古書
「……その精霊。……武器精霊?」
「「「「「え?」」」」」
みんなして白夜さんを見る。
「えっと……知ってるの? 白夜さん」
僕の質問にたいし、白夜さんは、コクンと頷く。
「……家にある、古書に書いてあった」
古書?
なんでそんなものが白夜さんの家に?
「……家といっても実家の事。……両親が読書家でどんな本でも持っているの。……その中に今、私が言った古書があった」
その古書がまさか武器精霊とやらの事だけについて書いてあるとは思わなかったので他にどんなことが書いてあるか聞くと、いろいろな名前が出てきた。
「……私が憶えているのは……、
武器精霊の使い手
使役精霊の使い手
史書の使い手
言霊の使い手
幻獣の使い手
龍の使い手
神の使い手
邪神の使い手
……他は忘れちゃった。……あ。……でももう一つ、せ……せ……。……『せ』から始まるのがあった気がするんだけど……」
それだけであれば十分だと思います。
そしてその本に僕は興味を持った。
「その本、見せてもらえませんか?」
白夜さんは少し迷った素振りをした後で、僕にコクンと頷いてくれた。
「……そのかわり」
条件ありですか……。
でも相手は本を見せてくれるのに僕が何もしないというのはおかしいよね。
「なんですか? 僕にできる範囲だったらします」
「……放課後、私も連れてって」
…………え?
表情が固まる。
だってまさかこんな条件が来るとは思わなかったもん。
どうしよ……。
天秤にかける。
母さんは人数が欲しいと言っていた。
そのこといついては問題ない。
しかし、信用できる人のみだ。
僕はまだ彼女と出会って一日も経っていない。
よく知りもしないのだ。
キリさんのときはいろいろあったからどんな人かわかったけど白夜さんは何があるわけでもなかった。
では僕が要求した本はどうしようか……。
最初は興味を持ったからだが今思えばルナの事が何か分かるかもしれない。
どんな内容なのかは問題ではない。
どんな事が書いてあるかが問題。
よし!
レナさんに聞いてみよう。
他力本願とか言わないでください。
ホントにこれしか方法がないんですよ……。
「レナさん。白夜さんは裏切ることってありますか?」
「『裏切る』……とは、物騒な言葉を使うのですね」
「え!? あ……すみません」
「いいえ。別によろしいですわ。これで放課後にどんな話をするか、大体予想できましたわ」
そうですか……。
さっきから考えていたのは放課後の話のことだったのかな?
「失礼。話がそれましたわ。白夜さんが信用にあたいする人物かどうかでしたわね。実はわたくしも、白夜さんの事はよくわからないんですわ。しかし、よほどの事がない限り、白夜さんが裏切るような事はありえないと思いますわ」
じゃ信用しても問題ないね。
よし、問題解決。
簡単に決めちゃったけどいいよね……。
ちなみにレナさんとの会話は小声です。
え!?
これいらないですか?
……わざわざ言わなくてもいいですかね……?
って僕はどこに向かって言っているんだろ……。
なんかいろいろ出てきましたね~。
神の使い手はリクも当てはまりますね。
でもこれは今は覚えなくてもいい内容なので、頭の隅にでもおいていてくれればいいですよ~。
誤字、脱字、修正点があれば指摘を。
感想や質問も待ってます。




