと待ってろ」
僕を待たせて、自分はクローゼットを開け、その中から一式をとりだす。
その服を見たとき僕の目は見開かれただろう。
「あの……この服って……」
さて問題です。
次の衣服から連想される職業はなんでしょう?
・ブレザー(左胸のところになんかマークが……)
・ブラウス
・スカート(膝のちょっと上ぐらい)
・ニーソックス
・ネクタイ(ワンタッチ式)
……と、ここまで言って気づかない人はいないだろう。
「俺が仕事中のときはさすがに面倒をみきれないからな。桜花魔法学校に行ってもらう。ちなみに一年生だ。革靴は玄関先に置いてあるからな。着替えたら部屋を出てきてくれ。それまで待っている」
そう言ってグレンと呼ばれた赤髪の人とともに部屋を出て行った。
バタン
部屋に残された僕は―
「…………僕が……魔法学院に……? しかも……女として……?」
僕の膝は折れ、地にひれ伏す。
そして現状についていけない僕の頭の中は唖然としたままで、しばらくは動けなかった……。
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