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幕間 ヒュマノ教団1

 

 幕間 ヒュマノ教団1


 ヒュマノ教団。

 三十年以上の歴史を持つ、とある宗教団体だ。

 この宗教団体が掲げる理念は、『人のための、人による世界』。

 これだけ聞くと、動物保護や環境保護に対するカウンターのような団体に思われ、実際そのような活動も行うのだが、それはあくまでも表向きの顔。

 実際の教義は、所謂『反アーベント』。

『アーベントは不自然な産物であり、自然な人間による健全な社会を目指そう』というのが、本当の教義だ。

 とはいえ、アーベントという存在は基本的に社会から必要不可欠な存在として認められているため、このことは大っぴらには言っていない。

 だが、それは、彼らにとって不本意な状況だった。


『アーベントなど、人に非ず』


 だから、彼らは、長い年月をかけて一つの計画を立てた。


『アーベントは、人のフリをした化け物だ』


 アーベントを、社会から追放するための計画。


『アーベントは、要らない』


 そして、その最大のチャンスが、



『この社会は、我々人間のものなのだから』



 ようやく、回ってきた。









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