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74 夜中の森で

久しぶりの投稿です。

待たせてすいません

俺は今部屋で一人でいるのだが…

「眠れない」

俺はなかなか寝付けずにいた。なんだかんだで、興奮して眠れないのもあるが、久しぶりに一人で寝るのが何かと落ち着か無かったのだ。

まあ、今まで誰かが一緒に居たのだが急にいなくなって寂しくなってしまったのだろうか?自分でも以外だ。

丁度その時ケータイが鳴った。メールだ。

相手は…エリナだ。

『話したいことがあります。今から外に出られますか?』

書いてあったのはそれだけだった。

「…まず、起きてるか確認してくれよ」

俺はそう言って靴を持って二階から飛び降りた。




ちなみに今回は靴を二足持ってます。何故かって、砂浜のときのビーチサンダルと普通の靴です。普通の靴はバックの中に入ってます。





俺が二階から飛び降りるとエリナが待っていた。

「話って?」

俺が聞くと

「ここじゃなくて、あそこで」

エリナが指差したのは森だった。

「分かった」

俺はエリナの後について行った。




「ここなら良いです」

そう言ってエリナは歩みを止めた。

「んで話って?」

「結城先輩」

そう言ってエリナ振返った。

「私…結城先輩のことが好きです」

俺は驚いてしまった。何か前振りみたいなものが有ると思っていたからだ。

「エリナ」

俺が喋りだす前に遮ってエリナが喋りだす。

「大丈夫です。湯野先輩とリーゼに聞きましたから」

そう言って目を逸らす。

「ちゃんと伝えておきたくて」

「…分かった」

それでも俺のわがままに付き合わされているのだから言わなきゃいけないことがある。

これは俺なりの誠意である。

「エリナ、俺のわがままにつき合わせてごめん。待たせることになると思う」

俺の言葉に静かにエリナが頷く。

「それじゃ」

と俺が別荘に帰ろうとした時エリナが

「待って!結城」

エリナの目が鋭くなった。

「何かおかしくない、ほらあそこ」

エリナが指したところは俺が昼間人払いの魔方陣を見つけた森の奥の崖だ。

「私確かめてくる」

そう言ってエリナが森の奥に走って行った。

「おい、待ってエリナ!!」

いくらめんどくさがりでも、女の子一人こんな自分を好きだ何って言ってくれた女の子を一人で行かせるわけには行かない。

俺は急いでエリナの後を追った。







「エリナ!!」

俺が見たものはエリナを囲っている銀色のボール一メートルぐらいの大きさで頭と手足がくっ付いたみたいなものが二十体近くエリナを崖に追い込んでいた。俺は銀色を踏み台にしてエリナの隣に立つ。

「大丈夫かエリナ?」

俺はエリナを守るように前に出て

「オーラブレード」

俺の手からオレンジ色の西洋剣が出てくる。

「エリナ魔具は?」

「ごめん無い」

「くっそ、俺も置いてきたよ」

魔具無しで戦える時間は短い、それに攻撃も下手に受けられない。丁寧にそして素早くやるしかない。

俺が覚悟を決めて動いたと同時に銀色一体が動く。銀色は俺に近づきながら手を向けた。銀色の手から針が飛んで来たが、俺は針をオーラブレードで針を飛ばし首を斬る。頭は空中に飛んだ。

次の銀色は手のひらから剣が出てきた。

「そんななまくらで!!」

俺は剣と一緒に首を斬る。

次の一体は手のひらから弾が出そうだったので距離を詰め腕を斬り飛ばし、そして縦に一刀両断。

「これで終わり!!」

俺はまだいる銀色に向かって

「かかってこい」

俺の言葉に反応したのか銀色が全部動き出す。










「これでラスト!!」

俺は最後の銀色の胸をオーラブレードで突き刺した。

「大丈夫結城?」

エリナが心配そうに聞いてくる。

「ハァハァ、ああ」

その瞬間背後で爆発音

「なっ!!」

スクラップになった銀色が次々と爆発していく。

エリナの近くにも銀色が

「エリナ!!」

俺の体を盾にして爆発から守ったが、爆発に耐え切れなくなったのか崖が崩れた。

俺とエリナは海に真っ逆さまに落ちた。

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