てりてりの詩
持ち帰りにて
車中が
ポテト臭
この匂いだけで
何を買ったか
すぐ分かる
そっと開けて
サッと 口入れ
まだ熱々の
ポテトを食べるが
止まらない
少し萎びた
ポテトもいいが
家まで辛抱
半分既に無い様子
見なかった
ワタシは何も
見なかった
お持ち帰りの
てりてりしたの
卵も挟まれ
大きなお口で
いただきます
ソース絡まる
パティの旨味と
卵のプリプリ
堪りません
何でコイツは
年中食えぬか
毎年思うが
毎度食べてる
バンズについた
白いソースと
レタスをシャキシャキ
言わせながら
炭酸飲料
ゴクゴク ゴクゴク
はぁ 生き返る
紙は広げて
残ったソースを
冷めたポテトに
付けて食べるは
癖になる
毎年この時期
てりてりのブツ
多分一等
好みのバーガー
年中無いから
有り難みがある
そんれがアイツの
策略なれなど
毎年罠に
嵌まりに行くのは
何度 何度
食しても
飽きる事なし
旨いから
今年も既に
捕獲されてる
抜け出せぬ
きっと来週
また同じセット
ナゲットで
同じ食べ方
繰り返す
来年の今頃も
多分変わらず
繰り返す
毎年恒例
てりてりのヤツ