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大好きなあの人と出会うまで

 いよいよ入学式ーー。バスに乗り学校へ向かう。ほとんどの学生が車通学だったが、わたしは車よりも独り暮らしを優先してしまったので、しばらくは公共機関を利用することになる。


 調理の専門学校は1年間。ここでどんな人たちとの出会いがあるんだろう、楽しい1年間になればいいと願いながら校舎へと向かった。1学年3クラスの100人程度の入学生ーー。わたしは自分のクラスを確認し、1組の教室に入る。そして、窓際の席についた。すると前に座っていた女子が振り向き、

『おはよ。私、青木りお。よろしくね』

 と、話しかけてくれた。すかさずわたしも、

『川田裕真です。こちらこそよろしくね』

『なんか緊張するね』

『そうだね』

 なんて話をしていると、次から次へと学生たちが教室に入って来た。


 そして、わたしの右隣の列の一番後ろに座った茶髪の男子。なぜか初めて会ったような気がしなかった彼は、これからのわたしの人生に長く関わることになる男子なのだ。

 そう、まさにこれが大好きな彼との初めて会った瞬間だったーー。

 この続きが、代表作《運命の相手とは来世で結ばれたい》あの教室で偶然出会ったわたしと彼は、数十年先までも心は繋がっていた。相手を愛するがゆえに現世では結ばれ無かったせつない思いが、来世でまた出会えますようにと願いを込めてーー。

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