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日常です

時系列的には湯野に男だとばれた直ぐ後ぐらいです。

「ちょっと待って留美!!」

俺は今自分の部屋のベットに居るのだが

「ぺろぺろ」

俺は上半身裸にされ、留美に体をなめられている。

「おい留美」

ちなみに今はアムド化状態で女なんだがこのままじゃ集中力が切れて男に戻っちまう。それ以前に俺の理性のほうも限界が。

「馬鹿、耳をしゃぶるな!!」

俺は口調も気にせず叫ぶ。ちなみに留美は目がハートになっており、しかも犬耳と尻尾が出ている。

俺がこうなったのは五時間ぐらいまで戻らなきゃいけない。





「ねえ、結城あんたも触ってみなさいよ。すごく触り心地がいいよ」

そう言って留美の耳と尻尾をいじくり回している雪菜。今は夜の休み時間だ。狼男の血が混ざっている留美は満月の夜はこうして耳と尻尾がでるのだ。

「ん~~~~」

顔が緩んでいて尻尾がパタパタと振っている。

「その辺にしておけよ」

「私なら大丈夫ですよ結城さん」

そう言って留美が言うのだが

「大丈夫なの?」

俺が聞くと

「大丈夫です。撫でられるのは好きですから」

その言葉に周りの女子が反応する。

「留美ちゃんあたしにも触らせて!!」

「私も!!」

「あたしも!!」

と次々と女子が留美に群がっていく。他の女子も触りたくって仕方なかったようだ。

「キャーすごい何この手触り!!」

「モフモフしてるー」

「お持ち帰りしたい!!」

なんとも好評なようだ。

「ちょっとみんな順番に」

留美がそう言うが一度火がつくと止まらない。そこで救いの手が差し伸べられる。    

授業開始の合図だ。

「撫で回された」

ぐったりとしている留美に

「ご苦労様」

それと同時に耳をさりげなく撫でる。実は俺も気になっていたのだ。

「ひゃっう」

留美は体をぴくんとさせてが俺は気にせず席に着いた。俺は気づくべきだったここで留美の変化に。






授業が終わって留美の様子が少し変だった。顔が少し真っ赤で風邪を引いているようになっていた。

「大丈夫か?」

俺が聞くと

「多分大丈夫」

留美がそう答えたが

「あたしの部屋に風邪薬があるからあげようか?」

「…それじゃ貰います」

そう言って俺たちは教室で別れ、自分達の部屋に帰った。



「ああ~」

雪菜が声を上げる。

「どうした?」

俺が聞くと

「教室に忘れ物したから取ってくる。風邪薬はここに置いとくから留美ちゃんに渡しといて」

そう言って雪菜はドアを開けて走っていった。

それから少し経って留美が来た。俺はアムド化して女の姿になる。

俺がドアを開けて留美を招いた。

「待ってて、風邪薬渡すから」

俺は終始無言の留美を不審に思いながらも留美に薬を渡した。

「これが風邪ぐうっわ!!」

俺は留美に引っ張られベットに押し倒される。

「留美?」

留美は俺の首に顔を押し付けて匂いを嗅ぎ、舐め始める!?

「ななな?!」

俺は言葉にならない声をあげ、逃げ出そうしたが満月の時の留美に腕力にかなわず押し倒されたままだ。

そして冒頭に戻る。




「ちょ!?」

ついに俺はアムド化解けてしまった。留美は体を俺に押し付けるようにしてくる。

まずいまずい!!俺の中で何かが薄れていく感じがする、それは理性だ。

(ああ、もうだめだ)

俺は内心あきらめて流れに任せそうになた時、ドアが開く雪菜だ。

「雪菜頼むどうにかしてくれ!!」

俺の叫び聞いて雪菜は留美の首に手刀入れて気絶させた。

俺は素早く服を着てアムド化する。

「ありが…と…う、雪菜?」

俺が俺を言おうとするとにこやかな雪菜がいた。

「何があったのかお・し・え・て」

俺は質問と言う名尋問を受けた。




「私にも何でそうなったか分からない」

俺はすべてありのままに雪菜に話した。

「ん~」

雪菜は腕を組んで頭を傾げていた。

「祥子さんに聞いてみるか」

祥子さんに聞いてみた結果



「それは発情したのよ」

「「発情??」」

俺と雪菜は聞き返した。

「そう、耳とか尻尾を触ったことで何らかのスイッチが入ってしまっただと思われるわ。動物でも耳と噛んだりするでしょ。それと一緒」

「でも、なんで女状態の俺が襲われたのかが分かりません」

俺が聞くと

「ボウヤ直前まで男だったでしょ」

「え?はいそうですか」

「匂いなんて直ぐに消えないものよ。服についていた匂いと部屋の男の匂いを嗅いだことで完璧に襲う状態になったんでしょうね。」

そう言って祥子さんは木の実を一つ投げる。

「これは?」

雪菜は木の実を受け取って聞く

「発情を抑える木の実よ。これからは無闇やたらに耳とかは触らないことね」




俺たちは木の実を留美に食べさせ戻した。幸いなことにあのときの記憶は留美には無いようだ。良かった良かった。




そして校則には無暗に人の耳を触ってはいけないと校則に付け足された。




感想など待ってます。

本当に感想ください。批判でも良いんで!!


ごめんなさいナンバリングが間違っていたので直しました。

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