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62 狼牙襲来

「この小娘ただの小娘じゃないな」

いえ、性別させ違いますが

「魔法少女か・・・気を引き締めてかかれ」

そう言ってリーダー格の狗牙がそう言ったことにより俺に注目が集まる。まあ、これで一般人は逃げられるはずだ。

俺は背中からもう一本剣を抜き、二刀流になった。狗牙の一匹が考えなしにつっ込んできた。

俺は振るってきた爪を剣で止め、もう一本で腕を切り落とし爪を受け止めていた剣で首を落とした。

「三人で掛かれ!!」

そう言ってリーダー格の狗牙が命令して、俺を襲わせた。速いが大雑把で直線的な動きだったので剣で二匹の動きを止めた。だが三匹目は動きを止められず俺の胸に向かって爪を突き刺そうとした。相手の狗牙も殺したと思ったが手ごたえがなく爪が突き刺さってる部分を見ると紅い鎧が召喚してあった。それを見ているうちに三匹の首を飛ばした。

これは紅い鎧を部分的に召喚することが修行中できるようになったのだ。魔力の消耗を避けるため修行中に編み出したものだ。

「これで終わり?」

俺が馬鹿にしたように聞くと相手は殺気を籠めたまなざしを向ける。

「結城、避難は終わらせたよ」

そう言って湯野が後ろから話しかけてきた。

「二人で殲滅するよ」

俺がそう言って武器を構えたすると後ろから声が上がる。

「おいおい、こんな小娘に何なめられてんの?」

狗牙の後ろには狼牙がいた。全身の毛の色が血の色のように染まっており、手には何かつかまれておりフライドチキンのように食っていた。それがなんだか分かると俺は吐きそうになる。それは人の足だった。たぶん女性の。

「その足どうした?」

俺が静かに聞いた。

「ああ、これか。これは森中歩いてたら逃げてきた女がいたもんで引きちぎって持ってきた」

なんでもなかったようにこいつはそう言った。

「その声!!」

湯野は声を荒げて叫んだ。

「どうした?」

「あいつは両親の仇」

狼牙は不思議そうに見てきた。

「仇?おかしいな会ってきた人間は全員死んだと思ったんだが」

「数年前、あんたはあたしの両親をだまし、殺したのよ!!」

そう言って湯野は叫んだ。

「ん~~数年前、ああ、あのときの俺たちのことを信じて家に入れた馬鹿な人間がいたな」

「殺してやる!!」

湯野はそう言ってファングとミニガンを構えた。

「待て!!湯野」

俺は湯野に声を掛けたが無駄だった。

「フルバースト!!」

その掛け声とともにファングとミニガンから一斉射撃される。それのせいで土ぼこりが舞い視界が遮られる。

一通りぶっ放して落ち着いたのか湯野が止まった。

「ハァハァハァ、これでどうよ?」

湯野の言葉に

「まだ足りないね。俺を殺したいんだったら」

さっきの狼牙だ!!その言葉とともに圧力が増える。

「湯野、避けろ!!」

俺は言葉とともに湯野を突き飛ばした。その瞬間俺は吹っ飛ばされていた。




                       湯野視点

あたしは結城に突き飛ばされた次の瞬間結城はいなくて代わりにさっきの狼牙がいた。

「結城?」

あたしの呟きに

「彼女なら吹っ飛んだよ。まあ死んだんじゃないの」

そう言ってあたしを見た。あたしは結城の死亡勧告を気にしている余裕はなかった。

「次は君の番だ」

そう言って血に染まった爪をあたしに引き裂こうとした。

「ファング!!」

あたしはファングに命令して、爪を止め転がりながら距離を取った。

「死になさい!!」

あたしはファングとミニガンで一斉射撃をした。

「これで」

「死ぬと思うの?」

その言葉の瞬間ファングがすべて破壊され、一気に距離をつめられミニガンが爪で破壊された。

「な?!」

あたしが驚いて動けなくなってしまった。

「それじゃバイバイ」

そう言って爪が振り下ろされる瞬間

「吹っ飛べーーーー!!」

その言葉とともに紅い鎧が狼牙にパンチを顔面に入れていた。

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