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ヒスティマⅠ  作者: 長谷川 レン
第五章 特訓と作戦とあの人と……
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カナ・妃鈴の策略

「リクちゃん♪ ちょっと耳かして♪」


僕は母さんに耳を貸すと母さんはとんでもないことを言ってきた。


「な、なんでそんな事、言わなきゃいけないんですか!?」

「まぁまぁ♪ そうすればちゃんと起きてくれるよ♪ だから頑張って♪」

「嫌です! 絶対に言いません!!」

「リクちゃんが嫌がることで、天童さんが起きること……。いったいなんでしょう? でも起きることにこしたことはありません。リクちゃん。私からもお願いします。このままでは仕事に遅れてしまいますので」


おそらく棒読みで言っている妃鈴さん。

絶対わかってる!

わかっててそんなこと言っても騙されませんよ!?

と言いつつ、時計を見る。


6時55分。


……あれ?

学校って8時15分には教室にいなきゃいけなかったような……。


着替え15分。

髪を梳かすのに20分。

ご飯に10分。

ここから学校まで30分……。


計算すると……。学校着く時間、8時10分

ぎりぎりなんですけど!?


「お願いします、リクちゃん」


う……どうしたらここを回避できるか!!

痛みで起こすのはちょっとかわいそうだし。

だからといって母さんの言った言葉は絶対に嫌だ!

羞恥心か……学校か……。


「今6時58分よ~♪」


え!?

……うぅ!!

もうどうにでもなれ!!

僕はヤケクソで母さんの言った言葉をそのまま口にした。



「お、お兄ちゃん! リクと遊んでくれないの……? ///」



「!?」


ガバッ


「もちろん遊んであげるさ!!」


と言いながら抱きついてきた。


「うにゃあ!! 何するんですか!?」


顔を真っ赤にしながら渾身の一撃で雑賀さんの顎にお見舞いした。

身身体強化魔法を全開で……。


ズドォォォォォン!!!!

パラパラパラ……


「いたそうね♪」

「そ、そうですね……(天童さんが天井に刺さってる……)」


雑賀が天井に刺さるまでわずか数秒。

声も出させなかった。

だが僕はそんなことよりも恥ずかしさでいっぱいでそそくさと部屋に戻っていった。

その後ろで……。


「カナさん。ご協力ありがとうございます。おかげで良い写真が手に入りました」

「いや~♪ 私がしたのは時計の針を6時55分に見えさせることぐらいだもん♪」


…………。

時計を見る。


短い針はⅤを……。

長い針はⅦを……。


部屋の扉をパタンと閉めて、僕は無言で髪を梳かし、服を制服に着替えた。

その後、鞄を持ち、部屋を出て、雑賀さんの財布から野口さんを3枚取り出し、家を出た。


「あらま♪」

「食べずに出て行きましたね……。向こうで買うのでしょうか?」

「そうね~♪ でも持っていくなら諭吉さん持っていけばよかったのに♪」

「雑賀さんの財布から取り出した事についてはなにも言わないのですね……。さて……。私たちもそろそろ行かなくてはいけませんね。仕事が終わり次第、またこちらに来ます」

「ええ♪ よろしくね♪ 私も夜にはまたいるわ♪」


そう会話して、カナは黒い車にのって(昨日の運転手つき)。

妃鈴は雑賀を天井から引きぬき、引きずるようにして家を出た。

誤字、脱字、修正点があれば指摘を。

感想や質問も待ってます。

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