俺の目撃した関係者におまえは入っていない
「彼女は……魔力保持者でしかもかなりの熟練者だ。
魔力自体も強く、最近知ったような感じでなかったし動きもキレがある。
よって彼女には尋問ではなく拷問で聞き出すそうだ」
我慢! 怒りに任せちゃだめだ! まだ聞かなきゃいけない事が…
「……なんで拷問するの?」
顔をひきつらせたままの質問に雑賀は、
「単純な話だ。罪人ソウナの脱走の手助けをしたからだ」
「な…!」
当然だとばかりに話す雑賀に対しリクは怒りを隠すことができなくなった。
「なんでユウなんですか!? 家につれてって脱走の手助けをしたのは僕です! ユウは関係ないです! 拷問するなら僕にしてくださいよ!」
「なぜ関係ない人をつきださなければならないんだ?」
雑賀は不思議だと言わんばかりに言ってきた。
「なぜって……。だから僕が……」
「俺が目撃した関係者は罪人ソウナ。手助けした銀髪の少女とその兄だ」
「そうです。だから僕は関係者……」
「自分の体を見てから言ってもらおうか。」
「え……?」
そういわれて自分の体を見る。
とくに変化は無いと思……? 下がちょっと見ずらい……?
そういえば僕の髪の毛ってこんなに長かったっけ?
部屋の隅に逃げた時の銀色の糸って僕の髪の毛だったのか・・・。
まって……なんかおかしい。
確か僕の髪は肩のちょっと上ぐらいだから髪が見えるはずがない。
下が見ずらいって…首は痛くないし……。
まるで女の子みたいに胸があるならまだしも…………へ……?
嫌な予感がした。
まるでそれを見越したように雑賀がどこから取り出したのか等身大の鏡をリクの目の前に置いた。
するとそこに映ったのはちょっと呆けた顔だが美少女と言える可愛らしい容姿であった。
目はくっきりとしていて、肌はすべすべで柔らかいし、プニプニしている。(実際さわった)
髪は銀髪でストレートのロングヘア。
胸は小さいがしっかりとあるとわかる。
そしてその少女はリクと同じ動き方をした。
……もうここまで来たら誰だって気づくだろう。
「な、なにこれーーー!!!!!! なに!? なにがおきてるの!?」
あせるリク。
声はそんなに変わっていないと思うのだが……この姿にたがわぬ可愛らしい声に聞こえた。
頭の中は混乱してちょっとパニック状態におちいる。
「落ち着け! とりあえず深呼吸して俺の話を聞け!」
スーハースーハー……よし!
もう一回鏡を見る。しかし変わらない。
鏡には少女が映っていた。ちょっとかわいい…って僕だよ! これは僕なんだよ! 何考えてるの僕・・・。
とりあえず雑賀を殴って・・・。
「ちょ! 何考えてるのリクちゃん!? 理由を話すからその拳を下ろすんだ!」
「まともな理由じゃなかったら何発か殴らせてもらいますから」
「まず…君を女の子にしたのは俺じゃない」
「じゃあ誰ですか?」
「君の妹だよ」
どういうこと? ユウが?
はい。リクちゃんやっと気がつきました。
…ここまでくるに長かった…(T^T)
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