当り前の行動です
「ん…うぅん…?」
「いい寝顔だなぁ…」
……薄目を開けるリク。
そこには家でみた変態さんがいた……なんで?
とりあえず手元にあった時計を変態さんの顔にむかって投げた。
「へぶっ!」
見事命中。
顔にめり込んだ。
どうでもいいから無視して。
目をあけて周りを確認する。
そこは白い部屋で、周りには僕が横になっていたベットと机とクローゼットだけだった。
「ここどこ?」
「いたたた。リクちゃん、いきなり時計投げるのはどうかと思うよ…」
「…あんたが変な顔で見てなかったから投げなかったよ変態さん」
「女の子が目の前で寝ているのに何もしないのは男の名が泣く!」
「……僕は男です。男にまでそんな目で見るとは…いよいよHE・N・TA・I。ですね」
「その呼びかたなんとかならないのかい? リクちゃん」
「僕の名前をきやすく呼ばないでくれる? 変態」
あ、おちこんだ。
〈ず~ん〉って文字が見える。
ちなみにこんな格好→ orz
ちょっと面白いかも…。
そんなことしてる場合じゃないか。
しかたなしに雑賀…(だっけ?)…さんに訊く。
「雑賀さん。ここどこですか?」
「リクちゃんがちゃんと名前で呼んでくれた! よっしゃー!」
泣きながら喜んでる。
というか、てっきり名字だと思っていました…世の中いろいろな名前があるんですね~。
質問を聞かずに喜んでいる雑賀を見て、とりあえず時計をもう一回投げようとすると…
「ちょ! わかったから。言うから時計を置こうか」
一生懸命とめようとする雑賀。
仕方ないから時計を置いてもう一回問いかける。
「…で? ここどこ?」
僕の質問に少し間を置き答えた。
「ここは俺の部屋だ」
僕の行動は迅速だった。
布団を持ち、部屋の隅に逃げ、そしてジト目で雑賀を見る。
その際、銀色の糸みたいのが見えた。
「ちょ! そこまで!? そんなに警戒する!?」
これまでの彼の行動からして警戒しないと思っている雑賀の頭はおめでたいと僕は思う。
「…なぜ僕は雑賀さんの部屋にいるのかな? 出来れば詳しく教えてほしいのですが……」
「…ふむ……。その話の前にいろいろと聞きたいことがある」
「なんですか?」
雑賀が手招きしてるベットに座れということだろうか?
さすがにこんなに離れて話をするのもなんなのでベットに座った。
(よっしゃー! リクちゃんが素直に俺の隣に座ってくれたー!)
心でガッツポーズをとる雑賀に対し…
(今何か寒気が……まぁ…気にしないことにして…)
それに少し気づくリク。しかし気にしないリクはそのまま雑賀の話を聞くことにした。
「まず一つ。君は魔法を知っているかな?」
「そりゃあ…アニメとかでよく見ますよね」
「いや。アニメとかの話ではなく。実際に現実で使っている人を知っているかな?という意味なのだけど…」
「雑賀さんって意外と電波系ですか?」
「……その様子だと知らないみたいだね」
顔をかしげるリクを置いてなにやら考えこむ雑賀。
なかなか話しださない雑賀をおいてリクは窓にちかづく。
窓からみた景色は特に変わったところは見当たらない。ただ一つを除いて…
「どうして……どうして行く人々が……武器のようなものをもって……?」
武器。剣や刀、先端が布で包んである槍、ガンベルトに納まってる銃まである。
「なんで……?」
この町は犯罪都市? 殺戮都市? なんでもいいけど(よくないけど…)ここは日本じゃない!?
目が回りそうだった。
とりあえず雑賀の隣に移動する。
とそこでちょうど雑賀がしゃべり始めた。
「まず、ここは君の住んでいる世界とは別世界のようなものと考えてくれ」
……別世界…?
はい、異世界突入ですね~。
しかもリクが起きた場所は雑賀の部屋と…
リクは迅速に動きました。
誤字、脱字、修正点、感想があれば便りをください。
4/19 指摘をしてくれた方ありがとうございました。




