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91 逆転の一手

本日二話目です

「どうしたんですか、もう終わりっすか?」

パワースレイブが聞いてくるが、あたしたちはいまだに決断できずにいた。

「なら、こっちから行きますよ」

そう言ってこっちに向かって突進してきた。

「さっきより早い、てか足が上がってない!?」

「当たり前じゃないですか。あんなに動の遅かったらダメダメですからね。足に車輪を付けてるんですよ」

確かに言葉道理車輪が付いていた。あたしたちはその場から離れ突進をかわした。

「あは、かわされてしまった」

その場回転してこちらに指先を向ける。

「じゃあ次はこれで♪」

「みんな逃げて!!」

指先から弾丸の雨が情け容赦なく降り注ぐ。終わった時には壁に沢山の穴、よく装置に当たらなかったと思うような有様だ。

「もう諦めたら?この科学と魔法の結晶に勝てるわけないですよ」

「科学と魔法?」

「そうです外の装甲は魔法により、劣化しないそして火に強く凍結にも強い最後に自動修復。中は科学によりロボットの内装の装置、または武器などこれが科学と魔法の結晶です」

そう言ってパワースレイブ大仰に腕を広げる。

「このパワースレイブに弱点などありません!」

発言からして、炎と水による装甲の劣化は望めないけど、留美ちゃんみたいに傷つけることはできる。




あたしは思いついた作戦を伝えた。

「一か八かの作戦よりはましですわね」

「エリナさんを危険にさらさないなら大丈夫ですわね。何とかやり直しはききます。」

「それでは行きましょう」

あたしたちは立ち上がった。

「諦めて肉塊になってくれませんか~もうめんどくさくて」

あたしはそんな言葉を無視して動く、相手の目をつぶすように炎をぶつける。

「だからそれは効きませんて、あたいには」

そう言って腕を振るってあたしを叩き潰しそうとするが紙一重でかわし続けた。

「面倒ですね、体ごとぶつけて?!」

いつに間にか下半身が凍っていることに気づいたようだ。

「なんですかこれは?」

エリスちゃんの近くにはフラウと言う氷の精霊がいた。エリスちゃんの使い魔で夏休み中に契約したしそうだ。


だがこれは動きを止める補助だ。本命は

「行きなさいポーン隊、動きを止めるのです」

久留巳ちゃんの命令により、ポーン全員がパワースレイブにくっつき動きを阻害する。

「この程度で」

無理やり武装を開こうとするが、氷とくっ付いているポーンによりそれは、叶わない。


「留美ちゃん!!」

留美ちゃんはジャンプをして

「パイルバンカー!!」

コクピット部分に大穴を開けた。

「そ、それは無駄だとさっきから」

「心配しなくても続きがあるから大丈夫よ」

留美ちゃんが腕抜き代わりにあたしの大剣を突っ込み、燃え上がらせた。

「え?ぎゃあああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーー熱い熱い熱い!!」

「外側は大丈夫でも、中はそうではないわね」

外は魔法で守られているが、中はそうではない電子部品は熱に弱いし、そして

「開けろーーー!!焼ける焼ける!!」

中は炎が直接届かなくても蒸し焼き状態だ。

パワースレイブは手足を振り回そうとするが、氷をポーンがそれを邪魔する。

これであたしたちの勝ちだ。

だが、

「絶刀、一の型」

その言葉ともに何かが振るわれる。

「え?」

パワースレイブの背中が割れ、中から人が出される。

「あんた!!」

そいつはあたしの言葉を無視して、

「調子に乗るからですよ美千留」

そう言って女を治療する。

「時間稼ぎは十分です」

そこには何か手袋をはめた、黒沢が立っていた。

「作るのに時間がかかったわ」

「それが魂どり手袋ですか」

あたしは言葉を聞きそして文字を想像して血の気が引いた。

「やめてーーー!!」

あたしは装置に走ろうとしたが

「絶刀、一の型」

その言葉と同時に何かが振るわれ地面が裂ける、私はそれで生じた余波で吹っ飛ばされる。

そして黒沢の手が結城の体の中に埋まり出てくる。そこには黒く丸いものが握られていた。

「うそ」

「これで完成です」

そして装置にに入れられた。

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