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今回はサブタイトルなしです。

「何であんたがここに?」

俺が聞くと

「遠山君を殺そうと思ったが、逃げられてしまってね」

俺は黒沢を鋭く睨みつけ

「あんた何者?」

「ここは誤魔化してあまり良いことはないので、魔王開発機関の一員とでも言いましょう」

隙が有れば何かしようと思ったけど隙が無い。

「俺たちをどうする?」

「そうですね、遠山君は殺します。あなたは捕獲します。そこにいるお嬢さんはお嬢さん次第かな」

「なぜ俺を?」

俺が確認のために聞いた。まあだいたい予想はついているが。

「あなたに魔王の力が封印されてるからですよ!!」

苛立ちげに叫ぶ黒沢

「まったく、私たちが何度も魔王を復活させようとしても邪魔をする」

「何度もだと?」

「ええ、そうですとも」

大仰に腕を広げて話し始めた。

「ことの始まりは八年前です。私たちの仲間の一人が黒い魔具を持っているものを発見して魔王が復活したことが分かりました。ですが!!身体情報もなく結城と言う名前だけでしたので探せませんでした。しかしある時ある高校にその魔王がいると言う情報が入りましてね」

「まさか!!」

俺が驚いたように声を上げた。

「そうです!!あなたが通うことになった高校です。そして私たちはその高校にある仕掛けをしました。それは時間になるとクラックが開く魔法です。」

「てめぇらだったのか!!あれでどれだけのけが人が!!」

呆れたような顔を向け。

「魔王を見つけるための必要な犠牲でしたから」

俺は一気に頭に血が昇る。

「お前は命をなんだと思ってるんだ!!」

「まあ、それでもその時の成果は魔法が使える男がいることしか分かりませんでした。私たちは神来 雪菜が魔王と仮定して能力を抑えてるんではないかと思い。クリムゾンドラゴンに狂乱の魔法を掛けて試しました」

そこで大きく笑みを浮かべ。

「そこで神崎 結城と言う黒い魔法少女を知りました。そう彼女こそが魔王だったのです。いや彼でしょうか?まあ、いいわ。そこで魔王に覚醒するには強い感情が必要だと示されていたので色々仕掛けさせてもらいました。」

俺はその言葉で色々な辻褄が合いそうになった。

「じゃあ、エリー時やあの狼牙の奴らを呼んだのも」

「あのハイエルフの時に関しては情報だけ与え、狼牙のほうはクラックを開けたのは」

俺はその言葉に一気に血が昇った。

「あんたがエリーを!!」

「あら、守らなかったのはあなたじゃない。私たちは関係無いわ」

俺はきつく拳を握りしめた。

「それで見れたのは魔王の片鱗とその魔王が男だってこと…………それで私たちは魔王が順調に復活すると思ったの。だけどしなかった。普通は魔王の能力を使うと一気に精神が魔王に染まるずなんだけどならなかった」


「そしてある一つの仮定にたどり着いたの。あなたの魂が魔王を封印してるのではないかってね。それで新たな計画を」

「それは結城先輩の魂を取り出すものですか」

エリナがいきなりそこで口を挟んだ。

「ほお、それをどこで?」

エリナは黒沢を睨みながら

「ここに置いてあった実験資料を見て」

「エリナそれってさっきの?」

「そこに結城先輩の名前もあと魔王のことも書いてありました」

エリナは目をそらした。

「ごめんなさい結城先輩、黙ってて」

「構わない」

俺はそう言ってエリナに答えてやった。

「まあ、こんな具合ですかね」

「最後に一つ聞いていいか?」

俺が拳の構えを解いて聞く。

「なんですか?」

「お前らの目的は?」

「お答えしましょう。簡単に言えば復讐ですね」

「復讐?」

「ええ、そうです」


黒沢の過去は驚くべき物だった。





感想などくれたらうれしいです。

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