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ヒスティマⅠ  作者: 長谷川 レン
第五章 特訓と作戦とあの人と……
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監禁編 赤砂ユウ・続3

「あなた。名は?」


さきほどより興味を持ったので聞いてみた。


「な、名前ですか? その……。行橋(ゆくはし) 雁也(かりや)って言います」

「そう……。雁也君、何歳?」

「えっと……今年で19ですね」


高校を卒業したばかりか……。


「好きなエ○本は?」

「そりゃあもうきょ――って何言わせようとしているんですか!?」


そういえばいつの間にか、あのウザッたいのどっか行ったな。

ん?

雁也の言葉をスルーした理由?

なんとなく。

雁也は疲れ気味にため息をついて聞いてきた。


「あなたは何ていう名前なんです?」

「私? ……誰にも言わない? ここにいる人たちに」

「はい。ここは何かおかしいです。おかしいところには信用するな。母からよく言われてました」

「……私がおかしいとは思わないの?」


普通はそう思うだろう。

だからさっきよりも興味を持った。

……ってかあなたってマザコンですか?


「あなたは……その……悪くないような気がします。だって暴れる訳でもなく、何か計画がある……というような感じでもありません。これまでの報告書と姿を見て、決定付けました」

「あまりそういうの、よくないと思うな~。だってそれで騙すなんて人、たくさんいるんだよ?」

「そんなことありません」


いつの間にかオドオドした感じが無くなっている彼、雁也は自信満々で言った。


「私の魔眼(・・)、〈レアリーダウト〉の前では嘘を見抜くことなど簡単です。見抜くことしかできないのが欠点ですが……」

「ふ~ん。魔眼ね~……? 魔眼保持者!?」


小声で驚く。

魔眼保持者……。

それは目に元々宿る魔力を使う者たち。

数がもとから少なく、見られることなど滅多に無いが、魔眼の力は保障される。

一人につき右目、左目と左右で一つずつ能力を持つ。

そのため、魔眼保持者は基本オッドアイ。

オッドアイではないと左右両方とも同じ能力ということだ。

だからといって油断はならない。

その分強くなるということなんだから。

雁也はおそらく、カラーコンタクトを入れているのだろう。

よく目を凝らすと、眼の色が微妙に違う事がわかる。


「あの……一つの質問に答えてくれませんか?」

「いいよ。そろそろ話す相手が欲しかったし」

『我が居るではないか!!』


嘘。私は彼を試した。

ホントにそんな力を持っているのか、と……。

そして彼は見事に嘘だと見破った。


「……話し相手……いりませんか?」

「協力者が欲しいわね~」

「協力者? 何を協力するのです?」

「その前に協力してくれるの? 言ってみて。質問を。それで今度は私が試されるんでしょ?」

「……わかりました。では……」


彼は一間(ひとま)置く。

そして真剣な瞳で聞いてきた。


「あなたは人殺し、又は殺す予定ですか?」


その質問に私はためらいなく……。


「ジーダスの親玉は殺す予定ね~」

「……なぜ……嘘をつくのです?」


彼は困惑している。

当然だろう。

嘘でこんなことを言うのだ。

嘘で最低な事を言うのだ。

そして嘘を見抜ける人の前で言うのだ。

だから私はこうやって言葉を使った。





「否定の否定は強い肯定ってね♪」





私は彼に向って笑顔で言った。


『おまえの口癖だな。詳しくはある小説のだが』

(まぁね♪ エンはよく私のことみてるな~)


彼は、顔を赤くしながら言った。


「協力……させてもらえませんか? 僕でよかったら」

「ありがと♪ 私の名前はユウ。赤砂ユウ。協力してもらう事はね――」

今回で監禁編が終わりました!

やっとコメディーをかける!

ヨッシャー!!

まぁシリアスも好きですがね。


誤字、脱字、修正点があれば指摘を。

感想や質問も待ってます。

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