死屍累々
朝の道は騒がしかった。
原因は……。
「おい。あれが例の……」
「ああ。めちゃくちゃ可愛いだろ!?」
「小動物……食べちゃいたい」
僕の何mか後ろにいる男子諸君である。
僕はその騒がしい人達から逃げるため、昨夜覚えたばかりの身体強化魔法を使い。
走った。
全力で。
かなり遠くまで走ったので男子は聞こえなくなった。
振り返ってみると……。
「パンチラだと……!? ブハッ」
「志野村ぁぁぁぁぁぁ!!!! 誰か! 志野村が(鼻血の)出血多量で死んで――! ブハッ」
「俺は……もう死んでも……い……い……」
「しっかりしろ草羅! 傷は浅――! グハッ」
何やらみんなして倒れていたが、顔が嬉しそうだったので僕は気にせず魔法を解いて、歩いて行った。
朝食を食べていないので、食堂で食べようと思ったからだ。
食堂はもうすぐそこだし、時間を確認しても朝のSHRには間に合うからだ。
食堂についたので入る。
昨日マナちゃんが頼んだらしき所に行くと何にするかお婆ちゃんに聞かれたので、ご飯と味噌汁とスクランブルエッグを頼んだ。
一旦奥に引っ込むとすぐに持ってきてくれた。
できるの……早いんですね……。
ご飯はホカホカで味噌汁からは湯気がたち上っている。
「ありがとうございます。……予想してましたか?」
「そんなことできやしないよう。ここでは奥まで注文が届くように風系統の魔法で聞こえるだけさ。あとは、どれだけ早くできるか……だね」
と、お婆ちゃんはにやりと口をほころばせた。
僕は受け取ってどこの席に座るか辺りを確認すると、数人の女の子たちの中に、藍色の髪の子を見つけた。
昨日はすぐ帰っちゃったから今日もすぐ帰ってしまうのだろうか?
話したいこともあるし……。
今の内に呼び出しちゃおうか。
僕はその団体に近づいて行って声をかけようとしたところで――。
「あ! そこのあなた!! 天童リクちゃんだよね!?」
「へ? あ、はい。そうですけど……」
その団体の一人、栗色の髪のショートヘアに大きな眼鏡をかけた女の子が僕に気づいた。
「あら? ごきげんよう。リクさん」
「お、おはようございます」
次にレナさんが挨拶してきて他の二人が……。
「その子がレナちゃんの言ってた子なのね!? かわいい!!」
「……かわいい。……百聞は一見に如かず」
と、挨拶というよりも僕の事を素直に評価していた。っていうかなんで僕の事知ってるの?
僕……昨日、初なんですけど……。
この学校来たの……。
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