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ヒスティマⅠ  作者: 長谷川 レン
第五章 特訓と作戦とあの人と……
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アキのモットー

そしてここで問題が起きる。

三人で討論をしていたらもちろん他の余人が黙っているはずもなく。


「リクちゃん。その子だれ? いつの間にかそこにいたんだけど……」


よくわからないといったふうに首をかしげるアキさん。

それは神の断片ですし……。

僕が呼んだから当然だと思います。


「うんうん。いきなり光が現れたと思ったら光の中から出てきたって感じだね!」


元気にアキさんの言葉に賛同するハナさん。

まさしくその通りです。

もっと正確に言うならば僕の中にいました。


「……不思議」


あんまり顔の表情を変えていないが今まで変えたとこを見た事がないので内心では驚いているのだろう。

普通はこういう反応なんだね、白夜さん。

改めて知りました。


「わたくしも教えていただきたいですわ」


教えてほしいって言ったって……。

詳しくは教えれないですよ、レナさん。

放課後になったら教えられるかもしれませんが。

するとレナさんの質問にルナが、


「妾か? 妾はむぐッ!? むぐぐ――プハッ、何をするマナ!! 妾とて空気が無くては死んでしまうのじゃぞ!?」


自分の事を答える前にマナがルナの口を両手で塞いで自分の腕の中まで持ってきた後しっかりと捕まえている。

じたばたとルナは暴れているがしばらくして無理だと悟ったのかおとなしくなった。

僕はそのうちになんとかごまかそうとする。


「えっと。ルナっていうの。たまにここに来るって言ってたよ!」

「へ~。そうなんだ~。で? 本当は? リクちゃんとどういう関係? 主とか聞こえたんだけど。【情報師】である私が聞き逃すはずがないわ!」


聞こえてたの!?


「ちなみにアキちゃんは10キロメートル内にある事件は簡単に聞こえちゃうからすっ飛んで行っちゃうんだよね!!」


どんな能力ですか!?


「……さらにアキは授業中でも飛んで行くからよく先生に怒られてる。……ホントに『飛』んでいくから……。……初級魔法〈フライ〉で……」


ええ!?

授業中でも!?

ダメでしょ!?

しかも、魔法まで使いますか!?

ちなみに、魔法〈フライ〉は使う人の魔力に比例して、速さが変わる、空を飛ぶ魔法です。


「ふ……。二人とも。情報とは逃したらいけない者なんだよ……。情報だって生きてるんだから! モットーはいろんな情報をみんなに知らせる事よ! 街では人気者だから事件を記事にしたり、今週の占いとかを新聞にしてかなりの数を売っているのよ! ちなみに私が書いてる新聞は『桜花魔学新聞』と『文刊新聞』と『秋新聞~季節じゃないよ!~』よ! どれも100円! リクちゃんも言ってくれれば売るからね! 普通は家に来てもらうんだけど友達なら私が持ってくるわ! 初回は無料(ダタ)よ!」


ビシッと、どこかに向かって指をさすアキさん。


この人ってホントに【情報師】って二つ名があっているような気がする……。

っていうか思いっきり宣伝してますね。

ひとつおかしな名前の新聞があったけど。

今度、試しに買ってみようかな?


「ほ、ホントに情報が好きなんですね~」

「ふふん♪ で、リクちゃん。話をそらそうとして説明しないのはナシ♪ だよ?」


う……。

憶えてたんだ。

どうしよ。

僕じゃ考えつかないよ~!!


「主」

「?」


ルナがたってる。

マナちゃんはいつの間にかルナから手を離し、手を額にやってため息をついていた。


「そなたら。妾がなぜリクを主と呼ぶか、という話じゃったな」

「え!? 言うの!?」

「正確にはあなたが何者かわかればいいんだけど……。そういうことにしてあげる」

「うむ。妾はリクの……」

「リクの?」

「家に住んでいる居候じゃ!!」

「「ええ!?」」「そうでしたの!?」

「家に居候をしておるのじゃから主と呼ぶのは当然じゃ!」


お得意様というように腰に手を当てて胸を張っている。

ルナ……。

それはいくらなんでもおかしいでしょ……。

普通に名前で呼べばいいじゃん……。

アキ「読者のみんなも私の家に来てくれれば新聞を売ってあげるわ! ちゃんと四コマ付きよ!」


四コマ付きもなにも……まず、君の家に行けないでしょ……。



誤字、脱字、修正点があれば指摘を。

感想や質問も待ってます。

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