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はちみつバターは知らない  作者: 滝澤芽衣子
1/2

おなじみの味の、スパイス

タバコを吸うと頭がクラクラして、「もうこれでやめよう...」

そう思うことは何度もあった。

会社近くのコンビニでいつものチーズベーグルとカフェラテを買って、300円を渡す。20円のお釣りを受け取って、コーヒーカウンターの列に並ぶ。

特別お腹がすいている訳ではない。「今日はコンビニはいいかな」そう思って通り過ぎようとした足は、何故か吸い寄せられるように、いつもの焼きたてパンコーナーへ向かい、一応全ての品を眺めてから、やはりチーズベーグルを手にし、レジへと向かう。

デスクに座ったら、まずはパソコンの電源をつけ、起動している間にさっき買ったカフェラテを飲む。「今日もまずは進捗を確認して、それから記事の制作、その後はひたすらに資料作成...」頭の中でその日の業務手順を考えながら、青い画面が「ログインしていいよ」というまで、チーズベーグルをちぎりながら食べていく。

日常というのは日々が常にある、続いていく状態ということで、そこに大きな変化は期待されていない。良くいえばいつも通り、悪くいえば何の変哲もない、毎日。

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